2021年9月30日~10月3日にかけて開催される、 “東京ゲームショウ2021”。角川ゲームスはハピネットブースで『Relayer(リレイヤー)』の試遊版を出展する。
『リレイヤー』は、“ステラギア”と呼ばれるロボットを指揮して戦うシミュレーションRPG。本作を手掛けるのは、タクティクスRPG『GOD WARS(ゴッドウォーズ)』を開発した 実績を持つGODWARS TEAMだ。
本作では、特殊能力が覚醒した主人公の少女テラを中心に、“星×メカ×ギリシア神話”のエッセンスを組み合わせた、壮大なスペース・オペラが描かれる。
今回は、試遊版をひと足早く遊んだ、記事担当ライター・ジャイアント黒田のプレイリポートをお届けしよう。
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GODWARS TEAMが開発中の、期待の完全新作ロボットSRPG
他社のタイトルで恐縮なのですが、『スーパーロボット大戦』シリーズや『SDガンダム ジージェネレーション』シリーズなど、メカとシミュレーションRPGの組み合わせが大好物な筆者にとって、本作は発売が待ち遠しい作品のひとつ。
しかも本作は、骨太な戦闘と奥深い育成が楽しめたタクティクスRPG『GOD WARS(ゴッドウォーズ)』を開発した チームとあって、否が応でも期待が高まります!
試遊版のリポートをお届けする前に、まずは簡単な物語や世界観の紹介から。物語の舞台は、星暦2051年の月面居住コロニー“アルテミス”。この場所でふたりの女性が出会ったことから、特殊能力に覚醒した人類“スターチャイルド”と、人類の敵である地球外生命体“リレイヤー”の運命の物語が幕を開けます。
対リレイヤーの要となるのが、“ステラギア”と呼ばれる機動兵器です。ステラギアは、スターチャイルドの“重力を操る能力”をブーストし、パイロットの力を推進力や武器に転換して戦う機能を持っています。
また、ステラギアにはアサルト、タンク、スナイプ、スカウトの4種類のタイプが存在します。アサルトは攻撃、タンクは防御というように、それぞれ得意とする役割があって、これが戦闘を進めるうえで非常に大事な要素となっています(詳しくは後述します)。
単機での突撃はNG!? バトルは味方との連携が勝利のカギ
ここからは試遊版のリポートをお届けします。体験できた“TGS2021特別エリア”のステージは、美しい地球が印象的。6機の味方に対して、8機の敵が立ちはだかります。これらの敵をすべて倒すとステージクリアーとなります。
戦闘は、敵味方が素早さの順に行動するターン制で進行。行動の順番が回ってきた味方機は、移動した後に、攻撃、スキル、アイテム(※今回は使用不可能)、防御、待機といったコマンドが選べます。
相手に対して何もしないときは、防御か待機を選ぶことになるわけですが、防御は防御力が上がる、待機はターンごとに回復するSP(スキルの発動に使用)の増加量が高まる、という違いがあるので、使いわけが重要になりそう。
また、本作の機体は前述の通り、4つのタイプに分類されています。この特徴をしっかり覚えて役割をまっとうさせることが、バトルにおいてはとても重要です。まず、それぞれの特徴を見てみましょう。
アサルト
テラとアマノガワのステラギアが該当。接近戦に特化したタイプで、最前線で戦い、敵を撃墜するのがおもな役目。HPが多く、多少無理をしても大丈夫です。
タンク
サンのステラギアが該当。高い防御力と豊富なHPを誇る部隊の盾役です。敵の注意を引きつけて、仲間を守る重要な役割を担ってくれます。超かたい!
スナイプ
ヒミコとウラヌスのステラギアが該当。射撃攻撃のエキスパートで、HPや防御力に難はありますが、射程の長さを生かして遠距離から狙撃できます。狙い撃つぜ!
スカウト
ハレーのステラギアが該当。バフやデバフ、回復スキルなどを駆使した支援が得意。デコイを出して敵の注意を引くこともできます。このデコイがかなり便利!
