NetEase Gamesから配信中のiOS、Android版『Bloodstained: Ritual of the Night』に関して、オリジナル版を手掛けるArtPlayの五十嵐孝司氏のインタビュー動画が公開された。

 10分近くに及ぶインタビュー映像では、NetEase Gamesとの提携のきっかけとして、もともと両社が仲がよく技術交流なども行われていたことから自然と提携の流れになったと説明。両社はゲームに対する考えかたを共有していて、「このプロジェクトはうまくいくだろうという感触を持っている」との手応えを口につつ、五十嵐氏たちが作っている探索型のアクションゲームの楽しさを広められるきっかけになればいいと抱負を語った。

 スマホ版がリリースされたことに対しては、「世には出てないが、前職では触れていた」と明かしつつ、知られていないところではちょこちょこ手掛けつつも、本格的には今回が初めてと説明。「市場に出すことの反応が怖くもある」との心情を吐露した。

 また、コンシューマー版とスマホ版の違いとしては、操作方法だとコメント。NetEase Gamesはコントローラーの操作方法をタッチパネルに落とし込む技術がすごいと絶賛。オリジナル版と遜色ない操作性を実現しているとのこと。さらにNetEase Gamesから、「シャードのアイコンを全部変える」と言ってきたので、できるのかしら……と思っていたところ、「しっかり描きわけてきてびっくりした」との裏話も。

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 今後のスマホでの取り組みについては、コンソール事業に力を入れて新しいIPを作るとしつつも、「コンシューマがうまくいって、スマホ版がほしいという要望があればやっていきたい」とコメント。

 アクションゲームである『Bloodstained: Ritual of the Night』がスマホでリリースされることに対しては、コンシューマー出身のアクションゲームがリリースされたときにお客さんがどういう反応をするのか期待しているとのこと。「『Bloodstained: Ritual of the Night』が一石を投じる形になって、“こういうのもありだよね”という風潮になればいいと思う」と続けた。

 最後に五十嵐氏は、「昔ながらのタイプのゲームに触れてない人に遊んでほしい」としたうえで、「私たちは昔おもしろかったものはいまでもおもしろいという考えでいます。そのおもしろさをスマホを通して体験してもらえればうれしいです」と締めくくった。

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