スクウェア・エニックスより2021年2月26日に発売された、Nintendo Switch用ソフト『ブレイブリーデフォルトII』。本作は、家庭用ゲーム機向けとしては約6年ぶりに登場する『ブレイブリー』シリーズ最新作。キャラクターや世界観は前作から一新されており、4つのクリスタルを巡る、新たな物語が楽しめる。
本記事では、本作の舞台“エクシラント大陸”を冒険するうえで覚えておきたい基本的なゲームの進めかたや、バトルのテクニックなどの攻略情報をお届け。
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アイコンを頼りに物語を進めよう
フィールド探索中は、行く先を示すアイコンがつねに表示される(設定で非表示にすることも可)。ダンジョン内でも、どの道を進んでいけば目的地にたどり着くのかを示してくれる。
逆を言えば、別方向の道を行けば宝箱が見つかる可能性があるということ。宝箱からは、町の店には売っていない装備が入手できることもある。宝箱内のアイテムは手に入れた段階で、戦闘で活躍してくれるものが多く入っているので、ダンジョンに挑む際は回り道をして宝箱を開けていくのもよいだろう。
メニュー内の“旅の記憶”で目的地を確認
メニュー内の“旅の記憶”では、これまでの旅で起こった出来事を振り返れるほか、受注しているサブクエストの状況を確認できる。また、フィールド探索中に、サブクエストの目的地をアイコンとして表示するか否かも設定可能(なお、サブクエストの目的地に関して設定できるアイコンの数は最大3つまで)。
さらにチュートリアルの見直しも可能。ゲーム内でわからないことがあった際は、チュートリアルを確認すべし。
フィールドアクションでアイテムをゲット
フィールドでは、Yボタンを押すことで剣を振れる。剣を振ると、フィールドの草を刈ったり、木を伐採したりでき、運がいいとアイテムが出現することも……!
お金や消耗アイテムだけでなく、装備品が手に入ることもある。新たな町に移動する際は、道中の草や木をフィールドアクションで刈りしながら進むのもいいだろう。
また、フィールドアクションで敵を攻撃すると、ブレイブアタックが発生。行動回数を増やす“ブレイブポイント(BP)”が、全員1ずつ増えた状態でバトルがスタートする。基本的には、敵と戦う際はつねにブレイブアタックを狙っていこう。
ただし、相手に気づかれ、距離を詰められて先に接触されると、敵側のブレイブアタックが発生することがあるので注意。
赤く光っている敵と戦うときは注意
本作は、モンスターに触れるとバトルが発生するシンボルエンカウントを採用。強さがプレイヤー側と同じか、それ以上の敵は、こちらの姿を見ると近寄ってくる。一方、プレイヤー側よりも弱い敵は、こちらの姿を見ると逃げ出す。
とくに注意したいのは、敵が赤く光っているとき。この状態の敵はプレイヤー側よりも強いので、パーティーが全滅する危険性もある。赤く光っている敵に挑むときは、事前に装備を整えて、HPが満タンの状態にしておくべし。
探索モードで育成に役立つアイテムを入手
探索モードは、ゲームをスリープさせている時間に応じて報酬を得られる、うれしいシステム。経験値が入手できる“EXP玉”、ジョブポイント(JP)を入手できる“JP玉”など貴重なアイテムをゲットできるので、キャラクターの育成がラクになる。手に入れた消費アイテムは、ガンガン使っていくのがオススメ。
オフラインでも利用可能だが、インターネットに接続すると、別世界のプレイヤーの助力で報酬が増える。積極的に活用して、より多くのアイテムを手に入れよう。
バトルガイド
ブレイブ&デフォルトを使い分けよう
ブレイブ&デフォルトは、BPを使ってターンの“貯蓄”と“前借り”を行うシステム。デフォルト(※)を行うと、ガードしながらBPを貯蓄できる。一方、ブレイブ(Rボタン)を行うと、BPを消費して行動回数を最大4回まで増やせる。
※設定で“クイックデフォルト”をONにすると、コマンド選択中にLボタンを押すだけでデフォルトできるようになる。ONにすると、スピーディーを戦闘に進められるのでオススメ。
また、BPは前借りでき、BPが貯まっていなくても、ブレイブすることが可能だ。ただし、BPがマイナスになると、その後はBPがゼロに戻るまで一定時間行動できなくなる。一度のブレイブで敵を倒し切れなかった場合、BPがマイナスになったタイミングで全滅してしまう場合もある。
安全に戦うのなら、デフォルトでBPを貯めつつ、貯めたBPをブレイブで使用して行動回数を増やす、という立ち回りがオススメだ。BPをマイナスにせずに立ち回れば、安定して戦えるだろう。
戦力に自信があるときは、フルブレイブで一気にせん滅!
