Cygames、“CEDEC2020”で実施した5つの講演を公開。“グラブルフェス”を支える技術とプランニングや『プリコネR』のカットイン演出についてなど

　Cygamesは、“CEDEC2020”で実施した5つの講演を公式YouTubeチャンネルで期間限定で公開した。

　また、“グラブルフェス2020 パンフレット”や“プリンセスコネクト！Re:Dive各種グッズ詰め合わせ”などが抽選で当たる公式Twitterフォロー＆リツイートキャンペーンを実施した。

“CEDEC2020 Cygames講演公開記念Twitterフォロー＆RTキャンペーン”詳細ページ

以下、リリースを引用

株式会社Cygames、公式YouTubeチャンネルにて「CEDEC2020」で実施した5つの講演を期間限定で一般公開～講演にちなんだ賞品が抽選で当たる公式Twitterフォロー＆リツイートキャンペーンも実施！～

　ゲームの企画・開発・運営事業を展開する株式会社Cygames（以下サイゲームス、本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：渡邊耕一）は、コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2020（CEDEC2020）にて自社スタッフが実施した5つの講演を、公式YouTubeチャンネルにて期間限定で一般公開いたしました。また、合わせて公開した講演にちなんだ賞品が抽選で当たる公式Twitterフォロー＆リツイートキャンペーンも実施することをお知らせいたします。

Cygames、“CEDEC2020”で実施した5つの講演を公開。“グラブルフェス”を支える技術とプランニングや『プリコネR』のカットイン演出についてなど

取り組みの背景

　サイゲームスではゲーム業界内での技術交流の場であるCEDECを、ゲーム業界の発展に繋がる重要な場と考え、これまで自社からも積極的に講演を行ってまいりました。

　昨年は新型コロナウイルスの影響によりイベント全体がオンライン化され、事前に講演内容を撮影したものを当日配信する形式となりましたが、配信された動画を無償で一般公開することで、イベントに参加していなかった多くの方々にも当社で培った知見をご共有し、ゲーム業界全体の発展に寄与することを目指し、本取り組みを行うこととなりました。

公開内容の概要

公開先：Cygames 公式YouTube Channel
公開期間：2021年8月11日（水）～2021年9月6日（月）23時59分

※公開期間を過ぎると動画は視聴できなくなりますのでご注意ください。

ゲームの世界を完全再現する -グラブルフェスを支える技術とプランニング-

　ゲームコンテンツにおいて、新情報の発表やファンとのコミュニケーションの場として、大規模なリアルイベントを開催する事例が年々増えてきています。本講演では2019年の総動員数が8万人を超える規模にまで成長した大規模イベント「グラブルフェス」の事例を通じて、リアルイベント開催におけるコンテンツ制作やクオリティ管理の知見についてお伝えします。

大規模プロジェクトで新卒が大活躍するには？　未来の「最高のコンテンツ作り」を牽引する若手エンジニアの育成ノウハウ

　大規模プロジェクトでの活躍には、システムやゲームプレイの実装といったハードスキルだけでなく、チームメンバーとの円滑な意思疎通のためのソフトスキルも必要となりますが、これらを学ぶ機会は極めて不足しています。本講演では、Cygames内の技術研修・育成チームのノウハウを開示し、若手エンジニアが飛躍的にスキルアップできる育成方法をお伝えします。

『プリンセスコネクト！Re:Dive』が目指した、アニメRPGとしてのゲーム演出制作事例～テレビアニメとゲーム演出、二つの制作手法を融合して生まれたカットインアニメーション～

　本講演では、『プリンセスコネクト！Re:Dive』でバトル中に流れるカットイン演出についてお話しします。テレビアニメで利用される「手描きアニメーション」とゲームで利用される「パーツアニメーション」を融合させることで、ゲームの演出として最適化された高品質なアニメーションを制作する手法や、キャラクターの魅力を引き出すための工夫やその品質を担保するこだわりについてご紹介します。

Pythonによる大規模ゲーム開発環境～Cyllista Game Engine 開発事例～

　近年ゲーム開発の規模が大きくなる例が多い中で、開発効率を如何に上げるかが重要視されています。AAAタイトル開発用の内製ゲームエンジンとしてCygamesで開発中のCyllista Game Engineでは、レベルエディタやアセットブラウザを始めとする全てのツールでPythonを利用しています。本講演では、Pythonを利用したCyllista Game Engineのツールの開発事例をベースとして、Pythonを使うメリットや注意点、様々なノウハウについて紹介します。

マルチプラットフォーム環境で実現するLLVM ClangによるSIMD自動ベクトル最適化

　昨今LLVMでのコード最適化や言語最適化が活発化しております。本講演ではそのフロントエンドの一つであるClang上でのゲーム開発について自動ベクトル化を導入する利点についてお話しします。具体的には自動ベクトル化についての背景と基礎的な概要、そしてゲーム開発における最新のClangの活用例をご紹介するとともに、コンパイラーに検知されやすいベクトル化の記法や対策を解説します。