ゴールデンウィークに遊んでほしいインディーゲームをお届け。今回は、“ゲームとラーメンでできているライター”という常駐戦場常広がオススメする『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』をどうぞ。
【ライター常駐戦場常広のココが推し】
- 猟奇的ながらも、ついつい読み進めたくなる物語
- 個性溢れるホムンクルスの育成がおもしろい
- 絵本のようなイラストが特徴的
ホムンクルスを練成して育成する
見知らぬ館で目を覚ました錬金術師“ファウスト”。彼は最愛の娘が亡くなってしまったことを知って絶望する。しかし、ある一冊の手記を見つけ、ホムンクルスの魂を捧げることで死者を蘇らせることができることを知り、非道な死者蘇生の秘術へと手を染めていく。
本作は、ホムンクルスを練成して育成していくのが特徴。さまざまな素材から彼女たちを生み出し、ときには仕事を与えてお金を稼いでもらい、秘術の準備を手伝わせながら、愛情を注いでいく。そして禁断の秘術を実行するのだが、その先には心を抉られる瞬間が……。
『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』ニンテンドーeショップページ 『マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-』Steamページ依り代となるホムンクルスを生み出そう!
ホムンクルスは、部屋の中央にある魔方陣に3つの素材をセットすることで練成でき、素材の組み合わせによって、見た目の異なるホムンクルスが生まれる。恐怖、悲しみ、怒り、喜びという4つの親和性を持っており、組み合わせによって、性格もさまざまに変化する。まだ見ぬホムンクルスが誕生する瞬間はワクワクさせてくれるだろう。
一度に練成できるホムンクルスは、ゲーム開始時で3体までとなっているが、物語を進めることで最大5体まで同時に練成が可能だ。
■ホムンクルスたちの姿や性格はさまざま
村に出て儀式の準備を整える
村の住人たちは仕事を手伝ってくれる人を捜している。ホムンクルスをそんな彼らに紹介して、どんどん仕事を与えていこう。ホムンクルスは仕事をこなすことで経験値を獲得できるほか、道具屋で練成の素材などを購入するのに必要な金貨を稼ぐことができる。ただし、街へと出けるごとに、時間制限が設けられている。そのため、効率よくホムンクルスに仕事を割り振りつつ、必要なものを道具屋で買い揃えなければならない。
■ホムンクルスの好きな仕事をさせよう
■道具屋でアイテムを購入
愛情を与えてより甘美な魂へと昇華
娘の魂へ生命を吹きこむのに欠かせないのがホムンクルスの“魂魄”。それを上質なものに仕上げるには、仕事で経験値を得て親和性のレベルを上げなければならない。しかし、単純に仕事を与え続けるばかりでは愛情が不足し、知らぬ間にどこかへ去ってしまう。いっしょに過ごしたり、贈り物を与えて愛情を深めることが必要だ。
■贈り物を与えよう
■感情が成熟していくホムンクルスたち
魂を捧げて、娘を呼び覚ます
ホムンクルスたちを育て終えたら、いよいよ娘を蘇らせるとき。満月の夜は “魂魄”を注入することが可能で、儀式を実行することになる。ただし、そのためにはホムンクルスを破壊して、魂を抜き出さなくてはいけない。命乞いをするホムンクルスたちの姿には、激しく心を痛めることになるだろう。
もちろん、儀式は簡単に成功するハズもなく、失敗したらイチからやり直しとなる。そして、ホムンクルスの育成がくり返されることに……。
■いくつもの犠牲の先に待つひとりの男の結末は幸福か、それとも……
マイ・ラブリー・ドーター -My Lovely Daughter-
プラットフォーム:Nintendo Switch、PC
メーカー:ワーカービー
開発:GameChanger Studio
配信日:2021年2月25日配信
価格:1580円[税込]
ジャンル:アドベンチャー
CERO:12歳以上対象
備考:ダウンロード専売 PC(Steam)版はToge Productionsより2018年3月9日配信(3月3日より日本語対応)、価格は1520円[税込]