待望の『DQX』リアルイベントはたくさんの新情報でお祭りに!
スクウェア・エニックスよりPS4/Nintendo Switch/Wii U/PC(Windows)向けに発売中の『ドラゴンクエストX オンライン』。2021年11月11日にはバージョン6となる『ドラゴンクエストX 天星の英雄たち オンライン』の発売を控えるなか、2021年10月23日に都内某所で、1年ぶりとなるリアルイベント“ドラゴンクエストX 秋祭り2021”が開催。

2020年の“秋祭り2020”と同様に、今回も第一部と第二部に分かれた二部制での開催に。合わせて6時間にもわたる大イベントとなったが、『天星の英雄たち』の新情報だけでなく、『DQXオフライン』の情報や人気声優たちによる“アストルティア拾遺譚”など、盛りだくさんの内容に。本記事ではそんなイベントの模様を、たくさんの新情報と合わせてリポートしていこう。なお、イベントの模様はスクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルとニコニコ生放送でアーカイブ映像が配信されている。


イベントが始まる前に、『DQXオンライン』プロデューサーである青山公士氏が登壇。2021年9月30日にご逝去された『DQ』シリーズの音楽を手掛けた作曲家、すぎやまこういち先生の訃報に言及。イベントの中止も考えたが、「エンターテインメントを止めることは先生に叱られるのではないか」という思いで開催を決めたと語った。

さまざまな音楽や精力的な活動で、ゲームファンだけでなく多くの人を楽しませてくれたすぎやま先生へ、来場者、出演者、開発陣にイベントスタッフ全員で、哀悼の意を表して1分間の黙とうを捧げた

あらためて、すぎやま先生が作曲を手掛けた『序曲』とともに“秋祭り 2021”がスタート。ステージにはMCを務める椿彩奈さんとバッファロー吾郎の竹若元博さんが登場し、続いてスペシャルゲストのゲームデザイナー・堀井雄二氏、『DQXオンライン』プロデューサーの青山公士氏、ディレクターの安西崇氏、チーフプランナーの小澤直美氏が登壇。






『天星の英雄たち』新情報が満載の“安西先生の情報コーナー”
『DQXオンライン』の最新情報を紹介する“安西先生の情報コーナー”から第一部はスタート。2021年11月11日発売予定のバージョン6『天星の英雄たち』の新情報が続々公開された。



新たな大きな冒険の始まりとなる『天星の英雄たち』。天星郷フォーリオンを舞台に、主人公は偉大なチカラを手に入れるため、“四天の星巡り”と呼ばれる試練にアストルティアの英雄たちと挑むことになる。
※画像は配信動画をキャプチャーしたものです。












『天星の英雄たち』で新たに実装されるアレコレを一挙に紹介!
『天星の英雄たち』では、大小さまざまな新アイテムや新職業、新システムなどが実装される。本イベントで明らかになったものを一気に紹介していこう。
新たな移動用アイテム
天界において、ルーラストーンのような移動手段となるアイテムが“魂の燭台”だ。天星郷でのみ使えるもので、要所にある“転移の聖火台”を登録することで移動場所が増えていく。

新たなサブクエスト
『天星の英雄たち』にはたくさんのサブクエストが用意されている。細かく紹介するとネタバレになってしまうので、今回は便せんクエスト“フォーリオンの空”だけをピックアップして公開。天界だが、便せん屋はエルフなのでご安心(?)を。

新たな職業“海賊”
職業としては、ナンバリングタイトルでは『DQVII エデンの戦士たち』以来の登場となる“海賊”が、バージョン6.0で追加される新職業だ。

“大砲”を駆使して戦う遠距離アタッカーである海賊。大砲を設置すると自動で攻撃してくれるので、自分は遠距離攻撃や状態異常攻撃が特徴の銃で攻撃するという戦術が可能となる。



大砲は1パーティにつき最大3個まで設置できる。一度置いたら動かせないので、いつどこに大砲を置くのかが重要に。砲弾が飛ぶ方向からモンスターが外れてしまうと攻撃が当たらないので、モンスターを大砲の攻撃範囲内に誘導することも大事な戦略となる。また、4台目を置くと1台目が消えるので、臨機応変に配置を変えることができる点もユニーク。



銃には、移動速度が一定時間遅くなる“恐怖”状態をモンスターに引き起こす“恐怖弾ショット”、対象の敵周辺に雷属性ダメージを与えてマヒ状態にする“しびれ弾ショット”など、さまざまな状態異常攻撃が実装されている。大砲の立ち回りと銃を活かした攻撃の組み合わせは、多彩な戦略を可能にしてくれそうだ