そこまで強くない敵と戦うときは、バトル開始後、フルブレイブ(3回ブレイブを行うこと)をして、一気に攻撃してしまうのがオススメ。敵のターンが来る前に倒してしまえば、BPがマイナスになってしまっても危険はない。全体攻撃アビリティを連続使用するなどして、速攻でバトルを終わらせよう。
ただし、くり返すが、BPがマイナスになるとしばらく行動できないため、あっという間に全滅の可能性も……。仲間のうち、つねにひとりはBPに余裕を持っておきたい。
ブレイブはバフの重ねがけにも便利。体勢を立て直すときにも!
本作には、効果が重複するアビリティが多い。たとえば、白魔道士が使用できるアビリティ“シェル”は、味方の魔法防御力を最大100%まで上げられる。一度の使用では15%しか上がらないものの、7回使用すれば通常時の倍の魔法防御力に!
そこで有効なのが、ブレイブでの重ねがけだ。フルブレイブすれば4回行動できるので、一度に味方の能力を上げられる。また、アビリティの中には、敵の防御力を下げたり、味方の攻撃力を上げたりと、相手を攻める際に活躍するアビリティもある。うまく使いこなして戦況を優位にしよう。
ただし、アビリティの効果が続くターン数は決まっているので、効果を長く続けたいなら、再びアビリティを使用する必要がある。バフやデバフのアビリティを使った後とも、こまめに同様のアビリティを使用して効果を維持するのを忘れずに。
さらに、ブレイブはパーティーを立て直すのにも役立つ。戦闘不能の味方を復活させつつ、全体回復も行いたいといった場面がボス戦では多々あるが、ブレイブをうまく使えばこの状況も打破できる。
一度ブレイブを行い、戦闘不能の味方にレイズを、その後パーティー全体にケアル系の魔法を使用すれば戦線を維持することが可能だ。攻めにも守りにも使えるブレイブの使いかたをマスターして、強敵との戦いに備えよう。
敵のBPが多いときはデフォルトで防御!
本作では、敵もブレイブ&デフォルトを駆使しながら立ち回ってくる。とくに危険なのは敵のBPが2以上のとき。プレイヤーと同様、複数回立て続けに行動してくることもあり、まともに連続攻撃を受けたらひとたまりもない。敵のBPが多いときは、デフォルトに徹しよう。
敵のブレイブでの攻撃を受けきったら、つぎのターンでパーティーを立て直しつつ、攻めに転じるべし!
