2021年12月7日、いよいよ『ファイナルファンタジーXIV』(以下、FFXIV)の4番目の拡張パッケージである『暁月のフィナーレ』が発売となる(予約済みのプレイヤーを対象としたアーリーアクセスは12月3日予定)。『FFXIV』にとっては、約2年半ぶりの拡張パッケージの“お祭り”だ。いまから準備万端で開幕を待ちわびている“光の戦士たち(=プレイヤー)”も多いことだろう。

 とくに今回の『暁月のフィナーレ』は、単にレベルキャップ開放や新たな物語、新たなジョブ、新たなコンテンツが導入されるというだけではない。“新生”という前代未聞の再始動を成功させた『FFXIV』の8年以上の歩みにおいて、まさに“特別な”拡張パッケージとなる。

 そこでこの記事ではまず、『暁月のフィナーレ』のどのような部分が“特別”なのかを解説。つづいてその世界をより多くの人に体験してもらうため、何らかの事情で現在休止しているプレイヤーに向けて、スムーズに『FFXIV』の世界に復帰するためのガイドをお届けしよう。なお『FFXIV』を未体験の方は、ぜひ本記事の前にこちらの記事をチェック。『FFXIV』がいま盛り上がりを見せる理由や、著名人のコメントをもとにした『FFXIV』の多彩な楽しみ方の紹介、そして無料のフリートライアルについて解説しているので参照してほしい。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!
本記事は、スクウェア・エニックスの提供でお送りします。
『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』(PC)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ コレクターズエディション』(PC)の購入はこちら (Amazon.co.jp)

『暁月のフィナーレ』はなぜ“特別な”拡張パッケージなのか?

 『暁月のフィナーレ』が特別な理由……そのひとつめは、壮大な物語のエンディングが描かれることだ。もちろん、これまでの『FFXIV』の物語では、拡張パッケージなどの大きな節目ごとにエンディングが描かれてきた。だがそれらはあくまで、『新生エオルゼア』や『蒼天のイシュガルド』といったエピソードごとのエンディングであり、『FFXIV』全体の物語としては、大きなひとつの物語が約8年間にわたり続いてきたと言える。その大きな物語とは、惑星ハイデリンをめぐる“星と命の物語”であり、現在は“ハイデリン・ゾディアーク編”と名付けられているものだ。そして、『暁月のフィナーレ』では、この“ハイデリン・ゾディアーク編”がついに完結。それまでのメインストーリーでの数々の謎が明かされると名言されている。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 なお、完結の兆候はすでに前回の拡張パッケージである『漆黒のヴィランズ』からあり、そこでは多くの驚くべき真実が明かされた。プレイヤーを導いてきた星の声“ハイデリン”や、それと対をなす存在である“ゾディアーク”の正体。そしてゾディアークの使徒である“アシエン”に関する真実。『暁月のフィナーレ』ではそれらの真実を踏まえ、さらなる謎が明らかになるとともに、大きなひとつの物語の“フィナーレ”が描かれる。

 ゾディアークが追放されたと言われる“月”には何があるのか? 混迷をきわめるガレマール帝国との戦いの結末は? いままで描かれてこなかった遠方の都市の状況は? そして迫りくる“終末”に光の戦士(=プレイヤー)はどう立ち向かうのか? そのすべてに決着がつく拡張パッケージだけに、これまで一度でも『FFXIV』に触れたことがある人なら、ぜひそのエンディングを見届けてほしい。

 なお、誤解のないように補足すると、『FFXIV』の物語自体はこれで終わりでない。これからもまだまだ続く予定だが、そこで描かれるエピソードは、これまでとはまったく異なるものになるだろう。その意味でも、全世界的なMMORPGとなった『FFXIV』のひとつの節目を皆と共有することは、まさに“特別な”体験となるはずだ。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

『FFXIV』ならではのRPG体験を、ぜひ多くの人に味わってほしい

 さらに、『暁月のフィナーレ』が特別な理由はもうひとつある。それはこの拡張パッケージが“唯一無二のRPG体験”になるであろうということだ。まず一般的に、キャラクターを自由にクリエイトできるタイプのRPGでは、ふたつのタイプのいずれかで物語が語られることが多い。

