『ベルセルク』などの人気作品で知られる漫画家の三浦建太郎氏が、5月6日14時48分に急性大動脈解離で亡くなった。2021年5月20日に白泉社の公式サイトや『ベルセルク』公式Twitterで伝えられている。

 『ベルセルク』掲載紙である白泉社のヤングアニマル編集部は、「三浦先生の画業に最大の経緯と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメント。また、告別式はご家族にて執り行われたという。

 ヤングアニマル編集長 永島隆行氏は「「人生は漫画になるんだ」という事を何度も教えて下さりました」と、作品担当の高村亮氏は「担当させていただいたことが僕の自慢です」と最大の謝辞を掲載している。

 三浦建太郎氏の代表作『ベルセルク』は1989年に月刊アニマルハウス10月号より連載スタート。1992年からはヤングアニマルに移籍。主人公ガッツの闘争を描いた珠玉のダークファンタジー作品として、多くの読者を魅了した。1997年10月に初のアニメ化を果たし、2012年から2013年にかけて劇場版の3部作も公開された。

 もちろん、ゲーマーからの支持も熱い。1999年12月16日にアクションゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 喪失花の章』が発売。2004年10月7日には『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』が発売し、近年は2016年10月27日発売の『ベルセルク無双』が記憶に新しい。

 20年以上にわたって連載中であった『ベルセルク』だが、未完となった。