Tencent Gamesが2021年6月17日から配信予定のiOS/Android向けRPG『白夜極光』を実際にプレイ。そのインプレッションをお届けする。

【白夜極光】 オープニングアニメ「終焉を駆ける閃光」

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!
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 『白夜極光』は、“光のラインストラテジーRPG”というジャンルの新しいゲームアプリ。総勢150名以上のイラストレーターが世界を彩る、幻想的で壮大なストーリーと、新感覚のゲームプレイが特徴の作品だ。

 本記事では、気になるゲームの内容や注目ポイントを、実際に遊んでみた感想を交えて紹介していく。

新感覚“一筆書き”ストラテジーで思考を張り巡らす!

 本作は、“一筆書き”がテーマのラインストラテジーRPGという新しいジャンルとなっている。

 ステージに張り巡らされた同じ色のマス目を一筆書きでなぞっていき、その道中で触れた敵を攻撃するターン制のバトルシステムだ。

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!
ステージがはじまると同時に、ステージに色とマス目が設定される。

 長いマス目をつなげればつなげるほどコンボがつながっていき、攻撃のダメージ倍率が上昇していく。基本的には、長いコンボをつなげつつ、より多くの敵を攻撃することが本作のキモになる。

 バトルには、“光霊”と呼ばれるキャラクターを編成して臨むことになる。各“光霊”ごとに色(属性)が設定されており、同じ色(属性)のマス目であれば、対応したキャラクターが攻撃するといった具合だ。

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消したマス目と同じ色(属性)の“光霊”のみが攻撃できるが、隊長に設定した“光霊”のみ、すべての色で攻撃可能。また、隊長は戦闘時でも3回のみ交換できる。

 ゲームを実際に遊んでみると、簡単に遊べるうえに、コンボをつなげたときの爽快感もたまらない。ゲームが苦手な人でも、“一筆書き”という取っつきやすさもある。少し勘のいいプレイヤーであれば、ゲームの得手不得手にかかわらず、運ではなく実力で長いコンボが可能になるだろう。

 さらに、キャラクターにはマス目を移動したあとに行う特殊な攻撃“連鎖技”と、キャラクター特有の効果を発揮する“能動技”が設定されている。

 “連鎖技”はつなげたコンボによって性能が変わり、設定されたコンボ数に応じて、連鎖技のヒット数が変わったり、攻撃する敵の数が増加したりするものなど、さまざまだ。

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連鎖技は、自動で発動する。連鎖技の攻撃範囲が広い“光霊”は、非常に使いやすい連鎖技となる。

 “能動技”は、いわゆる“スキル”のようなもの。自分のターンになったらマス目をなぞる前に発動でき、マス目の変換、直接攻撃、被ダメージ軽減など、多種多様な効果を発揮する。

 能動技でマス目を同じ色に変換し、コンボを長くつなげ、連鎖技でトドメを刺す。考えれば考えるほど、戦闘の深みは増していくバトルであると言えるだろう。

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!
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変換スキルを持つキャラクターを数体編成すれば、いくつかの色のマス目を一色に変換できる。より多くのコンボをつなぎやすくなるだろう。

 なお、本作には自動で戦うオートモードも搭載されている。サポートを使用せずにクリアーしたステージは、オート機能が解放され、操作をせずともステージの攻略が可能となる。

 アイテム獲得のためにステージを周回する場合も、気軽に回数をこなせるのはありがたいところだ。

美麗なビジュアルと壮大なストーリーが作品を盛り上げる

 ゲームの内容のつぎは、ビジュアル面やストーリー面を紹介していく。

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!