海賊の職業スキルライン“ほうげき”は以下の通りの内容に。

“砲撃ロックオン”を習得すれば、指定したひとつの大砲が1回だけ攻撃対象を取り直すが、“連続ロックオン”を習得するとすべての自分の大砲が一定時間、攻撃対象を取り直すようになる。また、きようさを上げることで大砲のダメージがアップするとのこと。
海賊が使用できる呪文はこちら。

バギ系の呪文を得意とし、“海賊と言えば……”のコーラルレインとメイルストロムが『DQXオンライン』では初めて登場する。海賊の登場に合わせてバギ系の呪文の射程距離も長くなるので、ほかの職業も含めて新たなパーティの戦略が生まれることに期待!



新たなバトルコンテンツと成長要素
新たなバトルコンテンツとして“源世庫パ二ガルム”の実装が決定。天星郷のどこかにいる天使オルガノから挑戦できるもので、挑戦することで新たな成長要素の“女神の木”に触れられるようになる。アップデート当日から少しずれて2021年12月中旬に公開される予定となっており、詳細は発売日前日の2021年11月10日に配信される“超DQXTV”で発表するとのこと。




“不思議の魔塔”が大幅改修
魔塔の中にいるモンスターを倒しながら上の階を目指すというダンジョン攻略が楽しめるコンテンツ、“不思議の魔塔”。アイテムやゴールドは外から持ち込めず、最初に渡される最低限のアイテムやゴールドを使ってレベル1から挑戦するのがルールだった。そんな“不思議の魔塔”が、バージョン6.0で大きく改修されることが明らかに。

プレイヤーは“不思議の魔塔”専用職業の“魔闘士”として、パーティではなく単独で頂上を目指す形になり、毎月1日に行われていたリセットは撤廃。宝箱から錬金された装備品を入手するのではなく、素材を集めて装備品を強化する形になるなど、もはや新たなコンテンツと言っても過言ではない仕様になる。


アイテムのバランス調整
安西氏が「これは大事(おおごと)ですね」と言ったように、以前から話題になっていた“せかいじゅの葉”と“せかいじゅのしずく”の使用にかかる時間が延長されることが決定した。発動に要する具体的な時間は、ぜひともアーカイブ映像で確認してほしい。

長い時間をかけて議論を重ねたうえでの判断であり、ボスに調整は施していないということなので、プレイヤーも試行錯誤を重ねて新たな戦略を生み出す楽しさを味わってみよう。

また、今後のアップデートで、一部の新コンテンツにて消費アイテムの使用制限も導入を検討しているとのことだが、バージョン6.0のコンテンツでの導入は予定されていないそうだ。

どうぐかばん・そうびぶくろの拡張
会場でも拍手が起きたうれしい機能拡張が、どうぐかばんとそうびぶくろの上限数アップ。クエストをクリアーする必要はあるが、冒険の利便性は大きく高まるだろう。


魔剣士の職業スキルラインに新スキル追加
魔剣士の職業スキルラインに、新スキル“黒炎帝の斬撃”が追加。敵1体に必ず“会心の一撃”を与える闇属性のとくぎで、大ダメージを与えるので“魔の波動”が一気に溜まるのが特徴だ。




レベル115新武器が登場
バージョン6のアップデートで実装されるレベル115の新武器も、一挙に公開。天界だけに天使をモチーフにしたような意匠が気になるところだが、詳細はまだ秘密。レシピは、砂の都ファラザードにあるレシピ屋モルザで購入できるそうだ。








新武器に合わせて、レベル115の装備を錬金強化できる“虹の錬金石”も新たに実装される。


“達人のオーブ”のレベル上限が解放
バージョン3.5以来となる“達人のオーブ”のレベル上限が、55から60に解放されることも決定。ポイントの割り振りがよりしやすくなりそうだが、オーブのレベルをひとつ上げるのに必要な経験値は500万ほどで、なかなか険しい道のりに……?


