2021年4月24日~5月1日の期間、オンラインにて開催中の“ニコニコネット超会議2021”。4月30日に行われた“コーエーテクモ新作4タイトル 超ゲーム紹介特番超ゲーム紹介特番”では、コーエーテクモゲームスより発売予定の『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』、『大航海時代IV with パワーアップキット HD Version』、『アンジェリーク ルミナライズ』、『戦国無双5』の4タイトルの紹介が行われた。本記事では、その模様をお届けする。
『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』実機プレイ映像を交えて、Team NINJAブランド長・安田文彦氏が魅力を解説
番組ではまず、『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』について、TeamNINJAブランド長の安田文彦氏が登壇。同作についての紹介を行った。
『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』は、コーエーテクモゲームスのTeam NINJAの代表作である『NINJA GAIDEN』シリーズの3タイトル『NINJA GAIDEN Σ』(2007年発売)、『NINJA GAIDEN Σ2』(2009年発売)、『NINJA GAIDEN 3: Razor's Edge』を収録した作品。2021年6月10日発売予定で、対応ハードはNintendo Switch、プレイステーション4、Xbox One、PC(Switch版のみ、残虐表現をマイルドにした“Version D”も発売)となっている。
『NINJA GAIDEN』シリーズは、超忍“リュウ・ハヤブサ”となって“魔神”と呼ばれる異形の者たちとの戦いに挑む、超高速忍者アクションゲームだ。ハイレスポンス・ハイスピードのアクションが魅力で、全世界で680万本以上を販売している。
番組では、実機プレイ映像を交えての紹介も行われた。今回は、PS4版の『Σ2』の映像を使用して、本作の特徴について解説。
実機プレイ映像を交えた解説が行われた後は、改めて『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』の商品概要と購入特典情報について紹介。
商品概要と購入特典情報について紹介されたところで、最後に安田氏が「3作収録されていますが、(税込4950円と)お得な価格となっていますし、ボリューム満点で、3本それぞれで違った楽しみ方ができますので、ぜひお手に取っていただければと思います」とコメントし、『NINJA GAIDEN: マスターコレクション』のパートは終了となった。
『大航海時代IV with パワーアップキット HD Version』の魅力について、越後谷和広プロデューサーとともに深堀り!
続くコーナーは『大航海時代IV with パワーアップキット HD Version』。本作の特徴がプロデューサーの越後谷和広氏より紹介された。
『大航海時代IV with パワーアップキット HD Version』は、海洋冒険シミュレーション『大航海時代』シリーズ第4作目『大航海時代IV PORTO ESTADO』やそのパワーアップキット版、携帯ゲーム機向けの移植版『大航海時代IV ROTA NOVA』の追加要素を収録した作品。2021年5月21日にNintendo Switch、PC(Steam)にて発売予定となっている。
プレイヤーは大航海時代を舞台に自身の艦隊を編成し、地中海、東アジア、新大陸など、7つの海域をまたにかけて冒険。それぞれの海域に存在する港で交易しつつ自勢力のシェアを広げ、ときには敵対勢力との海戦に勝利しながら、すべての海域で覇者となることを目指す。
視聴者からは「いま遊んでもおもしろいなら、ぜひ買って遊びたい」とコメントが寄せられた。これについて越後谷氏は「ゲームのおもしろさは色あせていませんし、当社のシミュレーションゲームのなかでも、“交易”でお金を稼ぐ行くという意味では、いちばん毛色の違うものとなっており、ほかのシミュレーションゲームにはない要素です。また、世界史を取り扱っていますので、これまでの歴史シミュレーションとは一風変わった味わいがあると思います」と、本作ならではの魅力についてアピール。
ひと通り本作について紹介が行われた後は、PC(Steam)版の実機プレイ映像を用いた解説へ。
実機プレイ映像を交えた紹介を終えた後は、本作の商品概要を説明。越後谷氏による「懐かしさ満載の本作ですが、奥深さは保証しますので、ぜひご購入を検討いただければと思います」というコメントで、『大航海時代IV with パワーアップキット HD Version』パートは締めくくられた。
18年ぶりとなるシリーズ最新作『アンジェリーク ルミナライズ』に込められた想いが、伊藤亜紀子プロデューサーより語られる
3番目に紹介されたのは、『アンジェリーク ルミナライズ』。ここでは、伊藤亜紀子プロデューサーが登壇し、その魅力が届けられた。
『アンジェリーク ルミナライズ』は、女性向け恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク』シリーズの18年ぶりとなる最新作。同シリーズの舞台は、守護聖と呼ばれるキャラクターたちとひとりの女王によって支えられている世界。次期女王候補に選ばれた主人公が女王を目指す中で守護聖との関係を深めたり、ライバルと切磋琢磨したりといった人間関係が楽しめる作品だ。
今作では、これまでのシリーズに登場した“神鳥の宇宙”、“聖獣の宇宙”に続く、第三の宇宙である“令梟(れいきょう)の宇宙”を舞台に、守護聖たちとの物語が展開される。2021年5月20日発売予定で、対応ハードはNintendo Switchとなっている。
