ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が、アクションシューティングゲーム『Destiny』シリーズなどで知られるゲームスタジオBungieを傘下に加えたことを発表した。買収額は36億ドル(約4140億円)とされている。
Bungieは、かつてFPS『Halo』シリーズを生み出し、また近年では『Destiny』シリーズを開発・運営するなど、FPSなどのアクションシューティングゲームを得意とするシアトル近郊の大型ゲームスタジオ。2000年よりマイクロソフト傘下となり、その後2007年に再独立していたが、今回ふたたびプラットフォームメーカーの傘下に加わる形となった。
なおBungieが公開した記事によるとマルチプラットフォームに開発・運営中の『Destiny 2』については、現行で提供されているプラットフォームにはそのまま提供され、さらに新しいプラットフォームへの対応も行う模様。
またBungieはパブリッシング面やクリエイティブ面での独立性を維持し、引き続き「どこでも同じゲーム」を楽しめると明言。2月23日配信予定の最新エクスパンション“漆黒の女王”(Witch Queen)についても、独占コンテンツなどはないとされている。
Bungie has limitless potential to unite friends around the world.
We have found a partner in PlayStation that shar… https://t.co/stbNMexuXM
— Bungie (@Bungie)
2022-02-01 03:05:42
ゲーム業界では今年1月だけでも既にマイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収やテイクツー・インタラクティブによるZynga買収などが発表。開発力やIPの確保をめぐる大型の再編が続いている。