 ひとつは、あくまで主人公=プレイヤー自身として、主人公にプレイヤーの意志に反した行動をさせないことを重視するタイプ。その結果、ときには主人公が“物語の傍観者”となってしまうこともある。もうひとつは、“物語としてのドラマ性”を重視した結果、プレイヤーの意志に関わらず主人公が一定の個性を持つタイプだ。こちらは主人公に自由なリアクションをさせられる反面、主人公=プレイヤー自身であるという感覚は薄くなる。

 なかでもオンラインRPGでよく見かけるのは前者のタイプだろう。『FFXIV』についても、『新生エオルゼア』の時点では、主人公=プレイヤーが傍観者的な立ち位置となる場面も多々あった。だが『蒼天のイシュガルド』以降、『FFXIV』のRPG体験はまさに文字通り“進化”を遂げていく。

 まるでロードムービーのような仲間との旅を感動とともに描ききった『蒼天のイシュガルド』。未知の土地での冒険や戦争にまつわるさまざまなドラマ、ライバルとなる存在との戦いを描いた『紅蓮のリベレーター』。そして『漆黒のヴィランズ』におけるRPG体験は、ついに上記2タイプのRPG体験の融合を果たした。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 そこではプレイヤー自身が当事者としてしっかり物語に関わりつつ、ほかの登場人物のエピソードを含めた激動のドラマを体験することが可能になっている。それは従来のオンラインRPGや、スタンドアローンのRPGのいずれとも異なる、『FFXIV』独自の体験だ。そして『暁月のフィナーレ』では、“その体験の進化形”を、さらなるボリュームで楽しめることが予想される。これは『FFXIV』ファンのみならず、RPGファン全般にとっても注目すべき物語となるはずだ。

 だからこそ、かつて一度でも『FFXIV』をプレイしていた方なら、この『暁月のフィナーレ』をぜひ体験してほしい。リアルでの忙しさなど、休止している方の理由はさまざまだろうが、現在の『FFXIV』の楽しみ方の幅はかつてとは比べられないくらい広くなっている。初期よりも、さまざまなプレイスタイル・ライフスタイルにあった楽しみ方を見出だせると言っていいだろう。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 ちなみに現在の『FFXIV』の豊富なコンテンツを、かなり大雑把に大別すると、以下の3つとなる。

物語

 まずは物語。メインストーリーを軸に無数のサブストーリーが存在し、先述のように『FFXIV』ならではの物語体験が堪能できる。メインストーリー以外にも “クリスタルタワー”のようなアライアンスレイド、“大迷宮バハムート”のようなレイドでは、メインストーリーに絡む重要な物語が描かれることも。

バトル

 『FFXIV』にはメインストーリーに絡んだダンジョンや討伐・討滅戦、24人で挑むアライアンスレイドなど多数のバトルがあるが、特筆すべきはレイドに代表される高難易度バトルコンテンツ。挑むにはパーティメンバーとのしっかりしたコミュニケーションが必要なものの、何度も何度も挑戦したあとにクリアしたときの達成感は唯一無二のものだ。

遊び・生活

 トリプルトライアドやドマ式麻雀を筆頭としたゴールドソーサーでのミニゲームや、自宅を自由に装飾できるハウジング、アイテムを採集・製作するギャザラー・クラフターなど、現在の『FFXIV』は物語・バトル以外の要素の厚みも非常に増している。プレイ人口が非常に増加したいま、こちらをメインにプレイしている人も少なくない。

 ……と、大きく分けて3つの楽しみ方がある『FFXIV』。『暁月のフィナーレ』でも新たなバトルコンテンツとして、レイド“万魔殿パンデモニウム(ノーマル・零式)”や、アライアンスレイド“ミソロジー・オブ・エオルゼア”が登場したり、生活系コンテンツとして“無人島開拓”が予定されていたりと、多数の新要素が導入される。

