いよいよ2021年10月26日にスクウェア・エニックスから発売される『Marvel's Guardians of the Galaxy(マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)』。本作は、映画でもおなじみのマーベルコミックの人気作品『Guardians of the Galaxy』をベースとしたアクションアドベンチャー。ストーリーはゲームオリジナルとなっているので、『Guardians of the Galaxy』を知らない人でも楽しめる内容になっているのでご安心を。そんな本作について、本編の冒頭・チャプター1から2に差し掛かるまでのプレイレビュー、そしてゲーム開始から約30分のプレイ動画をノーカットでお届け。本作の雰囲気や日本語吹き替えなどをチェックしてほしい。

 ちなみに、対応ハードはNintendo Switch(クラウド版)、プレイステーション5、プレイステーション4、Xbox Series X|S、Xbox One、PC(※)。
※PC版は10月27日に発売。

『Marvel's Guardians of the Galaxy』冒頭約30分ノーカット動画

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しゃべりまくりで“らしさ”全開。予備知識なしでも彼らを好きになるハズ

 私は、アメコミや『Guardians of the Galaxy』に特別詳しいわけではないが、映画は観たことがあるので本作にどういった人物が登場し、どんなノリの作品なのかはある程度わかっているつもり。そんなレベルの自分でも、ちょっと触るだけで「これこれ!」となってしまうのが、この『Marvel's Guardians of the Galaxy』だ。

 “ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”は、スター・ロードことピーター・クイルを筆頭としたチーム名。彼らはケンカや罵り合いも多く、いつも軽口を叩きあってばかりで、一見、バラバラ。しかし、根っこでは認め合い、強い絆を感じている。それはひっきりなしに続く(口は悪いが息はピッタリの)会話での掛け合いで感じることができる。プレビュー動画をご覧いただいたらすぐにわかってもらえると思うが、静かになる瞬間がないほど、とにかくしゃべりまくるのだ。

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作

 道中では頻繁に会話の選択肢が表示されたり、主人公・ピーター(プレイヤー)の挙動に合わせて仲間がリアクションをとってくれたりもするので、にぎやかな冒険が楽しめる。ここではそんな“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”の面々を軽く紹介しておこう。

ピーター・クイル

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
通称スター・ロード。地球出身でガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの自称リーダー。スター・ロードは、彼が好きなバンド名でもある。

ロケット

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
遺伝子操作された生物で、アライグマではないらしい。機械の扱いに長けており、爆発物の扱いも得意。

グルート

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ロケットの相棒的存在の樹木巨人。「私はグルート」としかしゃべれないが、チームメンバーとの意思疎通はできている様子。

ドラックス

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
“ザ・デストロイヤー”の異名を持つカタス人。家族の仇であるサノスを倒し、目的を失っていたところでガーディアンズ・オブ・ギャラクシーに加入。

ガモーラ

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
“マッド・タイタン”ことサノスに育てられた、通称“宇宙一危険な女”。サノスを裏切り隠遁していたが、“ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”に加入。その動機は不明。

ピーターを操作する軽快なアクション

 プレイヤーが操作するのは主人公のピーター。メインとなる武器は二丁持ちのエレメント・ブラスターで、ボタン長押しで連射が可能。連射しているとヒートゲージが上がり、限界までゲージが達するとオーバーヒート状態となり、少しのあいだ撃てなくなる。だが、少しゲームを進めて、あるアビリティを習得すると、オーバーヒート直後にタイミングよく射撃ボタンを押すと即座にクールダウンが完了&追加攻撃を発動できるようになる。これで絶え間なく攻撃ができるようになり、爽快感がかなりアップする。

 今回はPS5版をプレイしたのだが、エレメント・ブラスターのヒートゲージが上がっていくとコントローラ(デュアルセンス)が徐々に振動し始め、瞬時のクールダウンに成功するとR2ボタンの感触がカチッと硬くなるギミックが用意されていた。こういった細かいこだわりが、アクションをより楽しくさせてくれる。

 ジャンプボタンを2回押すとジェットブーツが作動して高く跳べたり、ダッシュボタンで短距離を素早く移動したりと移動系のアクションも充実。これらのアクションは、フィールドの探索はもちろん、バトルで攻撃を回避するときにも重要になってくる。ピーターは近接攻撃も可能なのだが、リーチが短い。ダッシュで急接近して近接攻撃といった工夫もでき、バトルではさまざまな立ち回りができそうだった。

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作

バトルではアビリティと仲間への指示が大事

 ピーターはもちろん、仲間たちにもアビリティを習得していき、いっしょに戦っているときは好きなタイミングでアビリティ使用の指示が出せる。チャプター1の段階で使えたのは、ロケットは広範囲の爆発攻撃、グルートは敵を拘束、ドラックスは敵をよろけさせやすい攻撃、ガモーラは高威力の一撃といった具合だ。

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作

 ピーターが最初に習得するアビリティは、しばらくのあいだジェットブーツを使って滞空状態となり、自由に攻撃や仲間への指示を可能にするもの。各キャラクターは4つまでアビリティを習得するようなので、さらにバトルでの戦略性はアップしそう。

80年代の名曲がズラリ。配信への配慮も

 本作には、『Guardians of the Galaxy』らしさを演出する80年代のヒット曲がなんと30曲以上も収録。正直、私はそれらの曲がクリティカルに刺さる世代ではないが、「聞いたことある!」という曲も多く、テンションもアップ。さらに、本作オリジナルのSTAR LORDというバンドのオリジナル楽曲も10曲収録。このオリジナル曲だけがかかる設定にしておけば、ライセンス曲を流すことなくプレイできるので、動画を配信する人は利用するといいだろう。ちなみに、本記事の動画もオリジナル楽曲だけのものだ。

原作モノと気にする必要はなし。完成度の高さに太鼓判

 今回プレイできたチャプター1は、序盤も序盤だが、その雰囲気を感じ取ってもらえると思う。

 ゲーム的な側面では、フィールドの探索がとくにお気に入り。ここ怪しそうだな……、と感じる場所にはだいたいアイテムが落ちていたりして、探索欲を満たしてくれる。オプションや難易度設定も充実していて、アクションが苦手なプレイヤーにも対応。“ガーディアンズモードのスローダウン”を1にすれば、仲間への指示出しのときに時間が止まるようになるので落ち着いてバトルができる。難度を上げることもできるので、スター・ロード級の腕前を持つプレイヤーも安心だ。

 後日、チャプター2以降のプレイレビューもお届けするので、そちらもご一読いただければ幸いだ。

『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
『Marvel's Guardians of the Galaxy』序盤をプレイ。触って楽しい、聴いて楽しい。型破りなチームの冒険を満喫できる快作
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