2021年2月25日にマーベラスから発売予定のNintendo Switch向けソフト『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』は、Nintendo Switchでは初となる『牧場物語』の完全新作タイトル。
本作で用意された牧場の土地は、シリーズ最大級の規模! ストーリーを進めて橋を修復したり、ジャマな岩をどかしたりすると、開拓できる土地が増えていく。のどかなオリーブタウンで広大な森を開拓し、個性豊かな住人たちとのスローライフを堪能しながら、寂れてしまった祖父の牧場を復活させよう。
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』の購入はこちら (Amazon.co.jp)今回は、お米大好きライターのジャイアント黒田によるプレイレビューをお届け。プレイ動画をもとに編集した特別な動画も公開するので、記事と併せてぜひチェックしてほしい。
『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』Switch新作の内容紹介
四季を感じながら作物を育てる。農作業ってやっぱりいいなあ
マーベラスさんの『天穂のサクナヒメ』にハマり、年末年始も米づくりを続けていたライターのジャイアント黒田です(※『天穂のサクナヒメ』のプレイレビューはこちら )。いま、空前の農作業ブームが巻き起こっている筆者にとって、『牧場物語』の最新作のプレイレビューの仕事は渡りに船。今回はマーベラスさんのご厚意で、1年間プレイすることができたので、じっくり遊んで感じた本作の魅力を紹介していきたいと思います!
物語は、都会育ちの主人公が、田舎街のオリーブタウンに引っ越してくるところから始まります。この街は、主人公がいつか暮らしてみたいと思っていた憧れの街。夢いっぱいで新天地に到着するも、牧場があった場所にはたくさんの木々が生い茂り、森になっていました。恐るべし自然の再生能力……。
こうして主人公の牧場生活、もとい開拓生活が始まります。開拓で役立つ道具は、オノ、ハンマー、カマの3つ。オノは生い茂った木の伐採、カマは伸び放題の草の刈り取り、ハンマーはあちこちに転がった岩の採掘に使う、まさに開拓三種の神器です。
これらの道具を駆使して、農地に利用できる土地を増やしていくのが、牧場生活の第一歩。都会育ちの主人公には慣れない作業なこともあって、最初は思うように進みませんが、スキルレベルが上がったり、道具をグレードアップさせたりすることで、作業効率は大幅にアップ! 伐採や草刈り、採掘をやればやるほど楽しくなってきます。
ある程度開拓が終わったら、念願の牧場生活がスタート。すぐに始められるのは、クワで畑を耕して作物を育てる農作です。先述した通り、ず~っと米を作り続けてきたので、いろいろな作物を育てられるのは非常に新鮮(※ちなみに、本作は稲作もできますよ)。
しかもたいていの作物は、畑を耕す→種をまく→水をやると、育てかたがシンプル。『牧場物語』の作品を遊ぶのは久しぶりでしたが、すんなりと牧場生活に復帰できました。この敷居の低さも、『牧場物語』シリーズの大きな魅力ではないでしょうか。
そして、農作業をしながら四季の変化が感じられるのもうれしいポイント。春はかぶやきゅうり、夏はかぼちゃやとうもろこし、秋はほうれんそうやさつまいも、冬はごぼう……。季節ごとに異なる作物を育てながら、四季によって移り変わる牧場や街の景観が楽しめます。長引く自粛生活で外出する機会がめっきり減っていたからこそ、四季を感じられるのはいいなあとあらためて実感できました。
『牧場物語』だからこそ体験できる要素が盛りだくさん!
牧場生活で体験できるのは、農作業だけではありません。開拓が進むと壊れてしまったどうぶつ小屋を修復し、ニワトリやウシなどの家畜が飼えるようになります。お世話をすることで、ニワトリからは卵、ウシからはミルクを入手できるようになり、収入がアップするほか、料理に使うことも可能に。
家畜がいると何かと便利なのですが、見た目がキュートな動物たちは、観ているだけで心が和む癒しの存在。たくさんの生き物たちに囲まれた、動物王国を作ることだってできますよ!
クラフトで道や柵などを作り、牧場を自由に彩れるのも本シリーズのウリです。本作では牧場の規模が大きくなったぶん、レイアウトの作り込みはますますやりがいのあるものになっていると感じました。クラフトできるアイテムの数はバラエティー豊かなので、アイデア次第でステキな牧場にできるのもたまりません。
最初のエリアの開拓が終わったと思いきや、橋を修復すると新たなエリアの開拓ができるようになるのも、牧場生活を送るモチベーションに。さらにストーリーを進めると、その先のエリアも開拓できるようになるので、牧場再興の道は限りなく長そう。というか、こんだけ広い牧場を経営していた、主人公の祖父はすごい!
心温まるオリーブタウンの住人たちとの交流にも注目を!
牧場近くのオリーブタウンの住人たちは、町長のヴィクトルを筆頭にみんな親切。引っ越してきた主人公を温かく迎えてくれるうえ、さまざまなお祭りに誘ってくれます。
春はエッグフェスティバルやペットレース、夏はサマーフェスティバルや花火大会、秋はきのこまつりや精霊祭、冬は釣り大会や雪まつりと、一年を通してバラエティー豊かなイベントに参加できます。
開催されるお祭りの中には、ミニゲームが楽しめるものもあり、優勝すると賞金や家具として飾れるトロフィーが授与される特典も。どのミニゲームもシンプルなルールで楽しめましたし、優勝したときは防衛を、負けたらリベンジを誓って来年の目標にできるのも、牧場生活を長く続けるいいスパイスになっていると感じました。
また、『牧場物語』といえば、恋愛候補のキャラクターとの交流が楽しめるのも大きな魅力です。本作に登場する恋愛候補は、男女5人ずつ(※エキスパンションパスを購入すると、恋愛候補が追加されます)。
どのキャラクターも魅力的なので、ひとりに絞るのは難しいのですが、今回はレイナちゃんを選ぶことに。彼女は博物館で働く女の子。ノリは軽くてギャルっぽいのに、展示品に対する知識が豊富で、仕事を真面目にこなすギャップにやられました。主人公に対してフレンドリーで、距離感が近いのもグッド! イベントのたびにドキドキさせられます。
街の住人たちにはそれぞれ好感度が設定されていて、話しかけたり、プレゼントを渡したりすると仲よくなれます。さらに好感度が一定以上になると、特別なイベントが楽しめるほか、恋愛候補のキャラクターとは恋人になったり、結婚したりすることも可能! ゆくゆくは子どもを授かることもできますよ。
駆け足で魅力を紹介してきましたが、ほかにもペットの飼育や謎の少女との交流、時間を忘れて没頭できる釣り、主人公のオシャレなど、牧場生活を彩る要素は盛りだくさん! ほかのプレイヤーとシェアできる機能もあるので、友だちや家族とも楽しめます。シリーズファンはもちろん、初心者の方もじっくり楽しめる内容になっているので、巣篭もり生活のおともにぜひ。家にいながら雄大な自然や四季の移り変わりを堪能できますよ。
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