プレイステーション4、PCでサービス中のオンライン対戦アクションゲーム『Fall Guys(フォールガイズ)』。2021年7月19日にシーズン5が開幕し、新しいラウンドやコスチュームが新たに追加された。

 本作は最大60人のプレイヤーが、ラウンドごとに用意されたアスレチックレースなどのアトラクションで1位を目指して勝ち残りバトルをくり広げる、いわゆる“バトロワ系”ゲーム。対戦型シューターが多いバトロワ系ゲームの中で異彩を放つゲーム性やかわいいキャラクターで、広いプレイヤー層から人気を集めている。

 本稿では、シーズン5で追加された新要素や6つのラウンドを紹介しつつ、攻略のポイントについても解説していくので、慣れないラウンドにまだ苦戦しているプレイヤーや、これから新シーズンに挑むプレイヤーたちは参考にしてみてほしい。

ys』シーズン5で追加された6つのラウンドの見どころや攻略のポイントを解説。ジャングルでの戦いは冷静さがカギ!?
※本記事は、Epic Gamesの提供でお送りします。

追加された6つのラウンドを一挙紹介&解説!

 シーズン5で追加されたラウンドは全部で6つ。オーソドックスなレースから、変わり種までそろったバラエティ豊かな内容となっている。

 ここでは、そんなラウンドをひとつずつ紹介しながら、攻略のポイントを解説していく。6つのラウンド全体を通して感じたのは、難度は比較的抑えめなものの、焦って同じミスをくり返しがちなギミックが多いということ。これは本作で全体を通して言えることだが、テクニックやステージ対策を立てるのはもちろんのこと、今回はいつも以上に“冷静さ”が重要になってくるかもしれない。

 ちなみに、筆者がプレイしたタイミングでは、シーズン5が開幕したばかりということもあり、ギミックの理解度が全体的にまだまだ低いようで、ほかのプレイヤーから妨害されることはあまりなかった。

ツリートップ・タンブル

 シーズン5で追加された要素の詰まったレースステージ。早く進めるぶん、ギミック攻略が難しい上ルートと、時間はかかるが比較的簡単な下ルートに分かれていて、上ルートでミスをすると下ルートに落ちてしまう作りになっている。

 しかし、下ルートも堅実に進めていけば、そこまで差をつけられずに進行できるので無理に上ルートに固執する必要はなさそう。厳しそうだと感じたら上ルートは早々に諦めるのも手かもしれない。

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 このステージ最大のポイントは、ゴール前に設置された滑り台と回転する足場……。と、見せかけて、その2本の滑り台の間にある、少し見えづらい位置に設置されたふたつのジャンプ台“ドラム”だ。

 左右の滑り台は移動時間も長くなってしまううえに、途中に回転する足場もあり事故が起こりやすい。それに比べて中央のドラムは、ジャンプの軌道上に設置された一定周期で膨らむカエルさえ越えられればゴールまで一直線。ドラム自体も大きく、まっすぐ奥に向かって飛べばつぎのドラムにも簡単に乗れる作りなので、ぜひこのルートを試してみてほしい。

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少しカメラを下に向けることでドラムが見えてくる。

 ちょっと見えづらい角度に設置されているせいか、簡単で早いわりに現状は利用するプレイヤーが少ないので、これを覚えておくだけで少し順位を上げられるはずだ。ちなみに、ジャンプ中にカエルが膨らんでしまった場合は、手前のドラムにダイブで一度戻ってしまえばオーケー。もう一度ジャンプしなおせば、カエルはしっかりしぼんでいるので上を飛び越えられる。

 実際筆者はこのラウンドがあまり得意ではなく、道中はいまいち順位を上げられないのだが、このポイントだけでわりと安定して突破できているので使っていなかったという人はぜひ!

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カエルが膨らんでも焦らず手前にダイブ!

リリー・リーパー

 ツリートップ・タンブルでも登場した、乗るとキャラクターを跳ね上げるジャンプ台“ドラム”が大量に設置されたレースステージ。ドラムからドラムへうまくジャンプの軌道をコントロールすることが重要なラウンドとなっている。

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とにかくドラムだらけ!

