『SIREN』や『GRAVITY DAZE』に携わった外山圭一郎氏が代表取締役を務めるBokeh Game Studio(ボーカゲームスタジオ)は、新作に関する映像を公開した。
本映像では、『SIREN』シリーズに登場する敵キャラクター“屍人”などのデザインを手掛けた髙橋美貴氏がゲーム業界に入った経緯、『SIREN』シリーズの制作当時のことや最新作のエネミーデザインなどについて語っている。
This time around we’d like to introduce our artist who is behind the creature design on our new project. Please enj… https://t.co/ntv7aSzldm
— Bokeh Game Studio (@BokehGameStudio)
2021-10-12 21:00:19
髙橋氏は、元々ゲームが好きなだけでゲーム業界に入ろうとは思っておらず、ずっと絵を描いていた。絵を描いていくなか、映像を撮りたいという考えに至り、CGだったら全部ひとりで作れるということで、CGを学び始めた。そこで、CGならばゲーム業界に入れることがわかり、仕事に就いたとのこと。
次に、代表作『SIREN』シリーズとの出会いについて語っている。初代『SIREN』には、途中から制作チームに参加。その時には、ゲーム全体のある程度のことが決まっていたが、“屍人”のデザインだけが決まっておらず、そこを任せられることになる。『SIREN2』では、プロジェクトの初期から“闇人”のデザインや設定、スタイリングなどを担当。『SIREN:New Translation』でも“屍人”のデザイン、設定、スタイリングを手掛けた。
髙橋氏の絵は、幼少期から暗い印象を与えるものになっていたが、自身にとって「それが、一番好きなスタイルで、落ち着くスタイルだったので『SIREN』に参加できたのは自分にとってラッキー。自分の特性が作品にピタッとはまったような感じがしている」と語った。
『SIREN』シリーズの終了後も外山作品に関わりたいと思っていたが、機会がなく、諦めかけていたところに外山氏から声をかけてもらいBokeh Game Studioに参加することになった。最新作では、エネミーのデザインを担当。ただ恐ろしい、気持ち悪いだけではなく、哀れ、悲しいといった部分が織り交ざったものになるという。