パニックが、同社が開発中の携帯ゲーム機“Playdate”の予約受付を、日本時間の2021年7月30日午前2時より開始することを発表した。本体価格は179ドルで、別途送料等がかかる。

 Playdateは、クランク(手回しハンドル)のついたモノクロの小型携帯ゲーム機。『塊魂』シリーズの高橋慶太氏や『Getting Over It with Bennett Foddy』のBennett Foddy氏など、ユニークな作品を生み出してきたインディー系のゲーム開発者による、トリッキーなスペックを活かしたオリジナルゲームを楽しめるというのが特徴となる。

 本体価格に含まれるシーズン1タイトルは、毎週2タイトルずつ12週間にわたって24タイトルが配信予定で、それ以外にも『Papers, Please』や『Return of the Obra Dinn』などで知られるLucas Pope氏の新作なども開発が発表されている。

 また自作ゲームを作るためのSDK(ソフトウェア開発キット)や、Webブラウザーだけでゲームを作れるエディターなども公開予定となっている。それらを使って自分で作ったり、あるいは開発者から直接入手したゲームデータを読み込むことも可能だ。

 予約はひとりあたり2台までとなっており、主要クレジットカードでの決済に対応するほか、日本への発送にも対応。なお受け付けられた予約のうち、初期生産の2万台の分については2021年後半に出荷され、それ以上の注文があった場合は2022年出荷予定になるだけで「売り切れ」で予約を打ち切ることはないという。

 また周辺機器として発表されている本体アクセサリーのカバー(29ドル)は本体と同時に予約が可能なものの、本体充電が可能な卓上ホルダー“Playdate Stereo Dock”については予約は別の機会になることが明かされている。