PS4 Proを始め、PS4プラットフォームの一部モデルの生産終了が報じられて話題となっている。編集部では、この件についてソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)に事実関係を確認。PS4について、国内出荷が終了したモデル、現在も出荷が継続されているモデルに関する情報を得た。

 まず、日本国内においては、2020年4月末をもって、以下の4つのモデルの出荷を完了(初期型のCUH-1000系など過去モデルはすでに出荷終了)。

  • PS4 グレイシャーホワイト500GB(CUH-2200AB02)
  • PS4 ジェットブラック 1TB(CUH-2200BB01)
  • PS4 グレイシャーホワイト 1TB(CUH-2200BB02)
  • PS4 Pro ジェットブラック 2TB(CUH-7200CB01)

 また、2020年9月をもって上記以外のモデルを含むPS4 Proの国内出荷は完了しているとのこと。つまり、ここにきてPS4 Proの生産終了が話題になってはいるものの、じつはしばらく前から国内市場向けの出荷は止まっていたというわけだ。

 2016年に発売されたPS4 Pro(CUH-7000系)は、描画性能の向上やロード時間の短縮などPS4に新たな付加価値を加えたハイエンドモデル。新世代機ではなく、従来機種の上位版として発売され話題を呼んだ。

 なお、これはPS4プラットフォーム自体の終了を意味するものではなく、SIE広報担当は「PS4のスタンダードモデルの出荷は継続し、PS4ソフトウェアタイトルや周辺機器などPS4プラットフォームのビジネスに引き続き注力してまいります」とコメントを寄せている。

 ちなみに、多くのゲームファンが気になるのが、PS4プラットフォームの一部モデルの出荷完了がPS5の生産にどう影響するのか、という点だろう。これについてSIE広報担当は「生産ラインの詳細については開示しておりませんが、ハードウェアの生産の中心はPS5に移行しています」とコメント。

 ゲームファンのみならず、多くの方々がご存じのとおり、PS5は発売以来、品薄状態が続いている。PS4 Proの新規出荷がないとすると、PS5のより潤沢な市場供給が待たれるところだ。

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