エレクトロニック・アーツ(EA)が、イギリスのゲームメーカーであるコードマスターズの買収について合意に達したことを発表した。買収額は総額で12億ドル(約1248億円)相当となることが予定されている。

 コードマスターズについては先月、ロックスター・ゲームスや2K Gamesなどを傘下に持つテイクツー・インタラクティブからの買収交渉が進んでいる事が発表されていたが、EAがテイクツーからの9億7100万ドルの提案を上回ったことで、コードマスターズ取締役会がEAからのオファーを選択した形となる。

 コードマスターズはレースゲームを得意とするメーカー。『GRID』や『DIRT』といったオリジナルのレースゲームシリーズを持つほか、2009年以降毎年F1のゲームをリリースしてきた。

 一方のエレクトロニック・アーツも『ニード・フォー・スピード』シリーズなどアクション寄りのレースゲームを出しているだけでなく、EA Sportsブランドでさまざまなジャンルのスポーツゲームを展開しており、F1のゲーム化権を所有しているコードマスターズを加えることでシナジーを見込んでいる事がプレスリリースで明かされている。