『ノーモア★ヒーローズ3』攻略。快適にプレイするための51の方法【プレイガイド】

　2021年8月27日に、11年の時を経て殺し屋アクションゲーム『ノーモア★ヒーローズ』のナンバリング最新作、『ノーモア★ヒーローズ３』がNintendo Switch（ニンテンドースイッチ）用タイトルとしてついに発売された。須田剛一氏率いるグラスホッパー・マニファクチュア（以下、GhM）が開発、マーベラスが販売するこのシリーズは、コントローラをカタナに見立てて敵を斬る爽快感と、GhM作品ならではの天衣無縫ぶりや“カッコ悪さのカッコよさ”が堪能できるのが醍醐味だ。

　別の記事では、この最新作がどれほどアクションゲームとして充実したものになったかをお伝えしたが、この記事では、筆者が40時間プレイをしたうえで感じた、ゲームを進めるうえで知っておくとラクになる51のTIPSをお伝えしよう。

　ピンポイントで何かの手順を書くというものではなく、以下の目次の項目に区切って解説をした。とくに重要と思われるものには★の印を付けている。物語を明かすような核心的な記述はないが、プレイガイドという性質上、ゲーム中の仕掛けについては若干触れているので、必要なところだけ読むといい。見出しだけなんとなく覚えてプレイするのもいいだろう。

1.物語は指定された試合を消化し、ボランティアミッションでボス戦への参加費を稼ぎ、入金してボスに挑む、というループで進行する

　ゲーム中でUC（お金）が必要となる局面は少ない。デスグローブチップの作成、スシの購入、パワーアップのリセット、カプセルトイのガチャ、そしてランキング戦の参加費程度だ。ほかに比べ、参加費は数倍から数十倍高く、トラヴィスはおもにそのためにUCを稼ぐことになる。

2.★指定試合は最低限の数で進行可能。すべて消化すればお金とWESNに余裕が生まれる

　“指定試合”は、大きく赤いアイコンと青いアイコンの試合に類別される。ボスに挑むためには、3～5つをクリアーする必要があり、フィールド上にはそれ以上の数の指定試合が用意されている。マップ上では薄い黄色のサークルで少し広めに表示されているので、画面右上のアイコンが要求する大きさ（大きなものが赤、小さなものが青）と数にしたがって試合の現場を見つけ、挑めばいい。

　余った指定試合は戦わなくても物語を進行できるが、クリアーしておけば、自然とUCやトラヴィスの強化に必要な“ワールドエンドスーパーノヴァ”（以下、WESN）が貯まり、プレイ中に困りにくくなる。

3.モーテルの部屋に付いたらまずトイレ。新しいエリアでもまずトイレ探しを

　ゲーム中いろいろな局面で拠点となるモーテルの部屋に戻ることになるが、部屋についたらまずトイレに行ってセーブすることを心がけておこう。地下のナオミの研究室でさまざまな強化やデスグローブチップの開発の前にセーブをしておけば、後から方針を変更したいときでも代償なしにリトライできるからだ。

　同様に新しいエリアに突入したときは、人の集まっているゾーンが必ず1ヵ所はあるので、そこにあるトイレを開放し、セーブしておくといい。

4.★部屋を出たらまずLボタン

　モーテルの部屋を出たら、まずLボタンを押そう。ナビゲーター役のネコ、ジーンが、メインストーリーを進めるためにいますべきことを教えてくれる。部屋から出るとメールが届いていることが多いので、同様にここで確認しておくといい。また、Lボタンで表示される内容は、メニュー内のトラヴィスのステータス画面の最下部にも同じものが表示されている。

5.技田太郎を師とあがめよ

　操作方法からアクションのコツにいたるまで、トラヴィスに役立つさまざまな情報を教えてくれるのが、技田名人こと技田太郎だ。バトル前などにカットインしてくる彼からの情報は千にひとつの無駄もない。読み流してしまっても、+ボタンで起動するシステム画面内のメール受信トレイから再確認できる。「あれ？　これ何だっけ？」と思ったら、技田名人の金言を顧みるのだ。

