『Apex Legends』学生チームが有名ストリーマーたちと激突した見どころ満載の大会“GHS NIGHT EP3”リポート
eスポーツプロジェクト“e-elements(イーエレメンツ)”のゲーム情報バラエティ番組“e-elements GAMING HOUSE SQUAD”1周年を記念した『Apex Legends』のオンラインイベント“GHS NIGHT APEX LEGENDS EPISODE3 ~ELLYを倒したら10万円~”が、2021年11月18日に開催された。
本イベントには、プロゲーミングチームCrazy RaccoonのKAWASEさん、Mondoさんといった実力者をはじめ、歌手の藍井エイルさん、俳優の山本涼介さんなど錚々たる顔ぶれが参戦。ELLYチーム、招待チーム、一般参加チームを交えた全20チームが激突した。
今回も番組恒例となっている“賞金首企画〜ELLY を倒したら10万円〜”企画は健在。さらに、GIANT KILLING(ジャイアントキリング)をテーマにした、学生VSプロ選手・有名ストリーマーの試合などが実施されるなど、見どころの多い大会となった。
【APEX】GHS NIGHT EPISODE3 ~ELLYを倒したら10万円~【GHS】
本記事では、各ラウンドの見どころ紹介と、第1部、第2部で活躍したチームのインタビューも掲載していく。
また、本イベントを記念した総額200万円のプレゼントキャンペーンも実施中。
アンケートに答えるだけで日本HPの最上位ゲーミングデバイスであるOMENシリーズの製品を含む、総額200万円分のプレゼントが当たるキャンペーンになっている。2021年11月22日23時59分が締切になるので、まだ登録していないユーザーはぜひチェックしてほしい。
プレゼントの賞品内容と当選者数は以下の通り。
- AMAZONギフト券1000円分:100名
- OMEN by HP PHOTON ワイヤレスマウス:5名
- Mindframe PRIME ヘッドセット:10名
- OMEN 25i ゲーミングディスプレイ:3名
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レジェンドプレーヤーVSモンスターキッズ U-18 No.1決定戦
イベントは第1部、第2部にわかれており、第1部では18歳までの学生チームVSゲストチームによる戦いが実施された。
試合は全3戦で、毎試合の順位とキル数に応じて加算されるポイントによって最終的な勝者が決まる、大会ではおなじみのルールだ。
併せて、モンスターキッズ軍VSレジェンドプレイヤー軍にわかれた団体戦も開催。モンスターキッズ(学生の10チーム)VSレジェンドプレイヤー(ゲスト10チーム)で、合計ポイントの多いほうが勝利となるルールで戦うことになった。
1戦目
1戦目はCpt選手がウィングマンで鮮やかなキルを見せ、Alelu選手VSまさのり選手による一瞬の攻防がくり広げられるなど、開幕から高レベルな戦いで放送を盛り上げてくれた。
全プレイヤーの標的でもあるELLY選手は、交戦は避け早い段階で安全地帯を確保する動きに。コースティックのガスを使用した建物のキープで、ほかのチームを寄せ付けない環境を構築していく。
以降は大規模な戦闘は起こらず、リング収縮に合わせて次第に部隊数が減少。ELLY選手も収縮により移動を余儀なくされたタイミングで、shomaru7選手のヒューズのスキル&トリプルテイクにより倒された。
最終盤はヤバイプレデター屋さんチームのヒューズとコースティックのアルティメットが複数の部隊に直撃。そのまま1戦目のチャンピオンを勝ち取った。
2戦目
2戦目で大活躍したのは、前回大会の優勝者でもある恐竜チーム。
序盤からピンチになりながらも着実に部隊を殲滅していき、攻めの姿勢を崩さないまま大量にキルを獲得していく。最終的な順位は9位だったものの、合計で21キルを獲得してチャンピオンを取る以上のポイントを稼いだ。
1on1での撃ち合いでも安定した強さを見せており、チャンピオンを取らずして上位に入り込む強さを見せつける。
2戦目はMondo選手、Cpt選手、でっぷ選手など名だたるプレイヤーたちの強さが存分に見れる試合でもあった。