 これからプレイする人は、まずフィナーレを迎える“ハイデリン・ゾディアーク編”の物語をじっくり堪能しつつ、上記のさまざまなコンテンツの中から自分に合ったコンテンツを楽しんでほしい。

復帰プレイヤーに知ってほしい『FFXIV』の“いま”

 それぞれがプレイしていた時期にもよるが、ひさびさに『FFXIV』に復帰するという人にとっては、以前に比べて非常に便利になった部分が多々ある。ここではその中でも3つをピックアップして紹介しよう。

1.『新生エオルゼア』エリアでフライングマウントを使用可能に

 『紅蓮のリベレーター』までをプレイしていた方にとって、非常に便利になったと感じる要素はこちらだろう。メインクエスト“究極幻想アルテマウェポン”をクリアーしていれば、以前は使用できなかったフライングマウントを『新生エオルゼア』エリアで使用可能になった。またそれとあわせ、『新生エオルゼア』のメインクエスト(パッチ2.0~2.55)も大幅に改修されている。『新生エオルゼア』の途中で休止していた人や、“新生エリア”でやり残したクエストなどがある人にとっては、以前より快適にプレイが進行できるはずだ。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

2.パーティプレイのハードルがさまざまな形で緩和

 ひさびさに復帰する人の場合、不慣れな操作でのパーティプレイに気おくれしてしまうこともあるだろう。そんなときはまず、初心者の館で基本的な要素を復習するといい。場所は西ラノシアのエールポート近く(X28.6、Y24.2)だ。ロールごとの最終訓練をクリアーすると、レベル30まで経験値が+30%になる指輪・ビギナーリングがもらえるので、未入手の人はぜひクリアしておきたい。また、各拡張パッケージでアクションが大幅に変わったジョブもある。どこのエリアでもよいので木人を活用してアクションを試すといいだろう。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!
『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 そしてレベル71以降になると、新たに“フェイスシステム”が開放。これはメインストーリー中に登場するレベル71以降のダンジョンに対し、NPCとパーティを組んで攻略できる機能だ。NPCのセリフを楽しむためにも、ダンジョンのギミックを楽しむためにも、フェイス対応ダンジョンに初めて挑む際はこのフェイスシステムを活用するのがオススメ。詳細は下記のサイトもチェックしてほしい。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 また、現在の『FFXIV』は非常に活況で、初心者の人数も非常に多い。初心者・復帰者同士でパーティを募り、コミュニケーションをとりながらダンジョンや討伐・討滅戦に挑むのも手だ。パーティ募集機能で検索したり、自分で募集を登録してメンバーを集めてみるのもいいだろう。

3.ひとつのジョブならメインクエストだけでカンスト可能&装備も入手

 初期の『FFXIV』ではメインクエストに加えてダンジョンなどでのレベル上げが必要だったが、現在はひとつのジョブだけならメインクエストを進めるだけで、物語の進行に必要なレベルに達することができる。以前プレイしていたジョブとは別のジョブをプレイしたいという人のみ、現在のメインクエストに必要なレベルまで、コンテンツルーレットなどでレベル上げすればOKだ。なお装備についても、現在はメインクエストを進める過程で、クエストの報酬として多数入手することが可能。物語を進めるだけなら、この報酬装備+メインクエストで攻略するダンジョンで入手できる装備だけで十分にプレイ可能だ。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 なお、レベル50、60、70といった節目のレベルでは、そのレベルの時点での最高アイテムレベル(IL)の装備をアラガントームストーン:詩学で交換可能。モードゥナやイディルシャイアといった街に加え、以下の“ロウェナ商会の総合ショップ”で交換できるので、足りない部位の装備はこちらで入手しよう。なお、これらのショップで交換できるのはすべて強化済みの装備となっている。改めて強化用の素材を集める必要はない。

ロウェナ商会の商人の場所一覧(カッコ内は詩学で交換できる装備のアイテムレベル)

■レベル50装備(IL110、IL130)の交換ショップ

※メインクエスト“究極幻想 アルテマウェポン”のクリアーで開放

  • リムサ・ロミンサ:下甲板層(X:9.0 Y:11.1)
  • グリダニア:新市街(X:11.9 Y:12.3)
  • ウルダハ:ナル回廊(X:9.1 Y:8.3)