　また指定試合で初見のタイプの敵が登場すると、おそらく技田名人が監修した敵攻略指南も現れる。こちらも有用だ。

6.チュートリアルは活用せよ

　トラヴィスの部屋の地下には、樹木化したナオミ博士の研究室が広がっている。この部屋の隅にひっそりとチュートリアルルームがある。入ると、殺風景ながら各アクションに挑戦できるブロックが並び、いくつかの提示されるミッションを実行できればクリアーとなる。クリアーに対してとくに報酬はないが、何度でも挑戦できるので、後述する各アクションの中に苦手なものがあったら、ここでくり返し練習することをおすすめする。

7.攻撃は単体相手でなければ、ほぼYのみでオーケー

　ゲーム中に何度も挑むことになる防衛ミッションや指定試合は、敵が複数で現れる。このとき誰かを狙って大ぶりのXボタン攻撃を仕掛けると、袋叩きに遭うこともしばしば。基本はYボタンの連打で構わない。Xボタンの攻撃は、最後の1体やボスバトルなどで短期に大きくダメージを与えたいときなどに使おう。

8.★複数の敵と戦うときは各個撃破が基本

　どんなアクションゲームやRPGにも言えるが、多対一の不利な状況で戦うときは、相手の中から1体を選んで攻撃を集め、数を減らすことを優先しよう。ではどの敵から倒していくか。体力が低く倒しやすい相手、もしくはフィールドにダメージを与えるモノを残したり突撃したり、放置するとトラヴィスのダメージが蓄積されていくような厄介な相手からだ。

9.ジャンプY斬りのホーミング、ジャンプX斬りの範囲攻撃を活用せよ

　連打の後や、後述するデスグローブスキルの使用後に、敵が少し遠くへ離れてしまうことがある。こんなときにBボタンのジャンプ中にYボタンを押すと、ホーミング攻撃となり、敵に詰め寄る時間を短縮して攻撃を叩き込める。また、かなり限定的な状況だが、デスグローブスキルを使い果たしているのに囲まれてしまったときなど、ジャンプX斬りがモノをいうときがある。

10.壁際での攻防は一長一短

　壁際やバトルフィールドの隅に敵を追い詰めて連続して攻撃をすると、前述のように敵が離れていくことがなく、短時間で大きなダメージを与えやすい。

　その一方で、トラヴィスが敵よりも壁側で倒されると、カメラがトラヴィスを追いきれず行方不明になることがある。実際にはトラヴィスはカメラの画角の下で寝転がっているのだが、これはなかなか慌てがち。トラヴィスが敵よりも壁側に行かないように位置取りしつつ、もし見失ったらAボタンを連打でトラヴィスを叩き起こそう。その直後にデスグローブスキルでとにかくその場から離脱してもいい。

11.ガードボタンはほぼ押しっぱなしでいい

　敵をロックオンして攻撃を当てやすくしてくれるのはZLボタン。そして敵の攻撃を自動でガードしてくれるのもZLボタン。構えたまま攻撃もできるため、バトル中はほぼZLボタンを押しっぱなしにしていればいい。

　逆に押さないでいるのは、つば迫り合いやトラヴィス自身がダウンしているときなどのように当然構えられないとき。そして狙った相手ではない敵をロックオンしてしまったとき程度だ。後者であればRスティックによってロック対象は切り替えられる。

12.★最重要。ジャスト回避を会得せよ

　敵の攻撃を避けるには、Aボタンでトラヴィスが地面を転がる“回避”を使おう。このとき、敵の攻撃をギリギリまで引きつけるようなタイミングで回避をすると、“ジャスト回避”が発生して全体がスローになり、ロックオン中ならば敵の背後に回り込むようにトラヴィスが移動する。スローが解けるまでは数秒あるため、このあいだに攻撃を叩き込み、バトルを有利に展開させるのだ。

