フランス系パブリッシャーのNaconが、新作発表配信“Nacon Connect 2021”を放送。その中でDaedalic Entertainmentによるアクションアドベンチャーゲーム『The Lord of the Rings: Gollum』の新情報を公開した。本作は家庭用ゲーム機とPCで2022年発売予定。
公開された映像では、開発側プロデューサーのハロルド・リーグラー氏が開発中映像なども交えつつ本作について紹介。ありがたいことにYouTubeの日本語字幕にも対応している。
本作の主人公となるのは、原作である指輪物語/ロード・オブ・ザ・リングやホビットシリーズの世界のあちらこちらに姿を見せては重要な役割を果たすゴラム(原作小説ではゴクリ)。ゲームのスタイル的には、人目に避けて単独で行動するキャラクターであるゴラムの特徴を活かし、護衛などに見つからないように隠れつつ移動系のアクションを駆使して進んでいくステルスアクションとなる。
また、プレイヤーがゴラム視点での“中つ国”(シリーズの舞台となる世界)の物語を体験できるというのがポイントのひとつ。ゴラムがバラド=ドゥアの暗黒の塔に囚われていた時期や、闇の森のエルフのもとにいた時期などをカバーし、シリーズ中の時間軸的には『ホビットの冒険』から『指輪物語』のあいだのあたりの話が中心になるようだ。
そして“ゴラム”と“スメアゴル”という異なる人格が同居する設定もちゃんとゲームに取り込まれ、プレイヤーの決断によってゴラムの人格が影響を受けていくという。
そのほか今回はゴラム以外の有名キャラクターの3Dモデルも公開されており、映画などでもおなじみのガンダルフ、“サウロンの口”、闇の森のエルフの王であるスランドゥイルらの画像が見られる。