でっぷ選手のスコープなしのボセックによる連続ヒットや、Mondo選手のキャラコンなど見どころが非常に多い。アルティメットで飛行中のヴァルキリーをCpt選手が撃ち落としたりと、強者による蹂躙が何度も見られるおもしろい試合運びになっている。
最終的に勝利したのは、学生チームであるチームDR。ポジション不利ながらも、クリプトのアルティメットと併せて一気に攻め込み、不利を覆してチャンピオンの座を勝ち取った。
3戦目
3試合目も前の試合から引き続き恐竜チームの猛攻が止まらず、キル数を稼いでいく流れに。ELLYチームや、きのこゲンジ選手のいる真冬の大冒険チームも序盤から恐竜チームと遭遇し、倒されてしまった。
そのほかは最終試合ということもあり慎重な立ち回りで、最終盤まで比較的安全に戦うような状況に。序盤に味方を失ってハイドするしろまんた選手と、その周囲で激戦をくり広げる3チームという構図で最終盤に突入。
2戦目に続き、勝利したのはDRチームだった。いずれも危なげない試合運びで、慎重な立ち回りで戦っているのが印象的なチームだ。
最終結果
第1部で見事1位を獲得したのは、2連続チャンピオンを獲得したDRチーム。また、順位によるポイントがほぼない状態ながら、圧倒的キル数で恐竜チームが2位になった。
団体戦の総合結果としてはレジェンド軍が大差をつけての勝利ではあるが、1位・2位を学生チームが獲得するという結果には、若いプレイヤーの可能性を感じずにはいられない。
第1部優勝者インタビュー
第1部で見事優勝したチームDR(ダイキョウキンルーレット)を代表して、KenSSh1Nzz選手にインタビューを実施したのでその内容も紹介していこう。
KenSSh1Nzz:使用キャラ レイス
- Twitter:@nponya_ana
- Twitch:kenssh1nzz
coco12care12:使用キャラ クリプト
- Twitter:@coco12cara
ring:使用キャラ ヴァルキリー
――優勝おめでとうございます! まずはいまの率直な気持ちをお聞かせください。
KenSSh1Nzzありがとうございます。リアルの友だち3人での参加だったので、こうして優勝できてとてもうれしいです。
――皆さんすばらしい腕前でしたが、ランクを聞いてもよろしいでしょうか?
KenSSh1Nzzランクは3人ともマスターですね。
――レイス、クリプト、ヴァルキリーという構成は、今回の大会用に考えたピックですか?
KenSSh1Nzzキャラピックは大会用に考えたものではなく、それぞれが使えるキャラで行こうと話して決めました。ふだんと違うキャラを使うと上手くいかないこともあるので。勝つための構成というより、楽しむことを最優先に考えてプレイしました。
――楽しむことを優先して、2連続チャンピオンで優勝は最高ですね。チームDRは有利なポジションを取って、危なげなく勝てている印象でしたが、何か特別な作戦は立てていましたか?
KenSSh1Nzzじつはふだんは3人でランクを回していないので、当日の昼から3人でプレイして慣らしながら、楽しむことを第一に考えようと決めました。降りる場所は僕が決めて、道中の動きはクリプトを使っていたcoco12care12さんに任せています。
安定して戦えて、誰かがミスをしてもカバーできる構成になっていたので、結果的には上手くいってよかったです。
――今回は芸能人の方や多様なクリエイター陣など、豪華な面々が参加する大会でしたが、個人的に戦ってみたかった相手はいましたか?
KenSSh1Nzzきのこゲンジさんのチームが圧倒的に強く見えて、やる前には優勝できるとは思わずビクビクしていましたね。遭遇したくありませんでした(笑)。
ただ、ふだんのランクマッチで強いストリーマーの方を倒せることもあったので、絶対に勝てないとは思わずに強気でプレイできましたね。試合中は夢中でキルログを見る余裕がなかったので、後で試合中にだれと戦ったのかを確認してみたいと思います。
――ありがとうございました。今後、似たような大会が開催された場合、参加したいと思いますか?
KenSSh1Nzz今後も、大会に出るとしても楽しむことを目的にしたいので、カジュアルな大会やカスタムには参加したいですね。
――最後に気になっていたのですが、チーム名の由来を聞いてもいいですか?