　タイミングがなかなかつかめないときは、前述のチュートリアルルームに籠もって特訓するのもいい。トリプルプット（爬虫類の雌雄が合体したような敵）やフルフェイス（ヘルメットをかぶったような敵）などが増えてくると、このジャスト回避の会得なくしては勝ち目が見えなくなる。

13.プロレス技はZRボタン。敵の背後などからかける

　ザコ敵に対して、背後からZRボタンを押すとプロレス技がかけられる。敵が気絶しているときはどの方向からでもプロレス技がかけられるが、この場合は画面に方向指示が出て、入力に成功するとダメージとともに充電が可能になる。詳細は14番を参照。

14.★プロレス技での充電を基本にする

　『ノーモア★ヒーローズ３』のバトルで変化したところはいくつかあるが、敵を気絶させてからプロレス技をかけると、充電が満タンになる仕組みは戦いかたに大きな変化をもたらした。

　これにより、連続Y攻撃＞攻撃されたらジャスト回避＞追撃という流れの後、敵の頭上に★マークが浮かんで気絶しているのを確認したら、そのままトドメスラッシュまで攻撃を継続するか、ボタン連打をやめ、近づいてZRボタンでプロレス技に移行して充電するかという選択が生じた。後者でビーム・カタナのバッテリーを満タンにし、すぐにつぎの敵に立ち向かえることでバトルにリズムが生まれ、テンポよく戦いを継続できるようになったのだ。

　プロレス技をかける隙が生まれず、手動で充電しなければならないときは、すべてを投げ出す勢いで敵から離れ、Rボタン＋Joy-Conをシェイク（Joy-Conふたつ持ち以外の操作なら、Rスティックを回転）しよう。

15.スラッシュ後の充電はクセにしておく

　敵の体力がわずかになり最後の一撃というときには、画面に方向指示が現れ、そのとおりに右Joy-Conを振り抜くとトドメスラッシュとなる。攻撃の瞬間、ゲーム全体がスローとなり、スピードが戻りながら敵が大量の体液を撒き散らして倒れていく演出はこのゲームの最大の快感ポイントのひとつ。

　だが、このとき見惚れているだけではもったいない。スラッシュを決めたと同時にRボタン＋Joy-Conをシェイク（Joy-Conふたつ持ち以外の操作なら、Rスティックの回転）すれば、ほかの敵が干渉しないうちに充電を始め、いち早くつぎの戦いに復帰できる。

16.つば迫り合いは両手のJoy-Conを上下に振ればいい

　敵がガードしているときに攻撃を畳み掛けていると、画面にJoy-Conを回転させる指示（Joy-Conふたつ持ち以外の操作では、Rスティックの回転指示）が現れ、敵とのつば迫り合いになる。

　このときJoy-Conを大きく回転させていると、トラヴィスならぬプレイヤーの体力が消耗していきがち。ここは太鼓を叩くようにJoy-Conふたつを小刻みに上下に振るようにするだけで、回転と同じ入力が行われるのでラクしてしまおう。続くスラッシュも斜めに斬り上げるものが多いので、上下動であればついでに入力できてしまうのだ。

　Rスティックを回転させて戦っていたプレイヤーは……そのままがんばれ!!

17.ムスタングモードはそのときもっとも苦手な相手に。無敵モードは目の前の敵を全力で倒す。投げまくりモードは寝ている敵も投げられる

　スラッシュ後のスロットがBARの柄で揃うと、敵を置き去りにしたスピードで連続攻撃が行えるムスタングモードに突入する。このモードは一度の機会に敵に与えるダメージが桁違い。あっという間に敵を倒すチャンスなので、突入したら、そのときもっとも苦手とする敵を攻撃し、モード後の戦いをラクにしてしまうのがおすすめだ。

　似たような状態に無敵モードがある。こちらは攻撃を食らってもトラヴィスの体力が一切減らなくなるモード。体力が減らないだけで、ひるむなど攻撃を受けたときのリアクションをトラヴィスは取るので、無敵モードのときは素直に目の前の敵を倒してしまうのがいい。