『アンジェリーク』は歴史あるシリーズだ。最新作である本作では、現代のユーザーも違和感なく楽しめるよう、シリーズならではの魅力は残しつつも新要素が登場するとのこと。その代表的なものとして、“価値観”に関するイベントを紹介する実機プレイ映像が上映された。
“価値観”に関するイベントでは、守護聖との会話に対して、同意するか、別意見を述べるか、はたまたスルーするか、自身の価値観に沿ったリアクションが行える。そうすることで、同意なら共感、別意見なら興味を持ってもらえるといった展開につながるという。
こういったイベントを導入した理由として、伊藤氏は「相手に気に入ってもらうために、自身を偽って答えるということをやってほしくなかった」とコメント。ユーザーそれぞれに価値観や生きかたが異なるため、守護聖にも自身の価値観に対して理解を示してくれるほうがうれしいだろうなと考えた結果、“価値観”要素を追加したそうだ。
ほかにも、本作には特徴的なゲームシステムが多数存在。そのひとつとして挙げられるのが、ゲームの進行を自身の執事におまかせできる“マイコンシェル”。この機能は、シミュレーションゲームが難しく、ハードルが高いと感じるユーザーにも本作を楽しんでもらえるような、ヘルプとなるシステムとして実装されているとのことだ。
イベントとしては、手土産を持ち寄ってパーティーを行う持ち寄り会“ポットラックパーティー”も登場する。“ポットラックパーティー”にはお題があり、そのお題に合ったアイテムを前日の夜に通信販売サイトで購入して持っていくことで、さまざまなイベントが展開されていくという。
なお、これまでのシリーズでは守護聖のために手作りのお菓子を持っていくイベントが存在。主人公が女子高生がであったため違和感がなかったが、本作では25歳の会社員。“通信販売サイトで選んで購入する”という流れが合っているという判断らしい。
事前にTwitterにて寄せられた質問に伊藤氏が回答する質問コーナーもあり、寄せられた質問のうち2点が取り上げられた。
ひとつ目は「令梟の宇宙は、なぜ“梟”なのか?」。最初に、伊藤氏は本作の世界設定を解説。『アンジェリーク』シリーズには宇宙がたくさんあり、これまでに“神鳥の宇宙”と“聖獣の宇宙”が登場している。シリーズ1作目の“神鳥の宇宙”を基準にすると、本作の“令梟の宇宙”はまだまだ発展途上で未熟な“弟宇宙”。眩く輝いているという意味が込められた“神鳥”と対比して、夜を象徴する“梟”を充てたと解説した。
もうひとつは、本作のSNS上で行われたプロモーションの経緯や裏話について。伊藤氏はSNSは仕掛けたものに対しての反応がわかりやすく、ユーザーとの対話がいちばん行いやすいため、その特性を活用したプロモーションを仕掛けたと説明した。
その後は、体験版や購入特典情報などに関する情報が公開。伊藤氏は「『アンジェリーク』は自分が中心となり展開していく物語。ゲームの中で自分が受け入れられている、ということが実感できる作品です。それが毎日くり返されていくことで、とても癒やされるし、それが『アンジェリーク』のすばらしいところ。ぜひ今作も、体験版でもいいので遊んでいただければと思います」と、ファンにメッセージを贈った。
また、本番組の配信を記念して、番組内で使用された背景のWeb会議用の画像も配布されている。日々の生活や仕事にも『アンジェリーク』成分を注入したい人はチェックしてみよう。
『戦国無双5』:信長編“稲葉山城の戦い”のゲームプレイ動画が初お披露目!
本番組でトリを務めるのは『戦国無双5』。鯉沼久史プロデューサーによる本作の紹介が行われた。
本作では、戦国時代をより深く大胆に描き直すため、これまでの『戦国無双』シリーズからストーリーやキャラクター、ビジュアルを一新。言わば新シリーズの幕開けとなる1本だ。織田信長と明智光秀、それぞれの視点から熱き戦国ドラマが展開する。Nintendo Switch、プレイステーション4、PC(Steam)向けに、2021年6月24日発売予定(PC:Steam版は7月27日配信予定)。
一通り本作について説明された後は、さっそく実機プレイ映像を交えた紹介へ。今回は、信長編の“稲葉山城の戦い”の様子が初公開。まずは、戦闘が始まるまでの一連の流れが紹介された。
続いて、鯉沼氏より改めて本作のキャラクターデザインについて語られた。基本的には、各武将の顔のイメージは歴史上での印象を残さないといけないものは残しつつ、コーエーテクモゲームス独自の解釈で描き直しているとのこと。また、本作のストーリーに合わせたキャラクター像に準じて、衣装作りも行っているそうだ。
興味深い話の後は、前田利家とお市による実際の戦闘の様子が上映された。
本作には“無双奥義・皆伝”という強力な必殺技も登場。“無双極意”と呼ばれる一種のパワーアップ状態のときに発動できる。番組では利家とお市の“無双奥義・皆伝”の様子が映像で紹介された。
番組では、先日公開されたばかりの新しいトレーラーも上映。映像内では、全27名の無双武将が登場しており、映像の最後には、壮年期の信長、光秀が登場しているのもポイント。鯉沼氏いわく、本作では、信長、光秀のふたりの物語を深く掘り下げるため、壮年期のグラフィック、モデルが用意されているとのことだ。
ここまで紹介されたところで、本作の概要や購入特典情報が公開。
鯉沼氏は「コーエーテクモゲームスの4タイトルを紹介させていただきました。どれも歴史を感じる作品となっています」とコメント。「我々としても、末永くシリーズを大事にしてゲーム制作に取り組んでいる証になっているかなと感じています。昔から遊んでくださっているお客様も、4作ともプレイされたことのない方も、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。引き続き、コーエーテクモゲームスのタイトルをよろしくお願いします」というメッセージで、“コーエーテクモ新作4タイトル 超ゲーム紹介特番”を締めくくった。