■レベル60装備(IL240、IL270)の交換ショップ

※メインクエスト“蒼天のイシュガルド”のクリアーで開放

  • イシュガルド:下層(X:10.5 Y:11.8)

■レベル70装備(IL370、IL400)の交換ショップ

※メインクエスト“紅蓮のリベレーター”のクリアーで開放

  • クガネ(X:12.2 Y:10.8)
『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

復帰プレイヤーへのアドバイス

 ここからは実際に『FFXIV』に復帰するにあたっての具体的なアドバイスをお届けしよう。まずは『FFXIV』の公式サイトから“ファイナルファンタジーXIV: モグステーション”にログイン。その際はワンタイムパスワードを求められるので、登録していた人はスマートフォンのセキュリティトークンアプリか、キーホルダータイプのセキュリティトークンを準備しよう。なお、スマートフォンの機種変更などでアプリが使用できなくなっている場合、強制解除パスワードを控えてあれば、下記のサイトで入力して解除することができる。

 一方、強制解除パスワードを紛失した場合や、キーホルダータイプのセキュリティトークンを紛失した場合は、下記のページで解除を申し込もう。こちらは解除までにある程度の時間がかかる見込みだ。

 モグステーションにログインしたら、“サービス契約手続き”のページで“サービス契約状態”を確認。サービスコースの項目にある“自動契約手続き”(クレジットカードやCrystaでの支払い)か、“契約日数を追加する”(ゲームカードでの支払い)を選択しよう。あとは契約コースを選択して支払い手続きをすればOKだ。

 次に必要なパッケージだが、かつて製品版の『FFXIV』をプレイしていた方なら、『新生エオルゼア』部分のプレイは問題なくできるはず。それ以降のパッケージについては、下記のように休止タイミングとプレイするタイミングによって必要なものが異なる。

■12月7日以前にプレイしたい場合

  • 『新生エオルゼア』~『紅蓮のリベレーター』の期間(パッチ2.0~4.5)で休止した人
     →『漆黒のヴィランズ』を購入+『暁月のフィナーレ』を予約
  • 『漆黒のヴィランズ』の期間(パッチ5.0~5.4)で休止した人
     →『暁月のフィナーレ』を予約

■12月7日以降にプレイする場合

  • 休止時期に関わらず『暁月のフィナーレ』を購入すれば、すべての拡張パッケージをプレイ可能

 なお復帰とあわせて、PS4→PS5といったようにプレイする機種を変更したい場合は、いったん変更前の機種でログインし、コンフィグやHUD、クロスホットバー情報などのキャラクター設定データをバックアップサーバーに保存しよう。やり方はキャラクター選択画面でサブメニューを呼び出すか、キャラ名の右側の歯車アイコンをクリックして“キャラクター設定データのバックアップ”を選択し、アップロードを行えばOK。その後、新しい機種で同様の手順を行い、今度はダウンロードを行おう。ちなみに、最も上にある歯車アイコンを選択すれば“クライアント共通設定データ”のバックアップも可能だ。こちらはバックアップを行ったうえで、新たな機種に合わせて設定を再調整するといいだろう。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 最後に、復帰後のプレイスタイルを“ストーリーをじっくり楽しみたいタイプ”と、“なるべく早く『暁月のフィナーレ』へ追いつきたいタイプ”のふたつに分けて、それぞれへのアドバイスをお届け。こちらは必ずしもアドバイスに沿う必要はないが、ひとつの意見として参考にしてほしい。

タイプA.ストーリーをじっくり楽しみたい人向け

 なんといっても『暁月のフィナーレ』は、約8年(旧『FFXIV』から数えると11年)の物語の集大成。それをじっくり楽しみたいなら、メインクエストはスキップせずにプレイしていこう。メインクエストや重要なサブクエストをこなすだけでレベルも上がっていくはずだ。なお、『FFXIV』では、さまざまなコンテンツでも重要なエピソードが展開する。とくに“クロニクルクエスト”に分類される下記のコンテンツは、物語として重要かつ興味深いものばかりだ。可能であればメインクエストと並行してプレイしてみてほしい。