　投げまくりモードは、ガードしている敵も寝ている敵も投げられる。投げて倒れている敵をまた投げても、そこらの敵をつぎつぎと投げてもいい。

18.フルアーマーモードは一撃必殺。強敵の直前なら取っておく

　スラッシュ後のスロットが7の柄で揃うと、トラヴィスはフルアーマーモードのスタンバイ状態となり、画面左の中央にアイコンが表示される。このときLボタン+Rボタンで、演出とともに変身を行うのだ。

　赤い7が揃ったときに使える通常のフルアーマーと、緑の7が揃ったときに使える陸戦強襲型のフルグリーンの2タイプのモードからくり出される攻撃は、いずれも敵を一撃で倒す強烈なものである代わりに、モード自体はそう長くは続かない。攻撃チャンスは1、2回と考えるといいだろう。

　じつはこのスタンバイ状態は、バトルを跨いで持ち越せるのも特徴。防衛ミッションでスタンバイ状態になったとき、かなり体力の減った敵が残っているだけだったら、すぐに変身せず、つぎのWAVEまでスタンバイを持ち越し、あらためて変身するのも手だ。ボス戦がつぎに来るとわかっている局面ならそのまま取っておき、ボス戦に突入するといい。ボス戦もまだ遠いWAVEのない指定試合などでは、あれこれ悩まずそのまま変身して撃破してしまおう。

19.★マグロとかっぱ巻きは惜しみなく買う

　腕に覚えがあっても、倒されるときは倒される。それを未然に回避するのがどんまい寿司特製の各種のにぎりだ。とりわけ体力を回復するマグロと、電力を回復するかっぱ巻きは、効果が目に見えてわかりやすく、使ったところでペナルティもない。できる限り購入しておき、ピンチのときは迷わず使おう。Lスティック下のボタン群のうち、◀▶でにぎりの種類を選択、▲で使用だ。

　画面中央やや下には、いま▲を使うと食べるにぎりの種類が簡単なアイコンで示されている。ただし、いずれのにぎりもスタックは5つまで。WAVE数の多い長丁場の防衛ミッションでは、WAVE数／5のペースを意識して使うと、後で困らない。

20.頓死上等、リトライルーレットにかける

　奮闘虚しくトラヴィスが敵に倒されると、リトライするかモーテルの部屋まで戻るかの選択肢が出現する。

　ここでリトライを選ぶと、さらにリトライルーレットが出現。出た目によって、「体力満タンでその場から再プレイが可能になる」、「攻撃力が1.5倍になる」などの有利な状態でリトライ可能になることが多いのだ。とくにゲーム中にペナルティはないので、時間が許す限り何度でもリトライするといいだろう。しかもリトライを重ねるたび、ルーレットの回転は遅くなり、最終的には目押しが簡単にできる速さに。幼いFU柄の「何も強化なくリトライ」と、成長したFU柄の「充電ゼロでリトライ」だけは避けたいところだ。

　モーテルに戻るを選択したなら、地下の研究室でトラヴィスを強化したりデスグローブチップを付け替えたりなどの、バトルに合わせた強化対策を進めるといい。

21.イートインはそれでも勝てないときに

　リトライルーレットで有利な目を出しても特定の敵に勝てないときが、寿司のイートインの出番だ。強化された、いわゆるバフがかかった状態でつぎの戦いに挑めるので、戦いやすくなるだろう。リトライルーレットが無償、イートインは有償なので、順番として、まずリトライルーレットのバフで挑み、それでも駄目なときにイートインの順に頼るといい。

　また店主おまかせのにぎりは、ほかで見ない効果が現れることもある。2周目以降の資金に余裕があるときなどに頼もう。

22.フルフェイス、トリプルプットのダッシュとジャンプに注意

　前者は名前のとおりフルフェイスのマスクをかぶった敵、後者は爬虫類が2体合体したような形状をしている敵。どちらも突進してくるスピードが速く、場合によってはジャンプしながら攻撃してくる。

