2021年（令和2年）2月24日は、iOS、Android、PC（DMM GAMES）対応ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』（以下、『ウマ娘』）が配信開始された日。本日で1周年を迎えた。
『ウマ娘』は、サイゲームスより配信中の育成シミュレーションゲーム。2016年の発表以来、クロスメディアコンテンツとして展開しており、すでにアニメやコミック、CDを始めとしたグッズ、リアルイベントなど、さまざまなメディアで人気を博している。
その最大の特徴は、実在した競走馬をモチーフに美少女“ウマ娘”化されたキャラクターと、史実のさまざまなエピソードを盛り込んだ奥深い設定、ストーリーである。前者によって、競馬も知らないライト層をも惹き付けつつ、後者で競馬ファンや、『ウマ娘』にハマったファンをさらにのめり込ませる仕組みになっているのだ。“広く、深い”この構図は、IPとしてはまさに理想的なものと言えよう。
加えてゲーム版では、1プレイ30～60分程度で遊べる“育成”モードを軸にしっかりとしたゲーム性やストーリーが楽しめるようになっている。内容をざっくりまとめると、トレーニングをこなして担当ウマ娘の能力を上げながら、“目標”に設定されたものなどさまざまなレースに出走し、最終目標の達成を目指すというもの。
プレイするウマ娘ごとに異なるストーリーが用意されているうえ、トレーニングの成功率や一部イベントの発生などのランダム要素、過去に育成したウマ娘の能力やスキルを受け継げる“継承”、トレーニング効果や初期能力の上乗せ、イベントの発生などさまざまな効果をもたらす“サポートカード”といった要素も。そのため、プレイごとに違う感覚を楽しめる。
レース後には“ウイニングライブ”という、アイドルのライブのようなものも用意されている。一度観た楽曲は、“ライブシアター”というモードでキャラクターの配置や衣装を変更していつでもリプレイ可能。なんと、配置するウマ娘によって歌唱者や歌割りが変わるものも（ユニット曲、全体曲では多くのウマ娘が歌割り変更に対応している）。さらに驚くべきはグラフィックのクオリティー。楽曲によっては10名以上のウマ娘がステージ上で動いているのに、モーションは超スムーズなのだ。歌を知らなくても、このアニメーションは一見の価値ありである。
運営型ゲームの特徴でもある、不定期開催のイベントや、PvP（対人戦）が楽しめるエンドコンテンツも充実している。とくに、毎月開催されている“チャンピオンズミーティング”というレースイベントでは、特定の条件で行われるレースで、他のプレイヤーと覇を競えるとあって、多くの強豪プレイヤーが盛り上がっているようだ。なお、通常開催のレースモード（競技場）では細かくランク分けがなされており、身の丈に合った対戦が楽しめる。
ストーリーは、育成やイベントで展開されるもののほかに、“メインストーリー”、“ウマ娘ストーリー”といったものも用意されている。『ウマ娘』のストーリーでは恋愛要素は基本的になく、熱血スポ根系の展開がメインとなっているため、誰でも親しみやすい。このあたりも、広く受け入れられている要因なのかもしれない。
ゲームでは本日2月24日より、新たな育成シナリオやストーリーイベントが開始される。さらに、1周年を記念したさまざまなキャンペーンも実施されるので、気になる人はこの機会にゲームを始めてみるといいだろう。
