京都のキュー・ゲームスが、Nintendo Switch向けの新作『PixelJunk Eden 2』とその体験版を配信開始。定価は税込1500円で、現在は1週間の発売記念セールで990円で販売されている。

 本作は、植物の世界を舞台としたアクションゲーム『PixelJunk Eden』の新作。スマートフォン向けに出た『Eden Obscura』から引き続き、同スタジオのクリエイティブ・ディレクターのBaiyon氏によるクラブサウンドとアートに乗せて独特な浮遊感のあるプレイを楽しめる。

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 その独特な内容をシンプルにまとめると、“小さな住人グリンプを操作して植物から植物へと飛び回り、ゴールとなる生命の源スペクトラを探して目指す”というもの。

 しかし、グリンプが一度に飛べる距離には限界があるので、足場を増やしていかなければならない。そこで重要になるのが、あたりを漂っているポレン(花粉)と、マップのあちらこちらにあるシード(種子)だ。

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 グリンプがポレンを集めると近くのシードに飛んでいき、十分に集まったシードは発芽可能になり、新たな足場ができたり、ギミックが動いたりする。そうやってシードを発芽させながら足がかりを作り、時折スペクトラから放たれる光の波を頼りにそちらへと進んでいく……というのが基本的な流れ。

 その妙な気持ちよさは実際に触ってみないとちょっと分かりづらいので、映像を見て気になった人は体験版を試してみるのをオススメしたい。

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 ステージである“ガーデン”は10種類あり、さらにそれぞれに複数のバリエーションが存在。またグリンプも性格や能力が異なるものが複数おり、さらに一回きりの特殊効果を得る“スパイス”と組み合わせることで、プレイ感やゴールまでの道のりも異なってくるという作りになっている。

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グリンプはそれぞれ文化系な人々っぽい設定が存在する。ちなみに彼はポレンを取ると回転が大きくなっていくのが超気持ちいい。
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スパイスは消費アイテムの扱いで、その回だけ特殊効果を得られるというもの。

 ちなみにゲームシステムは『Eden Obscura』のものを土台としつつも、結構ゲーム機向けに作り直されている印象。かなりサクッとプレイしやすくなっていた(個人的に、某超大作ゲームのレビュー作業という激務の合間に遊んでいたぐらい)。

 また本作ではローカル協力プレイにも対応。なお各ガーデンを象徴する楽曲は、サントラが各ストリーミングサービスで配信中。

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レベル形式で新たなガーデンやグリンプがアンロックされていく。