海外パブリッシャーのDeep Silverによるオープンワールドアクションアドベンチャー『セインツロウ』が、ドイツのゲームイベントGamescomに合わせて新作を発表するようだ。

 これがわかったのは、Gamescomの開幕に合わせて放送される配信番組“gamescom: Opening Night Live 2021”の告知にて。日本時間の2021年8月26日午前3時より始まるこの番組での発表項目のひとつとして、『セインツロウ』のニュースが示唆されているのだ。

 シリーズの公式サイトもティザー仕様に変わっており、そこに映っているグラフィティだらけの壁には「Rebooting」(再起動中)という文字が。

 となるとシリーズ作のリメイクなどによる仕切り直しを連想してしまいがちだが、これは文字通り新作によるシリーズ再始動を意味している様子。作品の公式Twitterアカウントがファンの問いかけに対して、これが「リマスターやリメイクではない」「まったく新しい作品(a whole new game)」である旨をコメントしている。

 『セインツロウ』シリーズは、ロックスター・ゲームスの『グランド・セフト・オート』シリーズと同じオープンワールドのクライムアクションであるものの、より悪ノリ全開なテイストが特徴。とくに『セインツロウ:ザ・サード』以降はその傾向が強く、大統領になったりエイリアンの襲撃に対抗したり、ギャグ路線に振り切ったものとなっている。

 ナンバリング最後の新作は2014年国内発売の『Saints Row IV』が最後で、以降は移植版や同世界の別作品『エージェンツ オブ メイヘム』(2017年)、そして昨年リマスター版『セインツロウ:ザ・サード リマスタード』が出た程度。今度の作品が完全新作になるのであるとすれば、どういう方向性でシリーズの新たな門出を迎えるのか気になるところだ。