 このラウンドにおける攻略のポイントはゴール直前の連続ジャンプだろう。そこまでのコースはジャンプに失敗しても下に足場があるのだが、ここはドラムが空中に設置されているので、ジャンプを失敗するとチェックポイントに戻されてしまう。そのため、多くののプレイヤーは一度足を止めをくらうので、ここの攻略スピードが大きく勝敗を左右する。

 逆にここに到達するまでに少し攻略に手間取って出遅れてしまったとしても、スムーズに攻略できれば逆転のチャンス。

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 ちなみに、ラストの連続ジャンプ部分には左右にもルートがあり、そちらは比較的攻略は簡単だが少し時間がかかる作りになっている。どうしても中央のルートがクリアできない場合は左右を使うのも手ではあるが、コツさえつかめばそこまで難しくない。1、2回の失敗なら横ルートよりも早いので、ちょっと無理をしてでも中央のルートを狙うのがおすすめだ。

 中央ルートの連続ジャンプを成功させるコツは、本作の基本を忠実に実行すること! ジャンプ中につぎのドラムの方向へしっかりとスティックを倒して飛距離を伸ばし、それでも届かない場合はダイブでさらに距離をかせぐ。この2点さえしっかりと抑えれば意外とすんなり突破できるはず。

 とはいえ、空中から空中へのジャンプは気持ち的に焦りやすく、実際の難しさ以上にミスも起こしやすい。しっかり冷静さをもって挑んでみてほしい。

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いざ飛び込んでみると、見た目よりも攻略は簡単。

バブルトラブル

 アリーナの中に用意された、複数のエリアに出現する泡を15個割る速さを競うハンティングステージ。それぞれのエリアには、ファンやドラム、跳ね橋などのギミックが設置されており、それらをうまく駆使してほかのプレイヤーよりも早く泡を割っていかなければいけない。

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 ギミックはそこまで複雑ではなく泡を割ること自体は簡単なので、泡が出現したエリアにいかに早く乗り込むかがカギになってくる。ここで重要になるのが、アリーナ中央に設置された回転する足場。これに乗ると、回転とそれによって生まれる遠心力によって一気に移動できるので、外周を歩いて移動するよりも圧倒的に早くつぎのエリアへ向かうことができる。

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この足場に乗ればすばやく移動できる。

 基本的にはこの足場を利用して効率よく泡を割っていくことになるが、それはほかのプレイヤーも同じこと。そんなプレイヤーたちをいかにうまく出し抜けるかが肝になってくる。

 というわけで、このラウンドの攻略ポイントは、いち早くエリアの見切りをつけること! 泡が出現したエリアに乗り込んだはいいものの、ラスト数個の泡をうまく割れずにずっとそこに居座っていては、つぎのエリアに泡が出現したタイミングで乗り遅れてしまう。

 たくさん泡が残っているタイミングで一気に複数個割り、泡の残りが減ってきたら無理に居座らずに回転床のほうへアプローチしておこう。ついついラスト1個の泡を狙ってしまうプレイヤーは意外と多いので、それだけでかなり優位に立てるはず。あとは、泡は基本的にふたつのエリアに同時に出現するので、向かうエリアを迷わないように自分が得意なギミックを把握しておくのも重要だ。

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広く視点を取っておくのも大事。

ペンギンプールパーティー

 今回追加されたラウンドの中でいちばんの曲者なのではないかと思っているのが、このペンギンプールパーティー。

 歩き回るペンギンをつかまえて、一定時間掴み続ければクリアーのシンプルなラウンドではあるのだが、そのぶんプレイヤーの操作練度がもろに出るため、このゲームに慣れていれば慣れているほど優位に立てる印象だ。

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ペンギンはかわいいがラウンドはなかなかの曲者。

 やっとの思いでペンギンを捕まえても、ほかのプレイヤーに掴まれるとペンギンを落としてしまうので、いかにプレイヤーに追いつかれずに逃げ回れるか、という戦いになるのだが、やはりプレイヤーと直接争うタイプのラウンドはギミックのように型にはめた攻略ができないので独特の難しさがある。

 「むしろこういうのこそ得意なんだ!」というプレイヤーもいるかもしれないが、苦手なプレイヤーも多いと思う。攻略のポイントとしては、ほかのプレイヤーの動きをしっかり見ること。初動でペンギンを捕まえられればいいが、そうでなければ、まずほかプレイヤーからペンギンを奪う工程が生まれる。プレイヤーの動きをみて、うまく先回りしたり、壁のほうへ追い詰めたりしてペンギンを奪い取ろう。

 いざペンギンを捕まえたら、ほかプレイヤーに追いつかれないように、ただ地面を歩いて逃げるのではなく、各所に設置されたファンを使ってアリーナ全体を立体的に移動していきたい。

 どうしても逃げ切れなさそうな瞬間が来たら、人ごみに紛れ込んでみたり、ほかのペンギン持ちプレイヤーに向けて歩いて、さも自分はペンギンを持っていないかのような雰囲気を醸し出してみるのもあり……かも?