これらの特徴を考えると、タンクやスカウトが出したデコイが敵を惹きつけているあいだに、アサルトやスナイプ、スカウトなどで倒す、という戦術が基本になります。
本作の戦闘は『ゴッドウォーズ』と同様に骨太な作りで、スナイプやスカウトの機体は非常に打たれ弱く、敵に2回~3回攻撃されるとやられてしまいます。筆者はスナイプのヒミコを1回目のプレイで撃破されてしまいました。ごめん、ヒミコ……。
ですので、タンクをしっかりとパーティーの壁として運用しなければいけないのですが、ここで大事になるのが“ヘイト”のシステムです。ヘイトは、敵が自軍のユニットをどれだけ脅威に感じているかを表した数値で、この数値が高いほど敵から狙われやすく、低いほど狙われにくくなります。
攻撃や回復といった行動をするとヘイトが溜まるので、タンクはヘイトを上げるスキルを使ったりして、絶えず味方よりもヘイトの値が高くなるように保つ必要があります。少なくとも試遊版に関しては、ここがとくに重要だと感じました。
また、攻撃を仕掛ける際には、タンクやアサルトなどの近接攻撃ユニットは、スナイプやスカウトなどの遠距離攻撃ユニットを狙うといいです。その逆もまたしかり。
というのも、近接どうし、遠距離どうしでそれぞれ攻撃すると、敵の反撃を受けてしまうから。反撃は通常攻撃とほぼ同じダメージなのでとても痛いため、なるべくなら食らわないほうがいいです。
ちなみに、同じ系統の武器を装備した敵味方が戦闘を行った際には、特別なカットインが見られますよ。
強力な特殊攻撃をしっかり使う
試遊版には、タイプ固有の“特殊攻撃”も実装されていました。アサルトとタンクは、近接攻撃ユニットで敵を挟むと“バックスタブ”が発動でき、挟撃した2体が同時に攻撃できます。
また、スナイプとスカウトは“オーバーキル”が発動可能。攻撃時に一定の確率で発動し、残りHPに関わらず、敵を一撃で倒せるという非常に強力なものになっています。
オーバーキルはランダムなので狙って発動させるのは難しいですが、バックスタブは自分でコントロールできます。画面右上に表示された行動順表示をよく見て、配置を考えるとよさそうです。
さらに、アサルトやタンクなどのタイプ別に放てるステラギアの必殺技“ビッグバン”も使用できます。本来は専用のゲージを溜める必要がありますが、体験版のステージはゲージが最初から最大まで溜まった状態でスタートします。
ビッグバンの効果は非常に強力で、攻撃だけではなく、回復や支援の効果を持つものも存在します。発動時の演出も見応えバッチリで、必見ですよ!
丁寧に作られた戦闘システムはもちろんハイクオリティーの演出も注目を!
試遊版でのプレイ時間は30分程度とはいえ、基本の戦闘システムに加えて、ステラギアのタイプによる役割や立ち回りの違い、ヘイトの管理、多彩なアクティブスキル、特殊攻撃など、本作ならでの要素が満載。『リレイヤー』のバトルの奥深さの一端が十分に堪能できる内容になっていると感じました。
戦闘システムは期待していた通りのデキでしたが、期待以上だったのは攻撃時に再生される演出のクオリティーです。テラが駆るアストライアを筆頭に、どのステラギアもモデリングが秀逸。しかも、戦闘で激しく動いてくれるので、メカ好きにはたまりません! 気は早いですが、フィギュアかプラモデルがでないかなと、ワクワクしています(笑)。
ちなみに、ファミ通と電撃が合同で実施するオンラインイベント“ファミ通×電撃 秋のゲーム大運動会 ~つかみとれ、新作ゲーム情報~”において、2021年10月2日の17時20分から、この試遊版の解説プレイをお届けします。演出が気になる方や動画で観たい方は、ぜひこちらをご覧ください。
【DAY01】ファミ通x電撃 秋のゲーム大運動会【2021.10.02】
また、2021年9月30日発売のファミ通(2021年10月14日号)では、『リレイヤー』の最新情報を4ページにわたって掲載。体験版にも入っているアクティブスキルやヘイト、特殊攻撃に加えて、育成システムや特典の情報をまとめています。こちらもぜひチェックしてみてください。
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