2021年9月2日~3日に開催された“BitSummit THE 8th BIT(ビットサミット ザ エイト ビット)”。数多くのタイトルが出展されていた会場のなかから、本記事では一人称視点のワイヤーアクションゲーム『GRAPPIN』(グラパン)を紹介していく。
本作は、グラップリングフックとして使える“グリップ”を駆使して、目的地を目指していく一人称視点のアクションゲーム。当日ブースで遊ぶことができたデモ版では、“試練の谷”というステージを体験できた。
今回デモ版をプレイして感じたのは、アクションゲームとしてのクオリティーの高さ。アクションゲームにとって大切な、操作の手触りのよさはもちろん、グリップを使ってうまく移動できたときはかなり爽快だった。また、ステージはある程度広さがあり、一本道ではないため、新しいルートを見つけられたときの喜びなども感じることができた。
ブースにいたAhmin Hafidi氏に話を伺うと、開発は全体の80パーセントまで進んでおり、あとはローカライズやデバックなどの作業を行い、2021年末の発売を目指しているとのこと。
また、音楽を担当したBenoit Malis氏とは、昔からふたりでゲーム制作を行っていた仲なのだが、これまでゲームとしてリリースすることはなかったのだそう。そんな彼が、本作に参加した経緯を伺うと、Ahmin Hafidi氏が開発途中の本作をBenoit Malis氏に見せた際に、「音楽をやらせてほしい」とBenoit Malis氏の方からの申し出があり参加したそうだ。そんな流れがあり、今回ふたりの手掛けた作品が世に出ることになったというわけだ。
まずは2021年中にSteam、Epic Games StoreでのPC版のリリースを目標に、現在制作中。コンシューマー版も検討中とのことだが、こちらのリリース自体は来年になりそうという話だった。