週刊少年ジャンプで連載中の宮崎周平氏による漫画『僕とロボコ』の2巻発売を記念し、同じく週刊少年ジャンプで連載中の芥見下々氏による『呪術廻戦』を原作としたテレビアニメ『呪術廻戦』1クール目のエンディングテーマ『LOST IN PARADISE feat. AKLO』とのコラボPVが公開中。

 実際には『呪術廻戦』のキャラクターが順に登場するシーンすべてを、『僕とロボコ』の主人公であるロボコが踊った動画となっている。ちなみに、もうひとりの主人公である平凡人(タイラボンド)は登場していない。

 なお、キャラクターデザイン、第一原画、第二原画、背景、特殊効果のすべてを宮崎周平氏が担当している。

 『僕とロボコ』は週刊少年ジャンプで2020年31号より連載中のギャグ漫画。メイド型ロボット“オーダーメイド”が普及した世界を舞台に、『ドラゴンボール』のナッパと同じヒザを持つオーダーメイド・ロボコたちのドタバタ騒動を描いている。

 ロボコは公式Twitterアカウントでアニメ『呪術廻戦』のリアルタイム実況をしたり、五条悟(※)のフィギュア発売に涙するほどの熱狂的ファン。作中でよく領域展開の練習をしていることなどが、今回のコラボにつながったのだろう。

※五条悟:『呪術廻戦』の登場人物。五条の女を大量に生み出した罪深き男。

 原作者の宮崎周平氏は『約束のネバーランド』の公式スピンオフギャグ漫画『お約束のネバーランド』を手掛けており、パロディに定評がある作家だ。『僕とロボコ』本編にはジャンプ漫画のパロディが相撲部屋の稽古場ほどの密度で詰め込まれている。第25話ズボンとボンドの最終ページが最高なのでぜひ読んでほしい。

 前述したように、コラボPVは原画等をすべて宮崎周平氏が担っているようで、その器用さが爆発。『僕とロボコ』らしさを盛り込みつつ、『呪術廻戦』キャラの雰囲気をうまく表現している(釘崎野薔薇のパロディで紙袋を持って踊るところがかわいくて何か腹立つ)。いつかアニメ『呪術廻戦』の制作会社・MAPPAの手で完全版を作ってほしいものである。

 なお、第16話ロボミとロボコには、ロボコが『LOST IN PARADISE feat. AKLO』を口ずさむシーンが描かれている。同曲を歌うALIのリーダー・今村怜央氏による感動のTweetも話題になっていた。

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