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立ち回りのうまいプレイヤーに翻弄されることもしばしば……。

ストンピング・グラウンド

 シーズン5で新たに登場したギミック“サイ”から逃げるサバイバルステージ。

 ある程度の広さがある円形のアリーナの中にサイが3頭。アリーナの外周には内側に向いているドラムが設置されており、サイに吹き飛ばされても運がよければアリーナの中に戻ることも。しかし、当然だが基本的にはサイに吹き飛ばされない立ち回りを意識したい。

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 サイの基本的な動きは、吹き飛ばし判定のないふつうの歩きと、ぶつかると吹き飛ばされてしまう突進の二種類。突進には溜めのような予備動作があり、突進自体もモーションに入ったら一定距離を一直線に移動するだけなので、よく動きを見ていれば避けること自体はそこまで難しくはない。

 しかし、周辺にほかのプレイヤーがいるうえ、3体同時に相手にすることになるので、どうしても不意の事故が起きやすい。

 とにかく3頭のサイを常に画面内に収めるように立ち回り、視野外からくる不意の攻撃を防ぐことと、突進はすこし余裕をもってダイブも駆使しつつ確実に避けること。この2点を徹底したい。

 完全に追い詰められてしまい、逃げ場がない場合は外周にあるドラムに自ら飛び込んでアリーナ中央方向へジャンプで移動しよう。このあたりをしっかり抑さえて冷静に立ち回れば、ある程度安定して攻略できるはずだ。

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1頭の突進を避けるだけなら簡単だが……。

ロストテンプル

 シーズン5で新たに追加されたファイナルラウンドがこのロストテンプル。開くドアと開かないドアが点在する迷路状のステージを進み、いち早くクラウンが設置されたゴールにたどり着くことが目標のラウンドだ。

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 正解と不正解のドアがあるラウンドは少し後ろから様子をうかがうのも強い立ち回りだが、ファイナルラウンドなのでそうも言っていられない。テクニックをフルに活用しながら途中の障害物を越えつつ、自分の運を信じてドアに飛び込んでいこう。

 これはラウンドの攻略ポイントというよりは優勝の可能性を高める考えかたという感じなのだが、ほかのプレイヤーから遅れてしまい、団子になったプレイヤーたちの後ろを歩いているときは、あえてほかのプレイヤーが向かっていないドアに向かってみるのがおすすめだ。

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単独でべつのドアに突っ込む勇気も大事!

 遅れて団子状のプレイヤーについて行ってもトップに立てる可能性は低い。もちろん失敗すれば最下位になってしまうが、ファイナルラウンドでは2位も最下位も同じこと。自分の運を信じて単独トップを狙っていこう。

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期間限定スクワッド・デュオモード

 現在、ふたりで協力して勝ち抜きを目指す、デュオモードが開催されている。このモードでは、ただ自分だけがいち早くラウンドをクリアーすればいいというわけではなく、クリアの着順ごとにスクワッドにポイントが割り振られ、ふたりの合計点で順位が確定。その順位がラウンドごとに指定された順位内だった場合、クリアとなりつぎのラウンドへ進むことができる。

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ふたりともゴールするとポイントが確定する。

 割り振られるポイントは、着順が下がるごとに低くなっていくので、自分が1位でゴールしても仲間がゴールできなかったりすると、大きく順位が落ちてしまう。しかし、逆に自分が攻略に手間取ってしまっても、仲間がすばやくゴールしていればラウンドをクリアーできる可能性は十分にあるということ。

 大抵のプレイヤーは得意なラウンドと苦手なラウンドがあると思うので、そこをうまくカバーし合えればソロでプレイするよりも安定して勝ち抜くこともできたりと、遊び自体はいつもと同じ内容だが、気の合う仲間といっしょに遊ぶと予想以上に盛り上がるモードだ。

 実際に筆者がプレイしたときも、「ごめん落ちた、後は頼む!」、「ここは得意だから俺にまかせろ!」と、少年マンガ的な熱い共闘台詞で盛り上がりながら楽しむことができ、その面白さは想像以上だった。

ys』シーズン5で追加された6つのラウンドの見どころや攻略のポイントを解説。ジャングルでの戦いは冷静さがカギ!?

 ここまでシーズン5の追加要素を紹介してきたが、このほかにも新たなコスチュームなども追加されている。シーズン5で追加されたラウンドの雰囲気にもバッチリ合っている『Spelunky』とのコラボコスチュームや、ゆるいヤシの木コスチューム、本作初の空中に浮いているコスチュームなどなど、個性的なものが目白押しだ。

 これらのコスチュームをいち早く入手するためにも、解説したラウンドごとの攻略ポイントを抑えてシーズン5に挑んでみてほしい。

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筆者は個人的にヤシの木コスチュームがゆるくてお気に入り。