2020年12月10日、消費者庁はNintendo Switchなどのゲーム機を販売しているかのように装う偽の通信販売サイトについての注意喚起を行った。
消費者庁は2020年の夏以降、通信販売サイトで家庭用テレビゲーム機やゲームソフトを注文して代金を支払ったが、商品が届かないという相談が各地の消費生活センターなどに数多く寄せられているということを明らかにした。これについて調査を行った結果、偽の通信販売サイトを運営する事業者が、消費者の利益を不当に害するおそれがある行為(消費者を欺く行為・債務の履行拒否)をしていることを確認したため、消費者被害の発生、拡大の防止に資する情報を公表し、注意喚起を実施。
確認されている偽サイトには、Nintendo Switch、パソコン、スマートフォン、カメラ、家電製品などを通信販売しているかのように装っており、その中でも人気があるNintendo Switchの特集ページをサイト内に設けているという特徴があるとのこと。
品薄状態が続いているプレイステーション5やXbox Series X|Sでも同様の手口が使われることは容易に想像できるので、被害に遭わないために十分な注意を払うべきだろう。取引に関して不審な点があった場合は、契約をしたり代金を支払ったりする前に、各地の消費生活センターや警察などに相談しよう。
詳しくは消費者庁の公表資料を確認してほしい。