これを守れば動画の収益化もオーケー!

 2021年1月6日に、カプコンが自社の発売するすべてのゲームの動画配信について、個人向けのガイドラインを公開した。

 これにより、以下のガイドラインを遵守すれば、動画を公開することに加え、これまでは明言化されていなかった収益化も許可されることになった。

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 今回のガイドラインは、個人ユーザーを対象としたもの。企業がカプコンのゲームのプレイ動画をアップロードする場合は、これまでどおりカプコンへの問い合わせが必要になる。なお、ガイドラインでは個人と法人を以下のように定義している。

  • 個人=タレント・声優・ストリーマー等の関連事業を展開する企業と契約していない者または団体、プロダクションに所属していない者または団体
  • 法人=企業や、タレント・声優・ストリーマー等の関連事業を展開する企業と契約している者または団体、プロダクションに所属している者または団体

 Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機からは、これまでどおりの方法での投稿が可能。キャプチャーソフトを利用してPCなどから投稿する場合は、テロップや音声などの付加価値をつければ同じように投稿が可能だ。

 また、動画による収益化については、動画の直接の販売や、有料会員限定での公開は禁止とされている。ただし、動画の公告を視聴者が観ることで得られる広告収入や、ファンからの寄付(いわゆる“投げ銭”)などによって収益を得ることは許可される。

 禁止する動画投稿については、発売前のゲームのプレイ動画の公開、ゲーム内の映像やBGMを切り取って“動画素材”として使用すること、公式動画の転載、ゲーム内のムービーをそのまま投稿することなどが禁止とされている。

 このほか、現在(2021年1月6日)はカプコンが発売するすべてのソフトが対象だが、今後、個別にガイドラインが制定される可能性もあるので注意しよう。

カプコン:カプコン動画ガイドライン(個人向け)