全国に散らばる超高校級の生徒が集い、コロシアイを展開!
2017年(平成29年)1月12日は、プレイステーション4、プレイステーション Vita用『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』が発売された日。
『ダンガンロンパ』シリーズのナンバリング3作目。便宜上、2016年に放送されたアニメ作品『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』を『3』、ゲームを『V3』としています。アニメといえば、ゲームの発表と同じタイミングだったので、驚いたファンは多いはず。しかも 、“未来編”と“絶望編”というふたつの物語が同時期に放送されることがわかり、大いに盛り上がりました。
さて、『V3』に話を戻しましょう。ユーザーにとって、シリーズの途中からプレイする場合は「先に過去作をプレイしておいたほうがいいのか」という疑問があると思います。本作の場合は『2』から舞台とキャラクターを一新しているものの、過去作もしっかりプレイしてから遊ぶことを個人的にはオススメします。い、言えるのはここまで……。
ストーリーの舞台となるのは、学園長を自称する謎のぬいぐるみ・モノクマと、その子どもたちのモノクマーズが支配する才囚学園。そこに政府が実施する奨励制度“ギフテッド制度”に認定され、“超高校級”という称号を与えられた学生たちが監禁されて、コロシアイを強いられるというものになっています。
モノクマーズは5人いますが、女の子のモノファニーを含めてすべて山寺宏一さんが演じているのが特徴。山寺さんの多芸を堪能できます。
超高校級の才能を持つキャラクターたちは過去作に負けず劣らず個性的な人物ばかり。とくに、2016年に行われた舞台『ダンガンロンパ THE STAGE ~希望の学園と絶望の高校生~』で江ノ島盾子を見事に演じた神田沙也加さんが、超高校級のピアニストである赤松楓の声を担当したことでも話題に。神田さんは残念ながら2021年12月18日に亡くなられましたが、作品は永遠に残るので、ぜひその芝居を聞いてみてほしいです。
なお、自分はキャラクターの中だと、超高校級のテニス選手・星竜馬が好きです。外見は小さくてかわいいのに、ボイスは大塚明夫さんで渋くて格好いいんですよね。
シモネタばっかり言う入間美兎や、とらえどころのない性格の王馬小吉などもいいキャラクターです。みんな大好き。
殺人事件が起きるとリアルタイムで発言がなされていく“ノンストップ議論”で矛盾を論破して裁判を進め、犯人を明かしていくというのはシリーズでおなじみのシステム。さらに『V3』はあえて嘘の証言をすることで議論を進める“偽証”があったり、好き勝手に喋るメンバーの発言の中から矛盾を見つける“パニック議論”などが追加。頭のキレる人物からにぎやかしのメンバーまで、全員で学級裁判に参加している雰囲気が出ています。
また、学級裁判中にスポットが当たった人物が前に出てきたり、意見が異なるふたつの陣営が分かれて議論をぶつけ合う“議論スクラム”が導入されたりと、演出も派手に進化しています。
クライマックスから結末に関しては、ファンの間でも物議を醸すような展開でした。単純によかった、よくなかったで語れるものでもないと思うので、ぜひプレイして制作者のメッセージについて考えてみてほしいです。
本作は現在、PC(Steam)とNintendo Switch(ダウンロード専売)でも発売中です。Nintendo Switchはナンバリング3作とミニゲームを収録したパッケージ版『ダンガンロンパ トリロジーパック+ハッピーダンガンロンパS 超高校級の南国サイコロ合宿』もあります。前述の通り、シリーズを通してプレイするのがオススメなので、これまで『ダンガンロンパ』に触れてこなかった人はナンバリングを一気に遊べるこちらをチェックしてみてください!
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