今回紹介するのは『Olija(オリヤ)』。ファミコン初期からゲームをしていたシーラカンス的な人であるという担当ライターのたむ爺が、『ヒットラーの復活』の片鱗を見て紹介したくなったという、アクション・アドベンチャーだ。
【ライターたむ爺のここが推し】
- 単に敵と戦うだけでなく探索する楽しさもある2Dアクション
- リアルとは別の方向で追求された映像美と音楽が醸し出す世界観
- ほんのり香る『ヒットラーの復活』と『海腹川背』のテイスト
レトロな雰囲気が漂う2D横スクロールアクション
銛を使った特殊なアクションが特徴の、レトロな雰囲気が漂う2D横スクロールアクション。ステージを探索しながら敵と戦っていきながらも、アイテムを探したりステージ中のギミックを解いたり、あるいは隠された道を見つけたりと、探索要素が組み込まれているのがポイント。
『アウターワールド』や『プリンス・オブ・ペルシャ』などに触発されたという、ひとりの開発者トーマス・オルソン氏によって世に生まれた作品で、映像美と音楽が作り出す独特な世界観が魅力のアドベンチャー要素が入ったアクションだ。
『Olija(オリヤ)』ニンテンドーeショップページ 『Olija(オリヤ)』PS Storeページ 『Olija(オリヤ)』Microsoft Storeページ 『Olija(オリヤ)』Steamページ攻撃に移動にと幅広い用途を持つ銛
本作のカギを握るのが、伝説の武器として伝わる銛。主人公は冒頭のステージでその銛を発見し、自身の身を突き抜かれることによって力に目覚めることになる。
銛は敵を攻撃するだけでなく、ロックオンした場所に移動することができる。ロックオンによる移動は敵に対しても有効で、敵をロックオンして、移動、即座に攻撃に移ることで、多段コンボを叩き込める。そのほかにも探索など、幅広い用途で活用できる。
■伝説の銛に体を貫かれ、その力を手に入れん
■敵に近づいて攻撃したり
■遠くに移動したり
敵と戦うだけじゃない探索が楽しめるステージ
本作は、ステージによっては分岐が用意されているほか、隠されたアイテムやギミックなども盛り込まれているのが特徴。ときにはギミックを作動させて道を切り拓いたり、始めは進めなくても先のステージでアイテムを入手することで活路が開けるといったことも。
探索や謎解きの楽しさが詰まった、アドベンチャー要素が加味されているのが冒険心をさらにくすぐる。
■始めはダメでもギミックやアイテムで突破可能!?
絶望感漂う島、姫オリヤとの出会い
貧しい故郷を救うために海に出たファラデーが本作の主人公。しかし、ファラデーは航海の途中に不慮の事故に巻き込まれ、絶望感と無力感が支配する島、テラファージにたどり着く。そこで、謎に包まれた姫オリヤと出会うことになる。ファラデーを冷たくあしらうオリヤだが……。果たしてファラデーを待ち受ける運命とはいったい?
アイテムや人々を救出すると拠点と自身が強化
主人公の拠点となる漁港の村は、ステージ中で入手できるアイテムを使ったり、捕まえられている人を救助したりすることで、発展していく。村が大きくなるとパワーアップアイテムを購入可能な帽子屋や、体力を強化できる食べ物屋、お宝探索部隊などの施設をオープンできる。いかに村を発展させるかが、ゲームを攻略するうえでの大きなポイントとなる。
■体力強化でパワーアップ
■お宝探索隊でアイテム入手
■帽子で特殊能力付加
Olija(オリヤ)
- メーカー:Devolver Digital
- 開発: Skeleton Crew Studio
- プラットフォーム:Nintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC
- 配信日:2021年1月28日配信
- 価格:Nintendo Switch版とSteam版は各1520円[税込]、プレイステーション4版は1540円[税込]、Xbox One版は1750円[税込]
- ジャンル:アクション・アドベンチャー
- CERO:12歳以上対象
- 備考ダウンロード専売 Xbox One版の対象年齢は16歳以上