『サイバーパンク2077』を手掛けたポーランドのゲーム開発会社、CD Projekt REDがリリースする『ウィッチャー』は、シリーズ累計の売上が5000万本を超えるほどの人気作だ。
その『ウィッチャー』シリーズの最新作が、CD PROJEKTグループのSpokko社より、なんと新作スマートフォン用ゲームとしてリリースされる。本稿では、全シリーズファン必見の『ウィッチャー モンスタースレイヤー』のゲーム内容をご紹介。
自分たちの住む世界にはびこるモンスターを撃破するという、いわゆる“位置ゲー”として生まれ変わった本作。サービスインに先立ち、そのゲーム内容を紹介しよう。
なお、本作はAndroid版が事前登録を受付中。配信は2021年7月21日で、iOS版も同日の配信となる予定。iPhoneユーザーはリリース情報をお見逃しなく。
Google Playで事前登録今度の『ウィッチャー』は歩いて倒して強くなる!
前述の通り、本作は現在スマートフォンで人気を集める“位置情報ゲーム”にとしてリリースされる。
ゲームには我々が住む現実世界の地図が反映されたマップが表示され、そのマップの中には凶悪なモンスターが点在している。
プレイヤーはゲームをインストールしたスマートフォンを持って実際に歩き回り、モンスターと戦うことになる。
メインとなるフィールド画面の中心には、プレイヤーキャラクターである“ウィッチャー”が表示。周囲には円が表示されており、この円内に入ったモンスターをタップすると、エンカウントする。
バトル前の準備画面では、後述するアイテムを設定できる。モンスターの種族などを判別して有利なアイテムを自動でセットしてくれる機能が非常に便利だ。
モンスターへは、画面をスワイプして攻撃可能。細かくスワイプするとダメージの小さい小攻撃となり、間隔を空けてスワイプすると威力の高い大攻撃となる。
攻撃を当て続けてゲージが満タンになると、画面の中央に向かってアイコンが流れてくる。このアイコンと、画面の中央にある円が重なるタイミングでタップすると、高威力のクリティカル攻撃がくり出せる。
モンスターも、こちらの攻撃を見ているだけではない。相手も一定間隔ごとに反撃してくるので、ガード(画面を長押し)でやり過ごすべし。ガードに失敗するとダメージを食らうほか、クリティカル攻撃用のゲージが減ってしまう。敵の攻撃は予兆が表示されるので、しっかりと見てガードするようにしたいところ。
また、サブウェポンとして、消費アイテムの“爆薬”や、画面に紋を描くことでくり出せる“印”も使用可能。さまざまな攻撃を使い分けてモンスターと戦っていくことになる。
モンスターを倒すことで、ウィッチャーは経験値を獲得。レベルが上がって得られるスキルポイントを消費することで、さまざまなスキルを習得していく。
スキルポイントは、特定のモンスターを一定回数討伐することでも獲得できる点に注目。フィールドを歩き回り、特定のモンスターに絞ってエンカウントすれば、より素早くウィッチャーを鍛えることが可能だ。
本作独自のストーリーを読み解くクエストも用意されている。クエストは、地図上を歩き回り、イベントに近づくことで発生。目的のクエストは矢印で方向が表示されるので、その方向を目指して歩けば迷わずにシナリオを進めることができる。
課金では時短アイテムを購入可能
本作は基本無料でプレイでき、ゲーム内には消費アイテムなどを購入する課金要素がある。
課金アイテムには以下のようなものがあり、購入することでより早くウィッチャーを鍛えることが可能だ。
霊薬
バトル中に使用できるアイテム。HPを回復させたり、バトル中のステータスをアップさせたりする効果がある。
オイル
バトル中に使用できるアイテム。おもに剣による攻撃ダメージをアップさせるものが揃う。特定の種族のモンスターへの攻撃のみアップする効果のものも存在。
装備品
本作では、剣と鎧の装備品を購入して装備できる。剣と鎧は、攻撃力や守備力といった要素はないが、ともに特殊な効果を備えている。
ブースター
フィールドで使用するもので、以下の4種類が存在。素早くウィッチャーを鍛えることができる時短アイテムだ。
- 召喚の巻物:5体のモンスターをランダムで呼び出す
- 距離の巻物:モンスターやイベントにエンカウントできる円が広がる
- 材料の巻物:モンスターを倒したときや、植物を調べたときに獲得できる素材の量が増える
- 経験値の巻物:獲得経験値が増える
本作の課金要素は、いずれも時短を目的としたアイテムだ。課金すればより快適にプレイできるが、課金しなければモンスターを倒せないということはない。また、ゲームを進めていくとゲーム内通貨を報酬として獲得できることもあるので、これを使って課金アイテムを購入することも可能だ。
外でも家でもモンスターを倒しまくれ!
スマートフォン用ゲームであるため、いつでもどこでも『ウィッチャー』を楽しめるというのが、本作の魅力のひとつ。仕事や学業で外に出て目的地に到着したら、その周辺にいるモンスターを討伐! 家に帰っても、家の周辺にはびこるモンスターを討伐! 天候と時間帯、周辺の環境によって出現するモンスターが変化することがゲームでは明言されているので、特定の場所でのみエンカウントできるモンスターも存在するかもしれない。
頻繁にゲームを起動して周囲にいるモンスターを確認することが、本作では必要になりそうだ。歩きスマホにはご注意を。
モンスターの図鑑を見ると、コモン、レア、レジェンダリーと、モンスターにもレア度のカテゴリーが存在することが確認できる。モンスターは一定時間が経過すると消えてしまうので、レアなモンスターがマップに確認できたらすぐにエンカウントしなくてはもったいない。「俺ちょっとモンスター狩ってくるわ」と言って、モンスターを倒しに行くべし。
スマートフォン用の位置ゲームとして生まれ変わった、まったく新しい『ウィッチャー』。これまでのファンはもちろん、位置ゲームファンにとっても注目のシリーズ最新作を、ぜひチェックしてほしい。