　フルフェイスの突進は回避でしのぎ、通常の斬りつけジャンプのときにジャスト回避を合わせて戦おう。フルフェイスが数体いるときは、デススキルで敵を分断しないと、思わぬ角度から別のフルフェイスに攻撃されることが多い。

　トリプルプットは透明化した後の突進がじつはジャスト回避を合わせやすい。これら厄介な敵に囲まれたときは、デススローで時間の流れを遅くし、状況を整理して戦うのもかなり有効だ。

23.ダイバーシティのシールドは回避を2回重ねて避ける

　ダイバーシティ（角張ったロボット状の敵）は気まぐれな突進と攻撃判定のあるシールドが厄介。

　シールドは張られてから攻撃判定を持つまでしばらく間があるので、そのスキに回避を2回ほど重ねて横などに回り込み、隙だらけの背後から攻撃するといいだろう。突進は距離が空いているときにくり出される。デススローをかけておくか、体力も高くないので近接戦で一気に倒してしまおう。

24.敵が撃ってくるものはどれも超危険。回避を優先に

　たとえばレオパルドン（鹿のようなツノとマントの敵）の銃撃は、食らうとデスグローブスキルが数十秒使えなくなる。ミノル（上半身にアーマーを着込んだカラフルな敵）が顔面から発射する寄生体に取り憑かれると、トラヴィスは身動きできなくなる。ダイバーシティのトゲトゲボールは時限爆弾だ。

　こうしたトラヴィスの行動を制限する射出物は、近づかないことがいちばん。遠くからデスレインであらかじめ体力を削っておくなどして、デスフォース＞デスキックでダメージを与えつつ一気に詰め寄り、連続攻撃を仕掛けた後、危険な弾を射出される前に遠のいてデスグローブスキルがクールダウンするのを待つのもいいだろう。

25.チェストホールは近づけばもろい

　胸部に大きな穴の空いたピンク色の宇宙人、チェストホールは、気合をためて機雷のような爆発物を周囲に展開する。トラヴィスの位置によっては連鎖で巻き込まれ、大ダメージを受けかねない。だがじつは、チェストホール自体の体力は、片手に剣（状の骨を）有するボーンのつぎくらいに低い。あれこれと展開される前に近づいて、一気に倒してしまうのが、混戦時に余計なダメージを喰らわないコツだ。

26.パワーアップは体力と攻撃力を優先

　バトルなどで集めたWESNはトラヴィス自身の強化に使う。強化できる項目は、体力、攻撃力、電力、デススキル、スペシャルムーブ習得の5つ。おすすめの強化順は体力と攻撃力をデススキルの3つを優先し、スペシャルムーブを増やしつつ、最後に電力でいい。電力は前述のジャスト回避投げでかなりカバーできるからだ。

　参考までに、以下にここで習得できるスペシャルムーブを挙げておこう。とくにロングダッジとブラストアタックは使う機会も多い。

• ダッシュアタック／ダッシュ中にRスティック押し込み（ふたつ持ちは右を振る）で特別な攻撃を発動
• チャージアタック／X長押しでビームカタナのタメ攻撃発動
• ロングダッジ／回避中にBで、より遠くまで回避可能
• ブラストアタック／Yを連打で高速の突きが発動
• ムスタングダッジ／体力がMAX時にジャスト回避をするとムスタングモードが発動

27.デスグローブスキルは使わないと損。距離の調整にも使え

　デスグローブスキルは使用後に一定時間で回復する強力な技。つまり使える機会があるなら使わないと全体の使用回数が減り、敵に与えるダメージの時間あたりの総量が下がりかねない。アーマーへの変身を除き、使えるときに使ってしまうのがいいだろう。アーマーへの変身は18番を参照するといい。

　そのデスグローブスキルは以下の4種。

・デスキック／距離に関係なくホーミングし、ドロップキックで敵をなぎ倒す

・デスフォース／見えないブロック（見える）を生成し、直線上の敵を巻き込みながら吹き飛ばす

　※（2021年8月30日追記）デスフォースで発射されるキューブが敵に接触したあとでスティックを操作すると、敵ごとキューブの位置を移動できることが判明（キューブは発射後数秒で消滅）。スティックを手前に倒せば敵がトラヴィスの元に飛んでくる。これを用いることにより、さらなる戦術やコンボが生み出せそうだ。

