2005年(平成17年)12月10日は、Xbox 360が日本で発売された日。本日で発売から15周年を迎えた。

 Xbox 360はマイクロソフトから発売された据え置き型ゲーム機。北米では2005年11月22日に発売済みだったが、日本では少し遅れる形で上陸を果たした。この時代の次世代機と呼ばれたXbox 360、プレイステーション3、Wii(当時はコードネームのレボリューションと呼ばれていた)の3機種の中で、先陣を切って登場となったのが本機。世界初の“ハイデフ”ゲーム機として発売され、その高精細な画面の美しさにゲームファンの誰もが驚かされたものだった。当時はハイデフ(ハイデフィニション)という言葉がメディアなどで盛んに用いられていたが、いまではすっかり聞かず単にHDというワードで定着した感がある。むしろ現在は4Kや8Kのほうがよく聞くかもしれない。

Xbox 360が日本で発売された日。世界初のハイデフゲーム機として次世代機の先陣を切って登場。『アイドルマスター』や『デッド オア アライブ』シリーズも人気【今日は何の日?】

 IBMと共同開発したマルチコア型のCPUや512MBのメモリーを採用し、初代Xboxと比較して機能面を大幅にパワーアップ。すべてのソフトに対応しているわけではないが、後方互換機能もあり初代Xbox用ソフトも遊ぶことができた。

 マイクロソフトの日本発Xbox 360ファーストパーティータイトルにも力が入っており、坂口博信氏と鳥山明氏による『ブルードラゴン』(2016年12月7日発売)や、同じく坂口博信氏と井上雄彦氏、植松伸夫氏らが参加しての『ロストオデッセイ』(2017年12月6日発売)などには大いに驚かされた。

 また、マイクロソフトのXbox 360独占タイトルのほか、海外の人気作がいち早く遊べるのが大きな魅力。筆者は『ザ エルダースクロールズ IV:オブリビオン』をとにかく早く遊びたくて本機を購入。画面が非常にキレイだったXbox 360版『ファイナルファンタジーXI』とともに、数年単位で遊び続けていたのを覚えている。

Xbox 360が日本で発売された日。世界初のハイデフゲーム機として次世代機の先陣を切って登場。『アイドルマスター』や『デッド オア アライブ』シリーズも人気【今日は何の日?】
『ブルードラゴン』。
Xbox 360が日本で発売された日。世界初のハイデフゲーム機として次世代機の先陣を切って登場。『アイドルマスター』や『デッド オア アライブ』シリーズも人気【今日は何の日?】
『ザ エルダースクロールズ IV:オブリビオン』。

 『アイドルマスター』がXbox 360に登場したのは2007年1月25日。当初は本機の独占タイトルだったこともあって、日本のユーザーはこのタイミングでXbox 360を購入した人も多かったのではないだろうか。動画サイトなどでMAD動画がかなり流行したので、ゲームは遊んだことはなくても歌は知っているなんて人もいたはずだ。

 Xboxと言えば、『デッド オア アライブ』シリーズも忘れられない。格闘ゲームとしても人気が高いが、かわいい女の子たちとバカンスを楽しむ外伝的シリーズのひとつ『デッド オア アライブ エクストリーム2』も非常に話題を呼んだ。女の子と多彩なアクティビティに挑戦して楽しむのもよかったが、過激な水着姿をとにかく愛でるだけでも満足感が高かったように思える。とにかくいろいろな意味で注目されていた、忘れられない作品だ。

Xbox 360が日本で発売された日。世界初のハイデフゲーム機として次世代機の先陣を切って登場。『アイドルマスター』や『デッド オア アライブ』シリーズも人気【今日は何の日?】
『デッド オア アライブ エクストリーム2』。

 PCでも流用できるXbox 360用コントローラーは人気が高く、本体が一線を退いた後でも長年愛用している人が多かった。筆者のコントローラーもPC用として、2020年のいまも現役で活躍中だからすごい。

これまでの今日は何の日?