ワクワクする情報満載のNintendo Direct

 Nintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)は、任天堂がインターネットを利用して配信しているゲーム情報番組。初配信当時、任天堂の社長だった岩田聡氏の「任天堂のゲームに関する新しい情報を、インターネット中継をご覧の皆さんに直接お届けする新しい試み」という第一声から番組はスタートした。

 初回の内容はニンテンドー3DSの本体アップデートの情報を皮切りに、『マリオカート7』、『キングダム ハーツ 3D[ドリーム ドロップ ディスタンス]』、『牧場物語 はじまりの大地』など多数のタイトルを扱い、『モンスターハンター3G』の新映像で番組を終えた。40分弱のボリュームでかなりバラエティーに富んだ内容だったのが印象的だ。

 いまでは企業がインターネット番組を配信するのが当たり前のようになっているが、当時はまだまだ非常に珍しい状況。そんな中で任天堂が先陣を切るように番組を始めたのは、ゲームファンにとっても驚きの出来事だったかと思う。それから早くも10年が経過し、いまなお視聴者をあっと言わせ続けているのだからすごいのひと言。

 Nintendo Directのお楽しみと言えば、やはりサプライズ情報。「このDirect終了後に配信開始」というサプライズもかなり好きだが、ビッグタイトルのスクープや続報に期待が掛かるというもの。“スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct”のときは告知なくいきなり動画が公開されるという珍しいパターンで驚かされることもあった。

Nintendo Directが初めての配信から10周年。サプライズが何より楽しみな任天堂が“直接”情報を届けるインターネット番組。SNSでは毎度お祭り騒ぎに【今日は何の日?】

 番組演出も徐々に凝ったものになっていて、より期待感を持たせる見せかたをしてくるのがニクいところ。最近では2021年9月24日の配信回がかなり熱かったので覚えている人が多いんじゃないかな。何と言っても『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の発表が衝撃的だった。そして『ベヨネッタ3』の発売日が2022年に決定といううれしい続報もあって筆者などは大満足。ニンテンドウ64やメガドライブのソフトが遊べるNintendo Switch Onlineの追加プランが発表されるといったこともあって、放送は早朝だったにも関わらずSNSでは大盛り上がりだった。

 2021年10月15日には23時からの配信だった『あつまれ どうぶつの森 Direct』があり、有料追加コンテンツ“ハッピーホームパラダイス”が発表。こちらもユーザー大歓喜の熱が凄まじかった。休止中というユーザーも思わずゲームを再開したのではないだろうか。

 次回のNintendo Directはいつなのかわからないが、こうもうれしい情報が続くとつぎも大いに期待してしまいますな。

これまでの今日は何の日?