・デスレイン／発動した時点でロックオンしていた敵の位置を中心に、ダメージを与え続ける雨を降らせる

・デススロー／トラヴィスを中心とした周辺範囲の時間の流れを遅くし、その中をトラヴィスだけが自由に動ける

　デスレイン以外には、「急接近する」、「遠くへ押しやる」、「自分だけが好きに動ける」という、敵との距離を調節する効果があるため、混戦時こそ発動させ、体勢を立て直したい。

　また、敵集団にいっせいに襲いかかられそうなとき、1体をデスフォースで吹き飛ばし、そこまで一気にデスキックで近づき、その1体だけでも沈めてしまうという戦法はかなり使えるので覚えておくといい。

29.デスグローブチップの激レアアイテムは必要分だけ手に入るので即使用していい

　トラヴィスの各種のスキルを引き上げるデスグローブチップは、モーテル地下にあるマシンで作成する。

　作成にはボランティアミッションやバトルで手に入る各種のガラクタが必要で、レアリティの高い順に、ピンク、青、黄、緑のアイコンが付けられている。バトルを少しでも有利に進めるためにガラクタのレアリティをあまり気にせず、作れるものから作ってどんどん自分のプレイスタイルに向いたチップを見つけるといいだろう。

　使ってしまったガラクタは、ピンクや青なら同じ地下にあるタイムマシンでいろいろな難度のボス戦に挑むことで手に入る。それ以外の色なら、メニュー画面のうち、防衛ミッションの項目、通称・猛虎五十一番勝負のガイドから手に入りやすいガラクタの見当をつけ、くり返し挑もう。

30.デスグローブチップのおすすめは、ギンガとガイアの組み合わせ

　デスグローブチップのうち、筆者がいちばんオススメするのは、ジャスト回避成功時にスローの時間が50%アップする“ギンガチップ”と、ジャスト回避後のスロー中に武器攻撃力が10%アップする“ガイアチップ”の組み合わせ。ほかのチップも魅力的だが、何かの能力を引き上げる代償に、別の能力を引き下げるものが多いなか、この組み合わせは、ジャスト回避さえ成功すれば、あとは威力の高まった攻撃を叩き込みたい放題となる。

　このふたつに、そのときどきで新しく作成したチップを付けていた。だがエイティーのチップを作ってからは、それを付けっぱなしに。エイティーチップは、バトル中は役に立たないが、フィールドを徒歩で移動するあいだ、種類を選ばずあらゆる捜しものに近づくと、音と振動で知らせてくれるからだ。

　ともあれ１周目のプレイではすべてのチップを到底作れないので、こだわり抜いて作る必要もそうないのかもしれない。

31.Lスティック押し込み＋方向入力でダッシュ

　フィールドを移動するときは、街の広さを考えると愛車デムザンティガーで移動するのがラク。だが近くまでや、ミッションなどでアイテムを捜しながらする移動では、降りて歩くようになる。このときLスティックを大きく倒すとトラヴィスは走り、Lスティックを押し込みながら倒すと、さらに速いダッシュに。走りとダッシュはそこまで速度に差がないので、移動する距離に合わせて使い分けるといいだろう。

32.金田ブレーキは Bボタン長押し

　疾走感がたまらないデムザンティガーは、停まるときもたまらない。ZLボタンで徐々に減速するのもいいが、ここはやっぱりカッコよく停まりたいところ。Bボタンを長押しすることで、後輪をスライドさせながら短い距離でピタッと停まる、通称“金田ブレーキ”がいいだろう。

33.防衛ミッションは同じ場所に増えていく

　一般的なボランティアミッションは、クリアーすると同じ場所に新たなレベルの入り口が出現する。同様に防衛ミッションも、クリアーするごとに同じ位置に入り口が出現することが多い。猛虎五十一番勝負をすべて制覇しようとするときなどは、空欄になっているところの直前のミッションの入り口まで戻ると、見落としていた入り口が見つかることが多いだろう。

