2022年2月3日、任天堂は、2022年3月期第3四半期の決算短信および決算資料を公式サイトにて公開した。

 資料によると、FY22/Q1-Q3連結業績(実績)の売上高は、前年同期比6.0%減の1兆3202億円、営業利益は9.3%減の4725億円、経常利益は2.7%減の5137億円、四半期純利益は2.5%減の3673億円となっている。

 そのうち、ゲーム専用機ビジネス(ハード、ソフトウェアなど)の売上高は、前年同期比6.1%減の1兆2782億円となっているが、これは前年の『あつまれ どうぶつの森』がセールスを牽引していた時期と比較しての結果で、第3四半期の売上高全体としては過去3番目に高い水準とのこと。

 なお、通期の業績予想について、前回(2021年11月4日公表)の数字から上方修正。売上高を1兆6500億円(3.1 %増)、営業利益を5600億円(7.7 %増)としている。ハードのセールス予想については、半導体部品などの供給不足による生産への影響を受けて当初予想の2400万台から4.2%減の2300万台としたが、その一方でソフトウェアについては初予想の2億本から10%増の2億2000万本に修正。ソフトセールスの好調ぶりがうかがえる値となった。

 第3四半期のトピックスとしては、2021年10月に発売したニンテンドースイッチの有機ELモデルが世界の各地域で好調な販売を記録していることや、2021年10月発売の『マリオパーティ スーパースターズ』が世界累計543万本販売、2021年11月発売の『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』が世界累計1397万本販売と、それぞれ好調な滑り出しとなっていることなどが挙げられている。

 ニンテンドースイッチでは、2022年1月28日にアクションとRPGが融合した、『ポケットモンスター』シリーズ最新作である『Pokemon LEGENDS アルセウス』が発売されたばかり。3月25日には『星のカービィ』の本編シリーズ最新作である『星のカービィ ディスカバリー』などの発売が予定されている。

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