Amazon傘下のゲーム部門Amazon Gamesが、カナダのモントリオールに新たなゲーム開発スタジオを設立したことを発表した。シアトル、LA近郊のオレンジ・カウンティ、サンディエゴに続くスタジオとしてAAA(超大作)級のオリジナルタイトルを手掛けるという。

 海外のゲーム業界で話題を呼んでいるのは、そのスタジオ設立メンバーの顔ぶれだ。ユービーアイソフトの対戦FPS『レインボーシックス シージ』のクリエイティブ・ディレクターを務めたXavier Marquis氏をはじめ、プロダクションディレクターのLuc Bouchard氏、ブランドディレクターのAlexandre Rémy氏、ナラティブディレクターのRomain Rimokh氏など、世界的にヒットした同タイトルのディレクター級を一気に引き抜いた形となっている。

 このスタジオが手掛ける初作品も、新規IPに基づいたオンラインマルチプレイのゲームになるとのこと。ゲーム開発事業の苦戦がたびたび伝えられるAmazonだが、ゲーム映像配信大手のTwitchやオンラインゲームに欠かせない世界各地のデータセンターのインフラなども傘下に持っており、後はうまくハマるタイトルさえ出てくれば見逃せない存在となるのは間違いないだろう。