34.ゴミ拾いミッションはボタン連打禁物

　ゴミ拾いミッションではアブクの位置からワニが登場する。したがってアブクを避けていればワニとのバトルは基本的に避けられるが、振動で検知できる隠れたゴミを探しているときなど、Aボタンを連打していると、急に向きを変えたワニや出現したワニに襲われやすい。ワニと戦っているあいだは時間が進まないので、アブクごとに倒すくらいのつもりで挑んでいい。

35.芝刈りミッションは後退とダッシュを上手く使う

　芝刈り機は障害物や壁に当たるとしばらく動きを止めてしまう。ミッションのレベルが上がるにつれ、これは致命傷になりがち。障害物の際ではBボタンのターンを使って旋回するより、後退しつつ角度を改め、ロスした時間をダッシュで補うといい。また、通常の直進や後退時には、軽く芝刈り機を左右に振りながら進むと、広い範囲の芝が刈れるのでおすすめだ。

36.バイクミッションは黄色いワゴンに気をつけろ

　バイクミッションは、愛車デムザンティガーを駆り、ハイウェイを逃げていく目標のクルマを追いかけて体当たりし、破壊するという内容。だが、ただ走っているだけでは絶対に追いつかない。エンジンが焼ききれない程度にニトロを効かせ、距離を縮めていくのだ。このとき、壁や目標以外のクルマなど障害物に接触するとトラヴィスのスピードは落ちる。壁は画面を注視していれば正面からぶつかるようなことはないし、目標以外の敵のクルマはニトロ中に体当たりすれば、それほどスピードが落ちない。

　最大の障害となるのは、コース上を緩慢に走っている黄色いワゴン車だ。このクルマに背後から激突すると、大きなタイムロスとなり、目標のクルマはあっという間に遠ざかっていく。万一激突してしまったら、復帰後は即ニトロを使い、スピードが上がるまでのロスをできる限りカットしよう。

37.宇宙防衛ミッションは、スラスターによるブーストと上下の移動がポイント

　防衛ミッションのいくつかは、フルアーマーモードから、さらに宇宙空間での戦闘用のブーゲンビリアモードに変身する。Lスティックで移動、Lボタンでブースト、Rスティックでカメラ操作、ZRボタンでロックオンのホーミング攻撃、ZLボタンでハイパーメガランチャーのような主砲攻撃が出る。

　基本は攻撃を左右にかわしながら、敵のロックオンできる部分に攻撃を仕掛け、あからさまな弱点が露出したらZLボタンの強烈な一撃をお見舞いしよう。正面向きの強烈な敵攻撃は、たいていブーストで左右に回避できる。だが敵の中には、上下方向も利用した攻撃を仕掛けてくる相手がいる。このとき漫然とプレイしているとフルアーマートラヴィスが上下方向にも移動できることを忘れがち。とくに檻の格子状に展開するビームなど、格子の隙間を上下に移動しながら追撃の光弾を避けることになる。心してかかろう。

38.採掘ミッションではバトル中のマグマに要注意

　ミッションのうち、もっとも難度の高いものがバイクミッションとこの採掘ミッションだろう。敵も出現、階層の高低もあるマグマのたぎるダンジョンからWESNの原石を採掘してくるのが目的だ。マップは数パターンが用意されている。敵とのバトルを考慮すると時間にあまり余裕はなく、マグマに落ちると即終了なので、かなり気ぜわしい攻略となる。

　一方、噴き上がったマグマが作る、通路上のマグマだまりに踏み込むと、トラヴィスはダメージを受けて時間のロスにもつながる。戦うときはトラヴィスの攻撃にともなう移動も考慮し、位置取りを考えて戦おう。