ほかにも、バージョン6.0の幕開けに合わせてさまざまなポイントで上限解放が施されることも発表された。

輝晶効果に新効果が追加
武器の強化要素である“輝晶効果”。いままで付与できる効果はこうげき力とこうげき魔力だけだったが、かいふく魔力も追加。盾にも、しゅび力とおもさの輝晶効果を付与できるようになる。


魔法の迷宮に新コインボスが追加
“魔法の迷宮”の新コインボスとして、アンドレアルが3体同時に出現。

アンドレアルの討伐報酬に初の第三世代アクセサリー“紫竜の煌玉”が登場することに合わせて、第二伝承合成が解放。その詳細も説明された





また、第一世代の“大地の竜玉”と第二世代の“大地の大竜玉”のアクセサリー合成も緩和される。



“アストルティア防衛軍”に新軍団登場
8人でパーティ同盟を組んでモンスターの集団から拠点を守る人気のバトルコンテンツ“アストルティア防衛軍”に、新たな軍団として悪魔系のモンスターが集結した“芳墨(ほうぼく)の華烈兵団”が登場。

“試練の門”に新モンスターが登場
“試練の門”に新たなモンスター“ドミニオンズガード”が登場。バージョン6.0のストーリーをクリアーすると、“強戦士の書”に追加される。

“極致への道標”を改修
目標となるステータスを達成すると報酬がもらえる“極致への道標”も改修。お題が追加され、いままでの“極致への道標”は“つよさの道標”になり、新たに“職業の道標”と“武器の道標”が登場する。




機能も拡張され、各ランクを平行して進めることが可能になるなど、これらの改修で“極致への道標”により挑戦しやすくなりそうだ。

“バトル・ルネッサンス”にボス追加
ストーリーボスと再戦できる“バトル・ルネッサンス”に、バージョン4のボスが追加される。

名前入力に“ヴ”の利用が可能に
魔王ヴァレリアなど、“ヴ”がつく名前のキャラクターなどは登場するのに、自分の名前に使用できなかった“ヴ”の文字が入力可能に! キャラクター名変更権を購入する必要はあるが、この機会に名前を変えるのもアリかも。

『FFXIV』『FFXI』コラボイベントの再演が決定
『ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ』が2021年11月23日に発売されるということで、コラボイベントの“再演”が決定。



再演ではあるが、新しい報酬として“マンドラゴラカプセル”と“サボテンダーカプセル”が登場。さらに『ファイナルファンタジーXIV』開発チームがデザインした新作スタンプ『FFXIV印章』が2021年11月23日より“目覚めし冒険者の広場”で配布される予定だ。


バージョン6.0期間限定イベントも続々開催
バージョン6.0のスタートに合わせて、さまざまな期間限定イベントが実施される。
2021年12月上旬から中旬には、3人の追跡チームと5人の逃走チームに分かれて競う“真夜中プリズラン”の第3回が開催。プレイヤーは“ネコ”と“ネズミ”に分かれることになる。

2021年12月中旬~12月下旬に、新作クリスマスイベントを開催。今回のクリスマスから、体験版で“「まわりに」チャット”ができなくてもクエストを進行することが可能に。

2021年12月下旬から2022年1月上旬には“第6回 バトルトリニティ対抗戦”が開催。バトルバランスが調整され、勝率や参加人数などの“部門賞”も追加される予定だ。

2021年12月には“第16回 アストルティア★ハッピーくじ”も開催予定。くじを1枚でも購入すれば、参加賞の“しぐさ書・あらまあ”がもらえる。

好評だった“星明の宮”でのお正月イベント。2021年12月下旬から2022年1月上旬に、新たなお正月イベント“新春虎の子のお年玉”が開催される。

2022年1月には“第3回 バトエン大会”が開催。1月中旬から下旬に“タクティカルピックバトル”、1月下旬から2月上旬に“マイデッキバトル”が開催される予定だ。エンピツのバランスが調整され、演出が短縮されてバトルのテンポもだいぶ早くなるとのこと。

2022年2月中旬から2月下旬には“第24回 バトルグランプリ・SP”を開催予定。バージョン6.0期間のバトルグランプリは、6対6の特別ルールとなる。安西氏いわく、テストプレイではプレイヤーが入り乱れて、わちゃわちゃしたバトルがかなり楽しかったそうだ。


2022年2月上旬から2月下旬には“第10回 アストルティア・クイーン総選挙”を開催。前回のクイーン総選挙によって出場が確定している上位3名(イルーシャ、セラフィ、勇者姫アンルシア)に加えて予選上位2名、推薦枠3名が出場する。

そして、2022年3月上旬から3月中旬には“第9回 アストルティア・ナイト総選挙”も! 前回の上位3名(ナジーン、ラグアス王子、ヒューザ)に加えて予選上位3名、推薦枠2名が出場することになる。