KenSSh1Nzzチーム名がDR.大胸筋ルーレットなのは、なかやまきんに君さんのファンだからです。
全チームがELLY選手(10万円)を狙う一般参加の第2部
第2部からは招待選手10チーム+一般参加チーム10チームによるバトロワ式で、全3試合を実施。ポイント制度などは第1部と同様だが、第2部の場合ELLY選手を倒すと賞金10万円がもらえる仕組みだ。
当然優勝を目指してプレイしながらも、余裕があればELLY選手を探して撃破を狙う。通常の大会とは趣向の違った企画で、選手たちがどのように動くかが第2部での注目ポイントとなっている。
1戦目
第2部1戦目は、開幕からELLYチームが敵と交戦して壊滅する事態に。早くも賞金10万円が放出された中、各地で第1部でも上位に食い込んだチーム同士が争い合い順調に部隊数が減少。
第1部で驚異的なキル数を獲得した恐竜チームと、Cpt選手のいるキャプテン涼介チームによる安置外での戦いなど、序盤から見どころも多い試合となった。
この試合ではCpt選手の1on1の勝利やマスティフでのドームファイトなど、単独での強さに驚かされる場面も。
終盤は遮蔽物の少ないエリアでの大混戦となったが、有利位置の確保をしていたきのこゲンジ選手率いるチーム真冬の大冒険が少しずつほかのチームを撃破。アッシュのアルティメットによる緊急回避も上手く決まり、キルを稼ぎつつもダウンを取られない見事な立ち回りでチーム真冬の大冒険が1戦目のチャンピオンを勝ち取った。
2戦目
2戦目は新マップということもあってか、ヴァルキリーのアルティメットで早めに移動を開始するチームが多い展開となった。恐竜チームVS真冬の大冒険チームが序盤から接敵し、恐竜チームが早々に脱落するなどゲストチーム同士の争いも多発。
積極的な戦闘こそ避けているものの、一度戦いが始まれば漁夫に次ぐ漁夫で混戦状況になり、メンバーがかけたまま終盤を迎えるチームが複数ある状況に。ELLYチームも、漁夫でELLY選手がキルを取られMondo選手、KAWASE選手のふたりで終盤に挑むことになった。
この試合でも最後に輝いたのは真冬の大冒険チームで、序盤の恐竜チーム以外にもつぎつぎと強力なゲストチームを撃破。メンバーが欠けることなく、安定した立ち回りで連続チャンピオンとなった。
3戦目
3戦目は最終試合ということもあり、ELLY選手を積極的に狙いに行くチームが目立つ試合運びになった。
ELLYチームは序盤から襲撃を受けたが返りうちにし、漁夫できたチームも迎撃。2回のピンチを乗り越えながらも、安置に追われる危険な状況が続く。
その一方では恐竜チームがAlelu選手に倒され、さらに襲撃してきたMukai選手とのDeToNator同士での戦いも勃発。早くもゲストチーム同士が激戦をくり広げる、目まぐるしい展開が続いた。
各地で激戦が続く中、余裕のある立ち回りをしていたのが2連続でチャンピオンを取った真冬の大冒険チーム。キルログから近くにELLY選手がいると予測したのか、つぎの安置に移動することなくギリギリまで周囲を見張っていた。
けっきょくELLY選手を撃破するチームが現れないまま終盤を迎えたが、最後に10万円をつかみ取りにきたのは真冬の大冒険チーム。強引なほどの立ち回りでELLYチームを撃破したが、そのまま漁夫の利を狙いに来た別チームによる襲撃により3位で終了。
最後は向かいのゴリラはますお君チームVSキャプテン涼介チームによる争いとなり、メンバーが誰も落ちないままキャプテン涼介チームの勝利となった。
最終結果
3試合の最終結果は、ほぼダブルスコアをつけて真冬の大冒険チームが1位。上位はほぼゲストチームが抑える結果となった。
第2部一般参加1位チームへインタビュー
大会終了後、第2部に一般参加したチームの中で、もっとも成績のよかった7位のJIRO&Friendsチームへのインタビューも実施した。
なんと、JIRO&Friendsチームはローソンエンタテインメントの社員2名と、HMV非公式キャラクター「宇宙生物ジロー」の、社会人&キャラクターという構成のチーム。今回は代表して、大会に参加した宇宙生物ジローの友人(社員)の方にインタビューを受けてもらった。
――今回、大会に参加してみてのご感想をお聞かせください。
宇宙生物ジローの友だちすごく大きな大会だったので、当選して、参加させていただいたことにビックリというのが正直な感想です。
私自身は以前渋谷ハルさんが主催している渋ハルカスタムにも一般枠で当選・参加させていただいたことがありまして、大きな大会は2回目でした。このような大舞台には慣れているかなと思っていたのですが、緊張していましたね。今回いっしょに参加したジローと会社の同僚とも、楽しみながらやりましょうと話し合って、建物に籠りながら会話をしたりして楽しんでいました。楽しくプレイできたので、非常にいい経験ができたかなと。
――『Apex』のプレイ歴は長いのでしょうか?
