今度の『地球防衛軍』は四角くなった地球が舞台! 四角い世界で戦えEDF!
地球外からの侵略者を撃退する人気アクション・シューティングゲーム『地球防衛軍』の最新作、『ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS』(以下、『デジボク地球防衛軍』)が、2020年12月24日についに発売!
本作は、これまでのシリーズとは一線を画するボクセルグラフィックとなった地球を舞台に、歴代タイトルの敵と味方が勢揃いするというお祭り的タイトルとなっている。
本記事では、かわいい見た目&簡単操作で誰でも爽快アクションが楽しめる本作のプレイレビューを掲載。シリーズは初体験なファミ通.comライターの視点から、本作の魅力に迫ります。
なお、本日発売の週刊ファミ通2021年1月7・14日号では、『デジボク地球防衛軍』の発売記念特集を掲載。ミッション25まで最速攻略しているのでこちらもゲームのおともにぜひ。
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フォトリアルなグラフィックだった過去の『地球防衛軍』とは異なり、四角いボクセル調のグラフィックとなった世界が舞台の本作。フィールドはもちろん、敵も味方も全部が四角くデフォルメされ、なんともかわいらしいイメージとなったのが特徴だ。
グラフィックが一新されたが、けっきょくやるべきことは変わらない。四角い地球に、謎の侵略者“ダークレジオン”が襲来! インベーダー、フォーリナー、プライマー、ラヴェジャー、アグレッサーといった、過去シリーズの登場した侵略者が総登場し、人類に攻撃を開始した。
侵略者はそれぞれ6隻の“マザーシップ”を操り、地球を攻撃。なんと地球をバラバラにしてしまう! 見た目こそかわいいが、これまでにないほどに地球はヤバい状況になってしまった。
プレイヤーは侵略者を撃退する地球防衛軍(EDF)のコマンダーとなり、隊員たちを操作して戦うことになる、というのが本作のおもなストーリーだ。
過去作のシナリオは危機感や悲壮感漂うものが多かったが、本作は明るく楽しく元気よくがウリ。終始楽しくプレイできるゲーム内容になっている。
グラフィックがデフォルメされたことにより、これまではリアルな姿だった昆虫型の侵略者もかわいらしい姿へと変身。筆者は昆虫が苦手でカブトムシにも触れないほどの可憐な性格なため、これまでのシリーズは敬遠していたのだが、本作ではそれも気にならず。
アリもハチもクモも出てくるし、倒すと体液ブシャーとなるが、嫌悪感なくプレイすることができた。
ただ、ビルの側面を素早く移動するアリを見ると、多少ゾゾゾ~と感じるのだが、それはご愛嬌。この感覚、わかる人いませんか?
戦場となるステージは、世界各国のさまざまな都市がモチーフとなっている。バトル中はそんな余裕はないが、ゲームに慣れてきたらステージを飛び回って観光気分を楽しんでみてほしい。
操作は簡単! 狙って撃つだけ!
本作の特徴として、多彩な能力を持つ隊員で4人ひと組みのチームを組んで戦うチームプレイが挙げられる。
プレイヤーは戦闘中に好きなタイミングで操作キャラクターを切り換えて戦うことが可能。武器のリロードが必要なとき、素早く移動したいとき、アーマー値(体力)が減ってピンチなときなど、さまざまな状況を操作切り換えによって乗り越えていく。
空を飛べるペイルウイングで移動し、上空からレンジャーで奇襲するような、過去作ではできなかった戦いかたを楽しむことも可能だ。
デフォルメ調のグラフィックに追従するように、ゲームシステムも単純明快。操作は装備した武器を使って、敵を狙って撃つだけ! 敵の動きはいずれもそれほど素早くないので、照準で狙うのが苦手という人もバンバン敵に弾を当てにいけるはずだ。
また、隊員はそれぞれ固有のアクションをくり出す“アビリティ”と、超強力な必殺技である“スペシャル”を持ち、誰ひとりとして同じ能力を持つものはいない。
装備する武器によっては遠距離からの攻撃を得意とする者、なんとこの時代に接近戦しかできない者(だが攻撃力はメチャ強)なども存在するので、数多く存在する隊員のなかから自分のお気に入りを探してほしい。
筆者は、陸を走るより空を飛ぶほうが好きなため、飛行のアビリティを持つキャラクターを多くセット。武器も遠距離から狙えるものをメインに使い、敵に狙われないように移動しながら連続攻撃を叩き込むのがお気に入りの戦法だ。
ひとりの武器がリロードされたらほかのキャラクターに切り換えれば戦い続けられるので、リロード待ちを心配しなくてもいいのが親切。敵もザコ敵は尋常じゃない数が現れるので、撃って撃って撃ちまくる! とくに何も考えずにバンバン武器を撃ちまくっていいので、爽快感はバツグンだ。
