「『ゆるキャン△』っておもしろいらしいけど、どんな内容なの?」という方にご紹介

 2015年に“まんがタイムきららフォワード”にて連載が開始された『ゆるキャン△』。本作は、高校の野外活動サークルに所属する各務原なでしこと、ソロキャンプを好む志摩リンを中心に、女子高生たちがキャンプをする様子を緩やかに描いた作品だ。

いまさら聞けない『ゆるキャン△』(1/7からシーズン2開始)の魅力を紹介。キャンプ好き少女たちのゆるい日常物語
原作コミック『ゆるキャン△』10巻表紙(あfろ/芳文社)
マンガ『ゆるキャン△』10巻 Kindle版

 原作者・あfろ氏自らのアウトドア体験や取材を元に描かれたキャンプノウハウをもとに、キャンプの楽しさが丁寧かつ魅力的に描かれた本作は、多くの読者を虜に。

 第10巻まで発売されているコミックスの累計発行部数は400万部を突破。その原作をもとに、テレビアニメや実写ドラマ化、本日2021年1月7日からはテレビアニメ第2期の放送、春からは実写ドラマ第2シーズン放映、そして劇場アニメが製作中……と、人気は留まることをしらず、多くのファンに愛され続けている。

 それらの概要は、下記関連記事にもまとめられているので、こちらもチェックを。

 そこで本稿では、『ゆるキャン△』にまだ触れたことのない読者に向けて、アニメ作品を通じて、改めて本作の概要や魅力をお届けする。

キャンプ好きな女の子たちのゆるーい日常模様

 物語は、冬のある日に富士山の見える湖畔でソロキャンプを楽しんでいた女子高生の志摩リン(声:東山奈央)が、なぜか外のベンチで居眠りをしていた各務原なでしこ(声:花守ゆみり)と知り合うところから始まる。

 なでしこは、自転車で富士山を見るために湖畔を訪れたものの、疲れ果て、そのまま日が暮れるまでベンチで寝過ごしてしまったという。

 リンとの出会いをきっかけに、キャンプに興味を持ったなでしこは、高校の同好会である“野外活動サークル(野クル)”に入部。部員である大垣千明(声:原 紗友里)と犬山あおい(声:豊崎愛生)とともに、野クルの活動を通じてキャンプの魅力にハマっていく。

 一方、ひとりで静かにキャンプを楽しむのが好きなリンは、なでしこからの同好会の誘いを断るが、SNSを介して、なでしこや野クルのメンバーと繋がりを持つように。お互いにキャンプの様子をシェアしたりするなかでメンバーたちとも打ち解け、次第に行動をともにするようになる。

 ここまでが、大まかなあらすじとなっている。

ゆるい雰囲気の中にも、キャンプの楽しさやおもしろさがギュッと詰め込まれた作品

 『ゆるキャン△』という題名のとおり、本作では野外のキャンプ地での、のんびりとしたアウトドアライフが展開。ひとりでゆったりとしたソロキャンプを楽しむリンと、手探りながらみんなでわいわいとキャンプを楽しむなでしこたち、それぞれのキャンプの楽しみかたとその魅力が描かれている。

 どちらのスタイルが正解というわけではなく、各々が“キャンプを楽しむ”ために工夫して楽しんでいる彼女たちの様子から、「自分もキャンプをしてみたいなあ」という気持ちにさせてくれる。

 また、リンとなでしこたちはそれぞれキャンプを楽しみながらも、SNSを通じて、お互いのキャンプの様子を実況したり、意見を交換したりして、それぞれが思うキャンプのよさも学んでいく。互いを尊重し、適度な距離感を保ちながらも、次第に自分の世界を広げて新しい魅力を発見していくその人間関係の変化の描きかたは、見ていて、なんだか心地よくも感じるのだ。

 作中での澄んだ景色の美しさや、美しい自然の中で食べるキャンプ飯など、キャンプの醍醐味の数々も余さず描写されているのもポイントだ。あfろ氏自身のアウトドア体験や取材、ノウハウに裏打ちされた表現力は圧巻のひとこと。

アニメ『ゆるキャン△』(アマゾンプライムビデオ)

テレビアニメ第2シーズンがいよいよスタート、関連作品をこの機会にチェック!

 丁寧な描写と、ゆるい雰囲気ながらも独自の世界観で多くの熱狂的なファンを生み出した『ゆるキャン△』。そんな本作のテレビアニメ第2シーズンはいよいよ2021年1月より放映開始となる。

 Amazonプライムビデオでは、アニメ第1シーズンのほか、野クルのメンバーたちが部室を飛び出し、本作の舞台である山梨県のさまざまな場所を訪れる珍道中の旅を描くショートアニメ『へやキャン△』、テレビドラマ版『ゆるキャン△』が、まとめて視聴できる。アニメ第2シーズンが放映される前に、改めて、『ゆるキャン△』シリーズ作品をチェックしてみてはいかがだろうか。

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