　とはいえ失敗しても何度でも挑戦できるので、始めから何度も挑戦する気概で臨むといい。

39.沿岸警備ミッションは距離よりも照準の近さを優先で

　最高に頭が悪く、ニヤニヤしてしまうミッションだが、意外と侮れない。左右どちらかのスティックで照準を移動し、RZボタンで敵を迎撃するだけだが、思いのほか敵の進撃スピードが速い。照準を無駄に上下に移動させないことと、近い遠いにかかわらず照準との左右の近さで優先順位を決めて敵を撃つこと。そして中央に現れる巨大な敵は、周囲のザコを倒しながら照準が通過する際に弾を集め、ザコが片付いたところで力の限りボタン連打で攻撃するのだ。

40.ガラクタは売ってもいいが、指定試合など進めていればUCには困らない

　ボランティアミッションを進めていると、デスグローブチップ作成に必要になるガラクタの数々が手に入る。ビショップの店で売却すればそれなりのUCになるが、必要数以上の指定試合や、見つけた防衛ミッションに積極的に挑んでいれば、ガラクタを売り払うほど金欠になることはない。稼ぐに追いつくなんとかだ。

41.捜しものは、本気で捜すならアイテムを手に入れてから

　ボランティアミッションには、いくつか捜しものを依頼されるものがある。遠くからでも視認できるものも多いが、無策で挑むとかなりの時間を要するだろう。本格的に捜したいと思ったら、エイティーチップを作成し、デスグローブチップに装着のうえ、すべて徒歩でマップを移動する覚悟を決めてから。それまでは運よく見つけたものをコレクションし、コンプリートを目指すのは2周目以降に入ってからでいい。

42.サソリには後ろから近づく

　捜しものの中でもチョロチョロと移動するサソリは少々厄介。トラヴィスを見つけると飛びかかり、気絶させ、その場からいなくなってしまう。周期的に向きを変えながらウロウロしているので、タイミングを見て背後から忍び寄り、Aボタンを連打していれば捕獲できるだろう。

43.Tシャツ宇宙人は内容が更新されて復活する

　『ノーモア★ヒーローズ』のある種のシンボルであるTシャツは、本作では友好的な宇宙人・Teeから手に入れることになる。捜しものと同様にフィールドの各地に佇んでおり、条件を満たして一度Tシャツをもらうと、マップ上のアイコンに済んだ印となる斜線が引かれるが、ゲームを進めると斜線が外れ、同じ個体が別の条件でTシャツを配布するようになる。エリアを切り替えるたびに注意するといいだろう。

44.カプセルトイは、アドベンチャーミッションを進めると登場する

　物語の転換点にショートのアイキャッチとともにアドベンチャーミッションが始まることがある。サンダードームのネオオオサカ内で発生するお使いアドベンチャーミッション、"甘く危険な原石"を終えると、トラヴィスが"モーテルのカギ"を入手。これを持ってモーテルに戻ると、1階ATMの並びの部屋に入れるようになり、中にあるガチャのマシンで楽しめるようになるのだ。

　200WESNで挑める宇宙人ガチャ、300UCで挑める殺し屋ガチャ、1000UCで挑める名勝負再現ガチャの3台があり、いずれも回して手に入れたフィギュアを鑑賞できるようになる。なかなか高額なだけに、トラヴィスの育成も最大限まで済み、資金に余裕のある2周目以降に楽しむような仕掛けだろう。

　以下は見出しのみで多くは語らない。ゲームをより存分に楽しむためのアレコレだ。サッと目を通しておけば、必要になったときにピンと来ることもあるだろう。

45.三池崇史監督作品を観られるだけ観ておく

46.『ガンダム』は『逆襲のシャア』までは当然。ほかも『イデオン』はじめ、サンライズ作品はできる限り観ておく

47.くるり、サカナクション、フジファブリックあたりは代表曲など聴いておくといい

48.宇宙空間で行き先がわからないときは、とにかくブラックホールに飛び込め

49.リズムが取れないときはボタンを押すタイミングの誤り。指示の裏、メトロノームの針がセンターに来るタイミングがジャストだ

50.弱点は攻撃できる意外なところ。サンダムなども有効だ

51.疲れたらジーンに癒やしてもらう！