 本作では、ビジュアル面が非常に豪華で、記事冒頭でも記述した通り、総勢150名以上のイラストレーターが参加している。

 “光のラインストラテジーRPG”にふさわしい、光の表現やライティングなどに力が入っているところがニクい。

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!
ゲーム冒頭のOPでも、光が差し込むシーンがとても美しい。OPのアニメーションは、一見の価値ありだ。

 ビジュアル面だけでなく、世界観もかなり深みがある。特に気になったのは、“六大陣営”という陣営で分かれている点。それぞれの陣営で特徴が異なり、考えていること、こだわっている要素が違うのだ。各陣営の個性はPVでチェック可能だ。

【白夜極光】 陣営PV 『啓光連邦』

【白夜極光】陣営PVの再生リストはこちら(YouTube)

 本作の物語は、“暗鬼”という存在に滅ぼされた“空の末裔”の生き残りである主人公の視点で描かれる。17年間とある場所で幽閉されていた主人公は、ゲーム冒頭で光溢れる地上へと向かう。

 救ってくれた“光霊”はどんな環境にいるのか。主人公がたびたび思い出す情景の理由とは。迫りくる“暗鬼”と戦い、真実を突き止めるためにストーリーを進めていくのだ。

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 作中オリジナルの単語や張り巡らされた伏線が癖になり、ストーリーは読むたびに続きが気になってしまう。ゲーム性もさることながら、ストーリーも本作の重要なポイントである。

数多くの“光霊”の中から好みのキャラが必ず見つかる!?

 本作は、数々のキャラクター“光霊”が実装されており、さまざまなイラストレーターが彼ら(彼女ら)を生み出している。

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 また、イラストレーター陣のほかに出演声優も名だたる面々が顔をそろえている。キャラクター選びに迷ったら、お気に入りのイラストや声優でキャラクターを選んでみるのもいいだろう。

出演声優(一例/五十音順)

雨宮天/石川由依/上田麗奈/内田真礼/内田雄馬/喜多村英梨/楠木ともり/小清水亜美/小西克幸/津田健次郎/日笠陽子/古川慎/細谷佳正/M・A・O/三森すずこ/悠木碧

 “光霊”は見た目も性格もさまざまで、正統派な傭兵風の女性から、触手を持つ怪しげな男性、巨大な両碗を扱う女の子などなど、自分の趣向に合う“光霊”がいるだろう。

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 “光霊”によって性能も異なり、使いかたによっては唯一無二の戦闘が可能になっている。好みの“光霊”の“連鎖技”と“能動技”を活用することで、さらに本作を楽しめる、重要なポイントとなると筆者は考えている。

『白夜極光』先行レビュー。事前登録100万を達成した話題の新作ラインストラテジーRPG、本日配信開始!
連鎖技と能動技は、キャラクターの詳細画面から確認できる。手に入れた“光霊”は忘れずにチェックしておこう。

 さらに、それぞれ“光霊”とメールのやり取りが可能であったり、絆を深めて親密な関係になったり、拠点となる“虚像”に配置させたり、キャラクターにフィーチャーしたコンテンツも充実している。

 好みの“光霊”にしっかりストーリーがあり、親密になるたびに愛着がわいてくる。「好きなキャラがいるから遊んでみる」という理由でも、十分に本作を楽しめるだろう。

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 実際に遊んでみた感想は、新感覚なゲームがクセになり、見た目もしくは性格がキャラクターのことが好きであればあるほど、ハマり込んでしまうというところ。事前登録数に応じて特典が配布されることが決定しているため、スタートダッシュのお得感も文句なしだ。

 美しいビジュアル面、わかりやすくも奥深い新しいゲームシステム、キャラクターに愛着が沸く点など、多くの魅力が存在するのが『白夜極光』であると言えるだろう。

 6月18日に放送の生放送では、TV-CMが公開されるとのこと。ぜひチェックして、『白夜極光』の世界を垣間見てほしい。

『白夜極光』スペック

  • ゲームジャンル:光のラインストラテジーRPG
  • 価格:無料
  • リリース日:2021年6月17日
  • 対応端末:
    • iPhone6S以上、iOS9.0以上
    • Android 4.1以上,メモリー4G+