2020年6月25日にガンホー・オンライン・エンターテイメントから配信されたNintendo Switch用ソフト『ニンジャラ』。ほかにはないアクションが楽しめる独自のゲーム性から注目を集め、全世界500万ダウンロードも突破しているオンライン対戦ゲームです。

 しかし、「興味はあるけどプレイしたことがない」という人や、「いまからでも始めても大丈夫だろうか」と思っている人も多いのではないでしょうか? そこで本稿では、ライターの常在戦場常広が実際に初めて『ニンジャラ』をプレイ。遊んでみて感じた魅力を紹介していきます。

 まずは、自分のアバターを作成してゲームスタート。8人のキャラクターをもとに好きな外見のアバターを作れます。たとえば、顔は男の子のキャラクターだけど、髪はツインテール、といったこともできるので、カスタマイズの自由度はかなり高いです。

いまから始める『ニンジャラ』。駆け引きの連続にアツくなれるニンジャバトルを体験しよう!
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髪の色や目の色なども自由に変更できます。こちらはいつでも変更可能です。

“ガムウェポン(武器)”とアクションの組み合わせによる爽快感がたまらない!

 アバターを作ったらさっそくバトル! 『ニンジャラ』は、“ガムウェポン”と呼ばれる武器とユニークなアクションを組み合わせて戦っていく対戦ゲーム”。

 ガムを使ったアクションが特徴で、膨らませればガードや高速移動ができるほか、ガムを飛ばして相手を拘束する“ガムシュート”、ガムを纏う必殺技“ガム忍術”が使えたりと変幻自在。これに加えて、“壁走り”や“変化の術”といった“これぞ忍者!”と思えるアクションもあるので、縦横無尽にフィールドを駆け回ってくり広げる激しい攻防戦はなんとも爽快です。

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“ガムガード”を使うと、ガムを膨らませている間は敵の攻撃をガードできます。しかし、ガムを割られてしまうと、しばらくのあいだ、自分が行動不能に。
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ガムを膨らませて空中でもう一度ジャンプを入力すると発動する“ガムダッシュ”。もっとも素早い移動手段なので、覚えておきたいテクニックのひとつ。
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“ガム忍術”はド派手なアクションでかっこいい! 画像は強力なガムを飛ばして一気に畳み掛けるガム忍術“オシオキブレード”。
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地上、空中問わず、壁に向かってスティックを倒すと、そのまま壁面を自由に走ることができます。高所は相手に気づかれにくいので、隠れたり奇襲を仕掛けるのに有効。

 “ガムウェポン”の種類もかなり多彩で、現時点では全20種類。武器ごとに、通常攻撃やパラメーター、必殺技(ガム忍術)などの能力が異なるだけでなく、武器固有の能力が備わっているので、どの武器を使うかによって立ち回りもガラッと変化します。

 本作では、最初からすべての武器が使えるためどれを使うか迷ってしまうと思いますが、まずは、トレーニングモードでひと通り試してみて、お気に入りを見つけるのがオススメです!

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ユニークな見た目の武器も多いので、第一印象で気に入った武器を使うといった選びかたもありかも。

 また、“ガムウェポン”以外にも、“変化の術の時間を長くできる”、“後方の敵を察知できる”といった追加の能力を付与できる“シノビカード”という装備アイテムも存在します。新たな“シノビカード”は、バトルをプレイするたびにもらえる報酬を集めることで開放でき、武器との相性や立ち回りにあわせてどれを装備するのか、試行錯誤するのも楽しい要素のひとつ。

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シノビカードは、最初は1枚しか装備できないが、ゲーム内のニンジャメダルを集めて使うと、4枠まで装備できるようになる。

 これらを組み合わせて戦っていくのは、一見すると難しそうに感じるかもしれません。しかし、最初のチュートリアルでプレイ方法を学び、何戦かプレイするだけでもすぐに操作に慣れることができ、思いのほか十分に戦うことができました。また、プレイを重ねながら、相手のガムを割って行動不能にする“ガムバインド”といったテクニックを徐々に身に着けることで、より高度な戦闘が楽しめます。

バトルは駆け引きの連続で思わずアツくなれる!

