2005年（平成17年）11月23日は、ニンテンドーDS用ソフト『おいでよ どうぶつの森』が発売された日。本日で発売から15周年を迎えた。
『おいでよ どうぶつの森』は任天堂から発売されたコミュニケーションゲーム。個性豊かなどうぶつたちと交流しながら、さまざまな季節イベントに参加し、緩やかな暮らしを満喫していく人気シリーズの4作目となる。
本作以前に発売されていたシリーズは、どれも初代作品の派生バーションといった風情で完全新作となる続編は『おいでよ どうぶつの森』が初めて。ようやくファンの念願が叶ったということもあってか、本作は世界中で爆発的なヒットを記録した。いつ見ても売上ランキングに入っているほどのロングセラーとなり、日本では500万本以上、全世界累計では1100万本以上のセールスを達成したのだから凄まじい。当時、各出版社が発売した攻略本もベストセラーになって話題になっていたが、今年（2020年）Nintendo Switchで発売された『あつまれ どうぶつの森』でも同じ現象が起きていてちょっぴり感慨深いものがあった。
ハードはゲームキューブからニンテンドーDSに変更。携帯性とタッチスクリーンでの操作の相性も非常によかった。社会現象とも言えるニンテンドーDS Liteの人気ぶりが、本作のヒットの追い風にもなったと思われる。ニンテンドーDS Lite本体といっしょに本作を購入したというユーザーも少なくないのではないだろうか。
2画面になったことで散歩中は上画面に空が映し出され、のんびりと星空や花火を眺めたり、空を漂う風船や飛行するUFOを見つけることもできた。横にした円柱が回転するように画面がスクロールするため、村全体の視認性も向上。まるで小さな惑星に住んでいるかのような気分も味わえた。
『おいでよ どうぶつの森』の発売タイミングに合わせて、ニンテンドーDSやWii向けのネットワークサービス“ニンテンドーWi-Fiコネクション”がサービスイン。ネットワークを介することで遠く離れた友だちの村へおでかけし、最大4人まで同時に遊べたのはちょっとした感動だったのではないだろうか。友だちの村を探索して珍しいものを見つけたときはワクワクしたし、釣り大会などでなぜか異様に盛り上がったりもした。チャットもできたので、他愛のない会話を楽しんだりもしたんじゃないかな。すれちがい通信でメッセージボトルを送ることも可能で、おもしろメッセージが届くこともあった。
なお、本作は現在Wii U版のバーチャルコンソールでプレイ可能。Wii Uさえ持っていれば、ダウンロード版を購入できる。
