インベーダーゲームと共に、1970年代に大ブームを巻き起こしたゲームマンガ『ゲームセンターあらし』。『コロコロコミック』にも掲載され、当時のゲームファンたちを虜にした名作です。
そこで今回は、アニメ版『ゲームセンターあらし』の魅力と見どころを詳しくチェックしていきましょう。
『ゲームセンターあらし』(アマゾンプライムビデオ)物語の主人公は、大きな出っ歯が特徴の少年・石野あらし。ひとたびゲーム機に向かうとその才能が目を覚まし、全日本インベーダーチャンピオンの称号も勝ち取りました。そんなゲーム少年・あらしが強力なライバルたちとゲーム対決をくり広げる、というのが大まかなあらすじなのですが――。
本作の魅力はあらしが披露する“圧倒的なゲームスキル”だけにあらず。たとえば彼が披露する必殺技は、ゲームの枠を超える“ぶっ飛んだ”ものばかりです。
第1話では、インベーダー選手権2位の月影一平太と共に立体映像ゲーム『スペースパイレーツ』に挑んだあらし。反射神経だけでは絶対に勝つことのできない手強いゲームに一平太は惨敗、あらしも大苦戦させられます。
そこであらしはうつ伏せの状態から両手を後ろにのばして、そのまま両足をつかむという不思議な姿勢でストレッチ。これが本作で初めて登場したあらしの必殺技・水魚のポーズです。
“ポーズ”が必殺技という奇妙な設定に少々混乱させられますが、当のあらしは「気持ちいい、すっかり力が抜けちまったみたいだ」とゾーンに入った模様。強敵・スペースゴーストを見事打ち破り、華麗な勝利をおさめていました。
あらしの“珍”必殺技もさることながら、彼と対峙するライバルたちも視聴者のツボにハマること間違いなし。個人的には、第7話に登場した“サディスト歯医者”をぜひ見ていただきたい!
彼は麻酔なしで歯を抜くのが大好きなサディストで、あらしにも負けないゲームマニア。そんな厄介な相手に目をつけられたあらしは、虫歯治療に行ったにも関わらずゲーム対決を受けることになります。
しかもあらしがゲームに負けた暁には、麻酔なしで虫歯を全部抜かれるという条件つき。見たこともない“立体エイリアン”との戦いで追い詰められるあらしに対し、サディスト歯医者は「久しぶりに麻酔なしで虫歯が抜けるなんて、イヒヒヒヒ」と異常な大興奮を見せていました。子ども相手に大人げない……。そんなふたりの勝負の行方は、実際に見て確かめてみてください。
続々登場するインベーダーゲームが懐かしいアニメ『ゲームセンターあらし』。あらしがゲーム機のレバーを超高速で操作する必殺技・炎のコマは、確実にゲームファンの心を鷲掴みにするでしょう。現在アマゾンプライムでは全26話が見放題なので、ぜひあらしの勇姿を見届けてくださいね。
※Amazon Prime Videoの配信情報は記事制作時のものです。