2021年9月30日(木)~10月3日(日)にわたって開催される“東京ゲームショウ 2021 オンライン”。
9月30日(木)23時からは、初日のラストを飾る番組“【TGS2021 イザナギゲームズ】『冤罪執行遊戯ユルキル』公式アンバサダー伊織もえ出演・ビンもえ特番!イザナギゲームズに新・展・開!?Yurukill Special Program!”が配信。番組では、『冤罪執行遊戯ユルキル』について実機プレイを交えつつ紹介された。
『冤罪執行遊戯ユルキル』ってどんなゲーム?
『冤罪執行遊戯ユルキル』は、イザナギゲームズから2022年春にNintendo Switch、PS5、PS4、Steamで発売予定の冤罪脱出ADV&弾幕STGゲーム。シナリオを担当するのは、『賭ケグルイ』の原作者・川本ほむら氏と、その弟・武野光氏。キャラクターデザインを清原紘氏(『蒼き革命のヴァルキュリア』キャラクターデザイン)、BGMを小見山優子氏(『モンスターハンター』シリーズ作曲家)が担当している。また、シューティングパートの開発はシューティングゲームの老舗・グレフが行っている。
今回番組のMCを務めるのは、元朝日放送アナウンサーで現在はeスポーツキャスターとして活躍する平岩康佑氏。イザナギゲームズCEOで本作のプロデューサーを務める梅田慎介氏と、公式アンバサダーの伊織もえさんがゲストとして出演した。
まずは、先日公開されたばかりのティザームービーのおさらい。本映像では、莇リナ(声:早見沙織)が歌う主題歌「ブラックイノセンス」を聴くことができる。
STORY
本作の概要を説明する前に、ストーリーから紹介。アドベンチャー+シューティングというジャンルも異色だが、このストーリーだけでも異色さが伝わるはずだ。
監獄で目覚めた春秋千石。
狐の仮面を被ったびん子と名乗る女が言う。
「実刑を受けている犯罪者のあなたにチャンスをあげましょう。これからとある遊園地の様々なアトラクションに挑み、勝利すれば無罪放免です」「違う、俺は冤罪なんだ!」
さらに現れたのは、自分の犯した罪の被害者の莇リナだった。
「春秋千石。忘れもしない名前。私の家族を全員殺したあなたを、絶対に許さない」
千石は21人の家族を焼き殺した放火殺人犯として服役中の身なのだ。
当然、被害者は千石の冤罪主張を信じてはいない。千石の他にも、4組の犯罪者と被害者がいる。
犯罪者を『囚人』、被害者を『執行人』と呼び、ペアを組んでアトラクションに臨む。
6人の犯罪者と、5人の被害者。「大量殺人チーム」「双子殺人チーム」「謀略殺人チーム」「ストーカー殺人チーム」「覗き魔チーム」――。
囚人は無罪を勝ち取りたい。
執行人は勝てば望んだものが手に入る。恨みを晴らすこともできる――。舞台は無人の遊園地『ユルキルランド』。
アトラクションに挑むなかで明かされていく、それぞれの秘密。
残酷で狡猾なこのユルキルランドで勝ち残るのは、誰か
アドベンチャーパート:“ユルキルランド”からの脱出を目指す
本作では各章の前半部分がアドベンチャーパート、後半部分がシューティングパートになっており、アドベンチャーパートは本格的な謎解きがメインになっている。基本的に謎解きや脱出ゲームが好きな人には馴染みやすいゲームシステムになっているが、選択を誤ると自機が減るといったシューティングパートとの連動要素もあるようだ。
また、アドベンチャーパートでは“ユルキル”ならぬ“マジキル”タイムが存在し、ここでは選択を誤ると即死するとのこと。
シューティングパート:事件の真相を掴むべく、シューティングに挑戦!
ここからは、伊織さんが実機でのプレイに挑戦。弾幕シューティングが得意ではないという伊織さんのために、残機は30機用意。さらに、難易度はいちばん簡単なイージーモードが選択された。なお、難易度はほかにノーマル、ヘルが用意されているとのこと。……ノーマルからいきなりヘルになる振れ幅がエグい。
アイテムを取ると自機の性能が強化されたり、ボムで範囲攻撃をしたりと、古き良き弾幕シューティングの伝統を引き継いだゲーム性。なお、イージーモードでは条件を満たすとバリアがついて1度だけダメージを無効化するなどの補助がつく。そのおかげか、伊織さんも危なげなくステージを進めていく。弾幕シューティングは苦手だけど謎解きやストーリーが気になるという人は、イージーモードでプレイすれば安心だ。
シューティングパート中にも、キャラクターどうしの会話が起こり、物語が進行していく。また、ラウンドごとに登場するボスには、“ココロウォール”というバリアが展開される。これを破壊することで、会話を拒絶する相手の深層心理へと入り込み謎解きパートへ移行。いよいよ事件の真相に迫ることができるという流れになっているようだ。
今回のプレイ中、伊織さんがやられてしまったのは1度だけ。30機も用意してあったのは完全に無駄だったが、それだけイージーモードは安心設計になっているということ。それでいて、敵を倒す爽快感はしっかり味わえそうだと感じた。敵機を弱くしすぎず、自機を強くすることでバランスを取っている感じだろうか。
春秋千石役の江口拓也さん、莇リナ役の早見沙織さんからVTRメッセージが!
プレイの後は、本作の主人公・春秋千石役を演じた江口拓也さんと、莇リナ役を演じた早見沙織さんから寄せられたVTRメッセージが流された。
その後は、本作の発売元であるイザナギゲームズから、『東京クロノス』などのVR作品を手掛けるMy Dearestとの業務提携のお知らせと、人材採用告知が。業務提携については、詳細が改めて語られる予定。また、伊織もえさんのサイン入りチェキ、江口拓也さん&早見沙織さんのサイン入りポスターのプレゼントキャンペーンも紹介。プレゼントに応募したい人は、『冤罪執行遊戯ユルキル』のTwitterをチェックしよう。
そして番組はエンディングへ。最後の挨拶にて、梅田氏から「無料体験版を出します」との発言が。アドベンチャーとシューティングの融合という特殊なタイトルだけに、購入の判断が難しいことを懸念しての判断とのことだ。直前に「これはまだ社員には相談していないけど」と言っていた気がするが、とにかくユーザーとしては嬉しい限り。遊べるようになる時期はまだわからないが、続報に期待しよう。
※画像は配信番組をキャプチャーしたものです。