コマンドアビリティ使用時は、コストを確認しよう
“アスタリスク所持者”を倒すことで手に入るジョブ。ジョブにはレベルがあり、最大で12まで成長可能。さらにレベルが上がるたびに、新たなアビリティを覚える。
その多くが戦闘で使用できる“コマンドアビリティ”なのだが、それぞれに発動条件が設定されている。自身のMPを消費して使用するものもあれば、HPを代償に大技を放つものもある。なかには、自身のBPを味方に渡す“BPパサー”といった特殊なアビリティもあるので、使用時に何を消費するのかチェックしよう。
サポートアビリティで戦略も変化
ジョブを習熟していくと、コマンドアビリティのほかに“サポートアビリティ”を覚えられる。サポートアビリティは装備することで効果を発揮し、さまざまな恩恵を得られる(最大5つまで装備可能)。
また、習得したサポートアビリティは、ジョブチェンジしても装備可能。どれも非常に強力で、組み合わせ次第では戦況にとてつもない影響をもたらす。長所を伸ばすもよし、短所を補うもよし。戦闘スタイルに合ったサポートアビリティを装備しよう。
ジョブを組み合わせて真価を発揮させよう
仲間キャラクターには、メインジョブとサブジョブのふたつを設定でき、戦闘中は両方のアビリティを使える。たとえば、黒魔道士と白魔道士をセットして、そのキャラクターを魔法のエキスパートにする、といった戦略が生まれる。
なお、メインに設定したジョブに応じて、“ジョブ特性”が発動し、さまざまな効果が得られる。さらにジョブレベルを最大まで上げると、マスターまでの苦労に見合う、強力な特性が追加される。
ジョブが多すぎて、組み合わせに悩む……という場合は、各キャラクターに、バトルにおいてどんな役割を担わせるかを考えるといい。物理攻撃役、回復役、タンク役などを設定すると、どんなアビリティを使わせたいかが見えてくるはず。
●組み合わせの例
- 白魔道士×吟遊詩人(回復と補助を行い、仲間を支える)
- ヴァンガード×シールドマスター(味方の盾となり、攻撃を一手に引き受ける)
- モンク×シーフ(素早さがウリの攻撃役)
- 黒魔道士×ピクトマンサー(敵を弱体化させながら、魔法で弱点を突く)
“しらべる”や“虫めがね”を活用し、敵の弱点を突こう
主人公たちが装備できる武器には、剣や斧、短剣などの種類がある。また、魔法には火や水、雷などの属性が設定されており、それぞれモンスターに与えるダメージに影響する。
つまり、敵の弱点となっている武器種や魔法を使えば、大ダメージが狙えるということ。手強いボスにやられてしまったら、相手の弱点をよく確認し、弱点を突きやすいジョブ・アビリティを編成して挑むようにしよう。
敵の弱点はすっぴんが習得するアビリティ“しらべる”や、アイテム“虫めがね”で看破できる。旅の中でまだ見ぬ敵と出会ったときは、まずは敵の情報を調べるようにすると、その後の冒険がラクになる。
バトルインフォをこまめにチェック
バトル中にXボタンを押すと、バトルインフォを見られる。ここでは、判明している敵の弱点やHPなどを確認できる。また、敵や味方が強化効果を持つアビリティを使用した際にも、バトルインフォをチェックするのは有効だ。ステータスにどのような影響を与えているのかがわかるので活用しよう。
なお、“しらべる”などで敵を調べていない場合は、弱点が何なのかは、弱点の攻撃を当てるまでは“?”と表示される。
カウンターとジャマーには注意
特定の敵は、こちらの行動に“カウンター”や“ジャマー”で反撃を仕掛けてくる。前者は、こちらの攻撃に対して発動。後者は、“アイテムを使用すると反撃”といったように、攻撃以外の行動に対して反応する。
ジャマーは、デバフや状態異常を付与してくるものが多いので、パーティーがいきなり壊滅する心配はないが、カウンターでは主戦力の仲間が倒され、一気に戦況が悪化する可能性がある。うかつにカウンターの発動条件を満たさないように行動しよう。
また、バトルスピードを最速にしていると、敵がどんな条件に反応してカウンターやジャマーを行ってきたのかを見逃しやすい。ボス戦では、バトルスピードは抑えめにしておくといい。
ボス戦では必殺技の強化効果を活用
ジョブごとに用意されている強力な“必殺技”は、バトル中に特定の条件を満たすと使用可能に。必殺技使用後は、専用のBGMとともにパーティー全員を強化する効果が付与される。専用BGMがかかり続けているあいだは効果が続くので、攻撃をたたみかければ大ダメージを狙える。
とくに、相手のHPが多いボス戦においては、この強化効果を積極的に利用したい。必殺技は、なるべく通常戦闘での使用は控えて、ボス戦まで温存しておくのがベストだ。
なお、序盤のボス攻略にオススメしたいのが吟遊詩人だ。吟遊詩人の必殺技は、発動時にパーティー全体の物理&魔法攻撃力を大幅に上昇させる。パーティー全員でたたみかけるのにもってこい。序盤の戦いでは、ひとりは欲しいところ。