宇宙生物ジローの友だちひとりは最近始めたばかりで、もうひとりはランク帯でいうとプラチナで1年やっていないくらいですね。私自身もダイヤしか到達していないので、マスター到達者はゼロのチームでした。
――ランク帯だけを聞くと、プレデター・マスター帯の人が多い今大会で7位に入れたのはすごいですね。
宇宙生物ジローの友だち安置の運に恵まれました。ヴァルキリーのアルティメットでいい場所を取れたので、キルポイントは取れませんでしたが、順位ポイントで7位まで入れてよかったです。
ふだんは有名なストリーマーの方と撃ち合う機会はないので、いい経験になりましたし、やっぱりゲームっておもしろいなと改めて実感させてもらいました。
――今回は芸能人の方や多様なクリエイター陣など、豪華な面々が参加する大会でしたが、個人的に戦ってみたかった相手はいましたか?
宇宙生物ジローの友だち私自身アニソンが大好きなので、藍井エイルさんと戦いたかったです。私たちが倒された直後、藍井エイルさんのチームが漁夫に来ていた場面があって、「あそこで勝っていれば戦えたのに!」と思うと悔しかったですね。
――今回の編成については、大会向けに調整しましたか?
宇宙生物ジローの友だちそうですね。動きに敏感になれるヴァルキリー、室内最強のコースティック、安定のジブラルタルという構成でした。ガスで固めておけば詰めてこられないので、かなり刺さったと思います。
――ELLYさんチームは積極的に狙いに行きましたか?
宇宙生物ジローの友だちまったく考える余裕がありませんでしたね。とにかく生き残るのが目標だったので、狙うという考えさえもありませんでした。
――今回会社の同僚の方と参戦したとのことでしたが、ふだんから3人でプレイされているのでしょうか?
宇宙生物ジローの友だちふだんから遊ぶわけではありませんが、こういった機会があるときは業務が終わった後に集まって練習していましたね。
――会社主導というわけではなく、あくまで同じ会社のメンバーによるプライベートな集まりという形ですか?
宇宙生物ジローの友だちそうですね。業務時間外に集まってプレイする、完全プライベートな集まりです。
――会社としては、今回の大会出場は応援してくれていたのでしょうか?
宇宙生物ジローの友だち宇宙生物ジローが今年からゲーム実況動画を投稿していて、その活動の一貫として会社には応援してもらっていました。社内にもesportsに関心がある人間が多いので、こういった機会を通して興味を持ってくれる方が増えると良いなと思っています。
私自身はesportsやゲーム関連にずっと興味があったので、今回の大会結果を持ち帰って会社でやれることを増やせたらいいなと。社内の『Apex』プレイヤーも少しずつ増えてきているので色んな人と遊んで、コミュニケーションを取っていきたいです。
――そうなると、今後の展開も楽しみですね。
宇宙生物ジローの友だちそうですね、まずは今回の結果をもとに、社内に『Apex』の面白さを知ってもらい、『Apex』ファンを増やしていく所から始めたいと思います。宇宙生物ジローも『Apex』にハマっているので、キャラクターどうしのコラボなども出来たらいいなと思っています。