バハムート(レイド 大迷宮バハムート:邂逅編/侵攻編/真成編)

 “新生”のきっかけとなった、蛮神バハムートによる“第七霊災”の真実が語られる。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

クリスタルタワー(アライアンスレイド クリスタルタワー:古代の民の迷宮/シルクスの塔/闇の世界)

 モードゥナにそびえる謎の建造物・クリスタルタワーの探索を通じて、古代アラグ帝国にまつわる物語が展開。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

アレキサンダー(レイド 機工城アレキサンダー:起動編/律動編/天動編)

 とある書物 “エニグマ・コーデックス”をきっかけに行われ、悲劇を生んだアレキサンダー計劃。それから数年後、ゴブリン族の科学者集団“青の手”により、再び機械仕掛けの巨人が起動する……。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

シャドウ・オブ・マハ(アライアンスレイド 魔航船ヴォイドアーク/禁忌都市マハ/影の国ダン・スカー)

 イシュガルドの“空賊”たちの間で広まりつつある「雲海を漂う幽霊船」の噂……。それはやがて、第五星暦時代の魔法都市国家“マハ”と、ディアボロスを筆頭とする“妖異”たちをめぐる戦いに発展していく。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

古の神々(魔神セフィロト討滅戦/女神ソフィア討滅戦/鬼神ズルワーン討滅戦)

 魔大陸アジス・ラーに封じられてきた蛮神“三闘神”が覚醒の兆しを見せ始める。その制御技術を狙うガレマール帝国も迫るなか、冒険者たちは3体の闘神の討滅を目指す。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

オメガ(レイド 次元の狭間オメガ:デルタ編/シグマ編/アルファ編)

 惑星ハイデリンの理の外から飛来したと言われる謎の生命体“オメガ”。アラグ帝国時代に蛮神バハムートを捉え、活動を停止していたオメガは蛮神撃退のために再起動され、その後ギラバニアへと消息を絶ったが……。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

リターン・トゥ・イヴァリース(アライアンスレイド 失われた都 ラバナスタ/封じられた聖塔 リドルアナ/楽欲の僧院 オーボンヌ)

 ゲストクリエイターとして、シナリオに『ファイナルファンタジータクティクス』(FFT)などを手掛けたゲームクリエイターの松野泰己氏、ボスモンスターデザインに『牙狼<GARO>』シリーズ原作・総監督でイラストレーターの雨宮慶太氏を迎えて制作されたコンテンツ。『FFT』の舞台・イヴァリースをモチーフに、旧ダルマスカ王国にまつわる物語が描かれる。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

四聖獣奇譚(白虎征魂戦/朱雀征魂戦/青龍征魂戦)

 昔から東方地域に伝わるおとぎ話“テンゼンの鬼退治”。そこではテンゼンという侍と4体の聖獣が鬼を退治した物語が描かれている。だがふとしたきっかけで四聖獣の1体・玄武と出会った光の戦士は、おとぎ話の真実と、やがて迫る危機を知る。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

エデン(レイド 希望の園エデン:覚醒編/共鳴編/再生編)

 無の大地――それは莫大な光の力によって生命の源たるエーテルが変異した結果、すべての属性の力が失われ、ただただ白化した荒野が続く土地だ。そんな死の世界に、属性の力と希望を取り戻すため、今、エデンが覚醒する。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

YoRHa: Dark Apocalypse(アライアンスレイド 複製サレタ工場廃墟/人形タチノ軍事基地/希望ノ砲台:「塔」)

 ヨコオタロウ氏と齊藤陽介氏をゲストクリエイターとして迎えた『NieR(ニーア)』シリーズとのクロスオーバーコンテンツ。コメラの村周辺に現れた白き衣のアンドロイドと黒き衣のアンドロンドの正体とは……?

