バトルロイヤル型アクションシューティングゲーム『PUBG』の生みの親として知られる“PlayerUnknown”ことブレンダン・グリーン氏が、オランダに設立したゲームスタジオPLAYERUNKNOWN PRODUCTIONSの親会社KRAFTONからの独立を発表した。KRAFTONは同スタジオの少数株主として残るという。

 プレスリリースでグリーン氏はPUBGとKRAFTONの関係者に感謝の言葉を述べるとともに、何年も心に抱いてきたという新たなゲーム体験の創出への意気込みを語っている。

 ブレンダン・グリーン氏は、フルのゲーム開発経験がない一介のMOD(※)作者として『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』(現PUBG)を開発。韓国のMMORPGスタジオであったKRAFTONの前身Blueholeからのラブコールで共同して製品化を行っている。(※ゲームメーカーから独立した形でプレイヤーが開発する追加コンテンツ・機能のこと)

 なおその経緯については過去に同氏が行った講演の模様を本誌で掲載しているので、気になる人はそちらもチェックしてみて欲しい。

 PLAYERUNKNOWN PRODUCTIONSは2021年にオランダのアムステルダムに設立されており、その前からグリーン氏が進めてきた『prologue』と呼ばれる新作プロジェクトを独立後も継承するようだ。このプロジェクトでは巨大なオープンワールドゲームを実現するシステムの構築を目指しているとされ、スタジオの公式サイトにはさまざまな職種の求人情報が掲載されている。