本日2021年7月19日より『少年ジャンプ+』にて配信開始となった、藤本タツキ氏による大長編読切マンガ『ルックバック』。本作がTwitterで大きな反響を呼んでいる。公開から12時間が経った現在でも、関連ワードが国内のトレンドを独占している状況だ。
藤本タツキ最新作
『ルックバック』
ジャンプ+にて公開中!
『チェンソーマン』
第一部完結後初の大長編読切、
ぜひお楽しみください。
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— チェンソーマン【公式】 (@CHAINSAWMAN_PR)
2021-07-19 00:00:00
藤本タツキ氏の『チェンソーマン』第一部完結後初の大長編読切である本作(ボリュームは143ページ!)。ストーリーについては本編を読んで、その目で確かめてほしいのだが、ここまで大きな話題となっているのには、物語としての魅力や圧倒的な技量の高さ以外にも理由がある。
タイトルのルックバック(Look Back)には“振り返る”、“追憶する”、“背中を見る”などの意味があるが、2ページ目に描かれた“Don’t”の文字や、最後のページに描かれた文字もあわせて考えると、イギリス出身のロックバンド・Oasis(オアシス)の、とある楽曲が浮かび上がってくるのだ。
この楽曲が近年、どういった想いを込めて歌われているか。興味を持った方は調べてみてほしい。
最後のページといえば、クエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のBlu-rayのパッケージらしきものが描かれていることからも、作者がこの作品に込めた願いがうかがえる。
これら以外にも仕込まれている無数のオマージュにより、読者の想像を激しくかき立て、思わず誰かと語りたくなる作品になっていることが、この大反響の最大の理由と言えるだろう。
初連載作品『ファイアパンチ』や、アニメ化が決定している『チェンソーマン』と並んで、鬼才・藤本タツキを語る上で、欠かすことのできない代表作になることは間違いない。ひとりでも多くの人に、できれば今日という日のうちに読んでみてほしい。
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