集英社は、2021年2月18日、人気マンガ『鬼滅の刃』について、コミックス全23巻を違法に印刷した紙の海賊版が、インターネット上で販売されていることが判明したと発表。同社の公式サイトおよび“少年ジャンプ編集部”公式Twitterにて注意喚起を行った。

 公開された注意喚起によると、紙の海賊版はメルカリおよびAmazon マーケットプレイスにて全23巻のセット売りで販売されていたことが確認されており、現時点において一般書店、コンビニエンスストア、ネット書店本体が販売しているコミックスからは、海賊版商品は見つかっていないとのこと。

 また、確認されている海賊版は、正規品に比べて背幅(コミックスの厚み)が薄い4巻の表紙カバーの裏表紙の定価表記(本体400円+税)が罫線で囲まれていないという特徴があり、いずれの海賊版セットの第1巻の奥付が“2020年6月30日第39刷発行”になっていることから、同一の正規品をスキャンして制作されたものと思われるとしている。

 この件を受けて集英社は、関係各所に紙の海賊版排除のための協力要請を行っているとともに、海賊版のコミックス(コピー商品)を購入した場合、集英社での返品交換、真贋鑑定などの対応は致しかねるので、あらためて「コミックス購入の際は、十分ご注意ください」と注意を促している。なお、正規品と海賊版の見分け方も公開されているので、今一度そちろも確認してほしい。

【注意】コミックス『鬼滅の刃』紙の海賊版について