 バトルルールは、最大8人のプレイヤーが全員敵どうしの“バトルロイヤル”、4vs4の“チームバトル”の2種類。どちらもほかのプレイヤーを撃破したり、マップに出現する“ドローン”を破壊しながらポイントを集めていき、合計ポイント数で勝敗を競い合うというものです。

 バトルにおいて勝敗を分けるカギとなるのが、“いかに多くのドローンを破壊するか”ということ。ドローンを破壊することで、特定のアクションを使用するのに必要な“シノビエナジー”の最大値を増加させられるだけでなく、より強力な“大武器”のクラフトが可能に。ポイントを稼ぎつつもバトルを有利に展開できます。

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ドローンはフィールドの決められた場所の中からランダムに出現。大きいサイズのドローンを倒せばより効率よくポイントを稼ぐことができます。
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ドローンを壊しにくるプレイヤーを、変化の術で待ち構え、不意打ちを決めるといった立ち回りも有効。

 そして、つぎに狙いたいのが相手プレイヤーの撃破です。見つけたプレイヤーに対して、真っ向勝負を仕掛けるのもアリですが、ターゲットにしたいのはHPの少ないプレイヤーや、戦闘を行っているプレイヤーたち。“ガムシュート”で遠距離からけん制しつつ、タイミングを見て戦闘に加わることで、撃破しやすくなります。しかし、不用意に突っ込むと返り討ちにあうこともあるので要注意。ゲームに慣れるまでは、この流れを意識するだけで立ち回りがかなり楽になるはず!

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戦闘を行っている相手を見つけたら、ガムを膨らませて“ガムシュート”の準備をしつつ、隙を突いてバトルに割り込もう。

 また、筆者がおもしろいと感じたのが“ソウサイ”というシステム。これは、プレイヤーどうしの攻撃がぶつかり合ったり、相手のコンボを防ぐアクション“シノビバースト”を使った状態で攻撃されたときに発動するもので、相性の有利な攻撃を入力したほうが攻撃成功という、いわゆる、じゃんけんのような3すくみ勝負。

 たとえば、強いプレイヤーに狙われて不利な状況でも、“ソウサイ”に持ち込むことで、その後の選択次第では形勢逆転のチャンスを生みだせます。このような、アクション的なうまさがあまり関係しない要素が盛り込まれているのも、これから始めるプレイヤーにはうれしいポイントだと思います。

いまから始める『ニンジャラ』。駆け引きの連続にアツくなれるニンジャバトルを体験しよう!
ノーマルアタック(↑ or ニュートラル)。ワイドアタック(↓)、バックアタック(← or →)を入力してガチンコ勝負。

 また、個人的にバトルをプレイしていて魅力に感じたのは、"駆け引き”の多さ。相手プレイヤーとの戦闘時にどのアクションを使うのかという読み合いはもちろん、先述したソウサイの中でどの手で勝負するのかであったり、ポイントを稼ぐ際にドローン破壊と相手の撃破のどちらを重視するのかなど、一度の戦いの中でも、さまざまな場面での駆け引きが連続して訪れます。

 それにより、バトル中はつねに緊張感がありますし、駆け引きがうまくいって勝利したときは、かなり気持ちのいいものになってます。しかし、慎重になりすぎて相手を撃破できず、ポイントがまったく稼げないまま終わることもしばしば……。「あそこは積極的にいくべきだったなぁ」といった反省をしつつも、ついついつぎのゲームをプレイしていました。

こだわりの衣装に着せ替えてオシャレを楽しもう!

 バトル以外にも、キャラクターの着せ替えも本作の楽しみかたのひとつ。ゲーム内に登場するアバターアイテムはどれもこだわりが強く、『ニンジャラ』の世界だけの“オリジナルブランド”はどれも特徴的で、デザインもかわいいものからかっこいものまで、バラエティー豊かなアイテムが充実しています。また、シーズン3からは、人気のアイテムをランキング形式で表示してくれる“トレンドショップ”も追加され、よりオシャレを楽しみやすくなっています。

いまから始める『ニンジャラ』。駆け引きの連続にアツくなれるニンジャバトルを体験しよう!
着せ替えアイテムはクローゼットから変更できます。“ガムウェポン”に合わせたり、その日の気分でコーデを決めましょう!
いまから始める『ニンジャラ』。駆け引きの連続にアツくなれるニンジャバトルを体験しよう!
トレンドショップではすべてのアバターアイテムをチェックできます。

 リリースから約半年が経ち、ゲーム全体としても成熟してきている中、いまからプレイするのは敷居が高いのではないかという不安もありました。しかし、いざプレイしてみると、オンライン対戦ゲームの中でもかなり遊びやすいという印象を一番に受けましたし、ガムをモチーフにしたほかにはないアクションは斬新かつ、スタイリッシュで心を惹かれるものでした。1回のマッチは3分ほどで終わるので、ちょっとした時間でもサクッと遊べる手軽さもいい点だと思います。

 また、キャラクター好きの筆者としては、より本作の世界観やキャラクターたちの魅力を知ることができるコンテンツとして、先でも少し触れたカートゥーンアニメのほか、DLCとして配信されている“ストーリーパック”が用意されているのもうれしいポイントです。

 冒頭にもあるように、本作は基本プレイ無料で、なおかつNintendo Switch Online未加入でも楽しめるので、少しでも気になった方は、ぜひダウンロードして遊んでみてください! なお、ファミ通.comでは、『ニンジャラ』の攻略情報をお届けしているので、プレイする際は、そちらも参考にしてみてください!

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