ステージの難度もバランスがよく、アクションに不慣れな人でも快適にプレイできる内容。敵を倒せば回復アイテムが出現し、このアイテムを回収するまで消えることがないのも親切。ちなみに、ナンバリングタイトルでは回復アイテムとともにアーマーがドロップし、それを拾うおなじみの“アーマー拾い”があるが、本作では不要。アーマー値は、ステージクリア―後に自動で加算される。
爽快感のあるアクション・シューティングと、ステージを攻略する達成感、大量の敵を一気に倒す爽快感を存分に味わってほしい……。そんなディースリー・パブリッシャーのおもてなしの心が感じ取れるようだ。
一部のステージには、“ビークル”と呼ばれる兵器に乗り込んで戦えるものもある。ビークルの攻撃は隊員のものとは比べ物にならないほど強力で、乗っているあいだはダメージを受けない。
弾がリロードされないため使い捨てになるが、ビークルが使えるステージは、ふだんよりも爽快感マシマシな戦いかたが楽しめるぞ。
個性的すぎる!? レジェンド隊員&ご当地隊員
本作には過去シリーズの敵勢力が勢揃いしているが、味方も負けてはいない。第1作から『地球防衛軍5』までに登場した多種多様な兵科のキャラクターたちがEDFのレジェンド一員として戦ってくれる。
レジェンド隊員たちは、ボイスや性格もかなり個性的。関西弁だったり、体力自慢だったり、無口だったり。
性能だけでなくキャラクター性からお気に入りを探す人も出てきそうだ。
キャラクターはステージクリア―時にアーマー値が少しずつ上昇していくので、お気に入りを使い込めばドンドン強くなる。だが、育成したキャラクターでなくても十分に戦えるので、いろいろな隊員を戦わせて性能を確かめてみてほしい。
ちなみに、ファミ通誌面でも書いたが、筆者はウイングダイバー(EDF4)がお気に入り。飛行能力もありがたいが、関西弁のボイスが胸にズキュンときた。
レジェンド隊員のほか、本作には世界各地の国や地域をモチーフとしたご当地EDF隊員も登場する。
アメリカならカウボーイ、日本ならニンジャ、エジプトならファラオ、中国ならパンダと、ちょっと安易(失礼)な気もする隊員たちを仲間にすることが可能。ご当地EDF隊員の能力は、レジェンド隊員よりもはるかに個性的だ。
新たに仲間にした隊員が持つ武器は、隊全体で共有する。仲間にしたばかりのときは1種類のカテゴリーの武器しか装備できないが、同じキャラクターを仲間にし、スキルレベルが上がると、少しずつ装備できる種類が増えていく。
お気に入りの隊員に強力な武器を装備させるといったカスタマイズも楽しむことが可能だ。
いずれの隊員も、キャラクターの能力を見る画面でプロフィールや性能をチェックできるのだが、このテキストを読むのもかなり楽しい。新たに仲間になった隊員のものは必ずチェックしてほしところ。
誰でも安心して楽しめる爽快アクション! 年末年始のお供にいかが?
本作をプレイして感じるのは、『地球防衛軍』シリーズのファンなら感じるであろう懐かしさとお祭り感、そして、シリーズ初体験の人でもバッチリ楽しめる間口の広さだ。
筆者もシリーズ初体験のため『地球防衛軍』の知識に乏しかったのだが、そんなことは関係なく本作の世界観を楽しめたし、アクションを楽しむことができた。
アクションは狙って撃つだけの単純明快な内容。難しいことはなく、ゲーム経験者なら、誰でも1プレイ目から楽しむことができるはず。見た目もかわいらしくデフォルメ化。その遊び心地は、さながらパーティーゲームのようだ。
Nintendo Switch版は本体とソフトを持ち寄ればローカル通信プレイが可能。プレイステーション4版は画面を2分割してのプレイができる。
また、オンラインプレイではどちらも4人同時プレイが行えるので、友だちといっしょにワイワイ楽しむこともできる。
これまでのシリーズファンはもちろん、低年齢層のゲームファンでもバッチリ安心して楽しめるのがポイント。ゲームはミッションクリアー形式で、1プレイはサクっと終わる。みんなで遊べるゲームを探していたり、気軽に楽しめるアクションゲームを探しているという人には、間違いなくオススメのタイトルだ。
この年末年始は新型コロナウイルスの影響で友だちや親族との集まりがしにくいのが辛いところ。友だちとオンラインで手軽に遊べるゲームとしても活躍してくれそうだ。
ちなみに、Nintendo Switch版は、ゲームソフト2本がセットになったお得なパックも発売中。こちらは数量限定のため、購入を検討している人はお早めに!
『デジボク地球防衛軍 ダブル入隊パック』(Switch)の購入はこちら (Amazon.co.jp)なお、本日2020年12月24日20時からは本作をプレイする生配信が予定されているので、購入を検討している方はこちらもチェックしてみてはいかがだろうか。