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

ウェルリト戦役(ルビーウェポン破壊作戦/エメラルドウェポン破壊作戦/ダイヤウェポン捕獲作戦)

 国境地帯ギムリトダークの戦線が膠着状態に陥る中、エオルゼアに向けてガレマール帝国の“新たな脅威”が解き放たれたとの情報が舞い込む。そこで光の戦士が見る、古き因縁とは……。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 なお、上記のなかで“クリスタルタワー”関連の一連のクエストについては、パッチ5.3でメインクエストの進行に必須となった。復帰プレイヤーでまだクリアーしていない人は、忘れずにクリアーしておきたい。

 また、クロニクルクエスト以外にも、体験してほしいサブストーリークエストは多数ある。なかでも『FFXIV』では異色のコメディ調クエスト“事件屋ヒルディブランド”シリーズや、装備強化コンテンツ“禁断の地 エウレカ”や“セイブ・ザ・クイーン”はぜひプレイしてほしいクエストだ。“禁断の地 エウレカ”ではシャーレアンにまつわるエピソード、“セイブ・ザ・クイーン”ではガレマール帝国とボズヤ地方を巡る戦いのエピソードが描かれるため、体験しておけば『暁月のフィナーレ』の物語の理解度がさらに高まるだろう。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

タイプB.なるべく早く『暁月のフィナーレ』に追いつきたい人向け

 一方、「フレンドたちと一緒に『暁月のフィナーレ』を進めたい!」といった理由で、少しでも早く最新の物語に追いつきたいと考えているプレイヤーもいるはずだ。そういった人は、『FFXIV』のオンラインストアで“冒険録”の購入を検討するのも手だろう。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 “冒険録”は大きく分けて2種類あり、ひとつは“ジョブの冒険録”。これは特定のジョブのレベルを70に引き上げるものだ。先ほども解説したように、メインクエストを進めるだけでも十分レベルは上がっていくのだが、「以前の使っていたジョブとは別のジョブでメインクエストを進めたい」という人は購入を検討してもいいだろう。

 “ジョブの冒険録”を使うとレベルアップだけでなく、IL400の武器・防具一式を自動的に装備するほか、アラグ白金貨50個(1個1万ギルで売却可能)と、IL400のアクセサリーセットも付属する。所持ギルに不安がある人にとって、計50万ギルは大きな助けになるはずだ。なお、使用後は公式サイトのジョブガイドなどを参照したり、木人を活用するなどして、そのジョブの基本的なアクションを確認しておくのがオススメ。レベル71以上ならフェイスとともにダンジョンに挑んで練習してみるのもよいだろう。

 そしてもうひとつの“冒険録”は、物語の進行をスキップできるというもの。“新生の冒険録”、“蒼天の冒険録”、“紅蓮の冒険録”の3つがあり、それぞれの拡張パッケージの物語(例:“紅蓮の冒険録”なら『漆黒のヴィランズ』直前のパッチ4.56まで)をクリア済みの状態にできる。さらにアラグ白金貨30~50個と、シルバーチョコボの羽根10個(各国のNPC“遺失物管理人”と話して装備と交換可能)が付属。なお使用するにはジョブレベルも条件となるので、“ジョブの冒険録”と併用することになるだろう。

 ただし当然ながら、“物語を堪能する”という意味ではオススメはしない。先述のように「どうしても友人といっしょにプレイしたい」などの理由で使用する場合は、あとから“つよくてニューゲーム”で物語を再度体験しよう。“つよくてニューゲーム”は西ザナラーン(X:12.0,Y14.0)にいる“思い出に浸る老人”に話しかけることで開放可能。過去にクリアーした物語を、現在のレベル・装備のままで再度プレイできる。

『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!
『FF14』の“ひとつのフィナーレ”を見届けよう! 休眠中のプレイヤーもこれを見ればバッチリの復帰ガイドをお届け!

 以上、復帰プレイヤーに向けたアドバイスをお届けしたが、実際は自分のプレイスタイル、生活スタイルにあわせて自由に物語を進めてもらってかまわない。ぜひ、自分のペースで『暁月のフィナーレ』まで歩みを進め、壮大なる“ハイデリン・ゾディアーク編”の完結をその目で見てほしい。