米時間の2021年3月9日、『フォールアウト』や『エルダー・スクロールズ』などのシリーズで知られるゼニマックスメディアが正式にマイクロソフト傘下となったことが発表された。前日までにアメリカとEUでの買収承認がおりたのを受けて、本日正式に取引が完了した形。
Here’s to the next journey only now getting started.
Today we have officially joined the @Xbox family.… https://t.co/CiDqvzKJQ0
— Bethesda (@bethesda)
2021-03-09 23:31:27
マイクロソフトによるグループ買収は、昨年9月に発表。75億ドルというとてつもない買収額になったことや、北米でのXbox Series X|Sの予約開始日の前日だったということもあって大きな話題を呼んだ。
ゼニマックスグループには世界各国の錚々たる開発スタジオが名を連ねており、これらがXbox Game Studiosに加わることとなる。長くなるのでここでは箇条書きで振り返っておこう。
- 『フォールアウト』や『エルダー・スクロールズ』のBethesda Game Studios
- 『Doom』や『Quake』によりFPSジャンルを確立したid Software
- 『エルダー・スクロールズ・オンライン』のZeniMax Online Studios
- 『ディスオナード』や『Prey』など生み出し新作『デスループ』が控えるArkane
- 新生『ウルフェンシュタイン』シリーズを成功させ現在インディ・ジョーンズの新作ゲームを手掛けているMachineGames
- 『サイコブレイク』シリーズに加え『Ghostwire: Tokyo』のリリースが迫っているTango Gameworks
- モバイル系スタジオAlpha Dog
- 旧Human Head Studiosの開発チームを引き継いだRoundhouse Studios
となるとやはり気になるのが、プラットフォーム独占がどうなるのかといったあたり。Xbox部門を率いるフィル・スペンサー氏による公式記事では、ゼニマックス系タイトルによるXbox Game Pass対応ゲームの拡充に言及するとともに、「将来的ないくつかの新作(some new titles in the future)」がXboxおよびPC独占になるという含みをもたせた表現になっている。