いまから32年前の1988年(昭和63年)12月2日は、ファミリーコンピュータ用ソフトの初代『桃太郎電鉄』が発売された日。

 『桃太郎電鉄』は、ハドソン(当時)から発売されたボードゲーム。現在も続く人気シリーズで、まさにいまNintendo Switch版の最新作が快進撃を続けている真っ最中といったところだ。もともとはファミコン用のRPG『桃太郎伝説』のセルフパロディ的な作品となっていて、おもな制作スタッフも『桃伝』と同様にさくまあきら氏や土居孝幸氏といった面々。筆者のようなおじさん世代にとっては、どちらかと言うと『ジャンプ放送局』のメンバーという印象が強いかもしれない。

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 全国を巡って物件を買い集め、最終的に総資産のいちばん高いプレイヤーが勝利となるのが基本のルール。スタートと同時に決められる目的地を目指して、参加プレイヤー全員で競争するのが定番となっているが、初代作品は目的地が全員バラバラだったから驚いてしまう。競争要素を多分に盛り込んだのは続編の『スーパー桃太郎電鉄』からで、この作品で現在も続く基本システムが作られたと言っていいだろう。筆者などはPCエンジン版の『スーパー桃鉄』をアホほどやり込んで日本の地名や特産品なんかを覚えたものだが、似たような経験をしたユーザーも大勢いたんじゃないだろうか。

初代『桃太郎電鉄』が発売された日。昭和から遊び続けられている鉄道をモチーフにした定番のボードゲーム。対戦プレイは白熱しすぎて危険!?【今日は何の日?】

 『桃鉄』の顔と言えば当然ながら桃太郎だが、もうひとり挙げるとなるとボンビーこと“貧乏神”になるかもしれない。誰かが最初に目的地に到着した際いちばん遠くにいるプレイヤーに取り憑くおなじみの貧乏神だが、コイツもまた初代作品には存在すらしなかった。

 登場したのはやはり『スーパー桃鉄』からで当時から悪逆無道な振る舞いで恐れられていた。なすり付けられると断然トップからの最下位転落も日常茶飯事で、何度、血涙を絞るはめになったかわからないほど。『スーパー桃太郎電鉄II』からはキングボンビーも登場してしまい手がつけられなくなってしまった。まあ、ミニボンビーは癒やしではあったが……。ちなみに貧乏神の見た目のモデルは“えのん”こと榎本一夫氏で、こちらもまた『ジャンプ放送局』でおなじみのメンバーのひとりだ。なお、筆者が『ジャンプ放送局』の熱心な読者だったのは改めて言うまでもないだろう(笑)。

 初代作品の発売から32年、『桃鉄』シリーズはさまざまなハードで登場し、たくさんの作品が生まれてきた。しばらく新作が出ない時期もあったが、現在はまた復活の兆し。2020年11月19日に発売されたばかりの『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』も好調で、発売から1週間後にはツイッターの『桃鉄』公式アカウントから50万本突破のアナウンスがあったほど。しばらく『桃鉄』シリーズから離れていたプレイヤーも、この年末のタイミングではじめてみるのもいいかもしれない。

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『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~』
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