1987年にアーケードでリリースされた第1作『ストリートファイター』。第2作である『ストリートファイターII』で対戦格闘ゲームのブームを巻き起こした本シリーズが、2022年で祝35周年を迎える。
それを記念し、東京アニメセンターin DNP PLAZA SHIBUYAにて、“『ストリートファイター』俺より強いやつらの世界展”が開催! 本日(2022年2月9日)には、メディア向けに先行体験会が開催された。
本稿では、『ストリートファイター』大好きライターが取材に行った模様をリポート。ここでしか観られない貴重な展示物をご紹介しよう。
ラウンドワン! ファイ!
『ストリートファイター』誕生の歴史がここに!
会場には、おもに『ストリートファイターII』シリーズに登場するファイターの設定資料やイラストが数多く展示されていた。ゲームの販促などで使用された見覚えのあるイラストの原画なども並び、非常に見応えのある内容になっている。
当時イラストや設定資料を手掛けたイラストレーターの名前もあわせて表示されており、どの方がどのイラストを描いたのか、見比べるのも楽しい。
展示コーナーで閲覧できるイラストの数々。『ストリートファイターII』シリーズの12キャラクターに加え、『ストリートファイターZERO』シリーズで初登場し、人気の高いキャラクター“さくら”のイラスト等も並んでいた。
開発資料のコーナーには、ふだんは絶対お目にかかれない、当時のゲーム開発を想像させる数々の資料がズラリ。キャラクターの必殺技のモーション、ステージの背景、ミニゲームの設定などが閲覧可能だ。
とくに、第1作である『ストリートファイター』の開発資料は激レアな内容! アナログな環境で書かれた手書きの資料が多く、非常に見ごたえがある。
そのほか、シリーズタイトルのビジュアルを展示するコーナーも。隅から隅まで観れば、『ストリートファイター』シリーズがどのように誕生したのかを垣間見ることができそうだ。
波動拳を撃ってクルマを破壊しよう!
展示会には、『ストリートファイターII』の名物だった、ボーナスステージのクルマ破壊が体験できるアトラクションも。画面の前に立って波動拳のポーズすると、画面に波動拳が出現してクルマを攻撃! 指定の時間内にクルマを全壊させられればクリアーとなる。
波動拳のほか、ソニックブームやヨガファイアーが出現する隠しコマンドもある模様。筆者はソニックブームは出せたがヨガファイアーはそれっぽいポーズ(ダルシムがヨガファイアーを撃つときのポーズ)を取っても出すことはできなかった。
プレイする人がいるなら、ぜひ波動拳以外の必殺技も試してみてほしい。
ファイターに負けて“負け顔”を披露しよう!
展示会場の外にある物販スペースにある筐体では、ファイターに自分の顔を合成し、“負け顔”を披露できるゲームも設置されていた。自分が選んだファイターに自分の顔を合成し、『ストリートファイターII』に自分の負け顔を表示させられるというユニークなゲームになっている。
2Dドットのファイターに違和感なくプレイヤーの顔が合成され、一度は試してみたくなる魅力を秘めたアトラクションだ。聞くところによると、このアトラクションは本展示会のためだけに作られたとのこと。ベガも脱帽のこだわりだ。
レアグッズが満載の物販にも寄っていって
展示会場の外には、『ストリートファイター』シリーズや今回の35周年記念グッズも販売されている。なかには、過去作品のビジュアルの複製画も販売。販売されているグッズは公式サイトに掲載されているので、こちらもチェックしてほしい。
『ストリートファイター』シリーズの35年の軌跡を存分に体感できる“『ストリートファイター』俺より強いやつらの世界展”。会場には、対戦格闘ゲーム金字塔でもあるシリーズの元祖を作り上げてきたイラストや資料がふんだんに展示されていた。
シリーズのファンなら、この展示会を見ずにはいられないはず! 感染症予防対策は万全に、ぜひ、会場まで足を運んでほしい。
ユーウィン!
開催概要
- 名称:ストリートファイター「俺より強いやつらの世界展」
- 会期:2022年2月10日(木)~3月27日(日)
- 休館日:なし
- 時間:11時00分~20時30分(最終入場は20時まで)
※3月27日(日)は17時終了(最終入場は16時半まで)
- 会場:東京アニメセンター(東京都渋谷区神南町1丁目21-3 渋谷MODI 2F)
- 主催:大日本印刷、西日本新聞イベントサービス
- 共催:シャドルー格闘家研究所
- 企画制作:西日本新聞イベントサービス
- 特別協力:カプコン
- 観覧料:観覧料:1500円(小学生以下無料)