有名アニソンをYouTubeでチェック!

 YouTubeなどで見られる新旧アニソンと、その歌にまつわるちょっとした情報をご紹介する本稿。今回は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』より、MISIAさんが歌うエンディングテーマ『オルフェンズの涙』をセレクトしました。MISIAさん初のテレビアニメタイアップとして注目された本曲。その魅力にじっくり迫っていきましょう!

『オルフェンズの涙』(Amazon)

キャラクター退場シーンが蘇る!?

 2015年に放送がスタートした『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』は、厄祭戦と呼ばれる戦争が終結して約300年が経過した世界が舞台。主人公の少年“三日月・オーガス”が新たな戦いに身を投じる姿を描くと同時に、少年たちの絆や成長などヒューマンドラマにもスポットを当てた作品です。シリーズ構成を人気脚本家・岡田麿里さんが手がけたことでも話題を呼びましたよね。

 初代EDテーマに選ばれた『オルフェンズの涙』は、作詞をMISIAさん本人が担当。またアニメ『エヴァンゲリオン』シリーズや映画『シン・ゴジラ』の音楽で有名な、鷺巣詩郎さんが作曲・編曲でクレジットされています。

MISIA - オルフェンズの涙

 サビから始まる本曲は、大物アーティスト同士のコラボレーションが光る壮大なメロディが特徴。“争いのあとに残るものはただ悲しみだけ”“君のその手には自由を描く未来がある”といった、アニメの世界観とマッチした歌詞に胸を揺さぶられたファンも多いのでは?

うたまっぷ『オルフェンズの涙』

 さらに本曲は作中キャラの死亡シーンに重なって流れることもあり、視聴者により鮮烈な印象をもたらしたようです。特に鉄華団のビスケット・グリフォンが迎える壮絶な最期はインパクトが大きく、ミュージックビデオのコメント欄には曲を聴いただけで涙が出るというファンも見られました。

 2015年末放送の『NHK紅白歌合戦』では、戦後70年紅組特別企画として長崎県の平和公園で『オルフェンズの涙』を披露したMISIAさん。ミュージックビデオをチェックする際は、彼女が歌詞へ託した思いにぜひ注目してみてくださいね。