2020年11月19日、タイトーからプレイステーション4版『バブルボブル 4 フレンズ すかるもんすたの逆襲』が発売日を迎え、同日にはNintendo Switch版『バブルボブル 4 フレンズ』も無料大型アップデートが行われた。新モード“すかるもんすたの逆襲”のレビューをお届け。
『バブルボブル 4 フレンズ すかるもんすたの逆襲』PV
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『バブルボブル』歴34年の記者が“すかるもんすたの逆襲”に挑戦!
『バブルボブル』は初代からプレイし、ナンバリングはもちろんスピンオフ作品もほとんどクリアーまでプレイしている編集者、ででおです。ニンテンドースイッチ版の『バブルボブル 4 フレンズ』本編は全ステージを★3つでクリアーして、EXTENDバブルもコンプリート済み。今回追加された“すかるもんすたの逆襲”も、さっそくプレイしてみたので、その感触をお届けする。
本編の表ステージをクリアーすると、メイン画面の左端にあるゲーム筐体の様子が変化する。本来ならばこちらの筐体は“おもいでアーケード”として初代アーケード版『バブルボブル』がプレイできたのだが、筐体の上には“みらいアーケード”と表示されている。
選択すると、ドット絵の塔が地面からせり上がり『BB4F すかるもんすたの逆襲』のタイトルが表示された。
ドット絵で描かれたタイトル画面とバブルンの姿は、いかにも1980年代の雰囲気。このモードのタイトルメニューはシンプルで、“START”と“TRAINING”のふたつのみとなっている。コンティニューはないが、到達したことあるステージまでならどのステージでも練習ができる仕組みだ。
つまり、全ステージクリアーを見たければ、全ステージをしっかり攻略し、通しプレイで踏破するしかないのだ。ストイックだが、その昔ゲームセンターで100円をいかに長持ちさせるかということを考え、攻略を楽しんでいたプレイヤーにとって、かなり“刺さる”システムだ。
さて、肝心のゲーム内容というと、システム自体は『バブルボブル 4 フレンズ』の本編を踏襲している。本編の進行状況に応じて、“ロングショット”や“サンダーバブル”などのスキルを装備可能なので、行き詰まったときは本編に戻って裏ステージを進めたり、EXTENDバブルを収集してスキルのレベルを上げるのがいいだろう。
自分がプレイしたときは、本編で使い慣れたサンダーバブルを持ち込んだが、“すかるもんすたの逆襲”ではステージをクリアーしてもスキルの使用回数が回復しない。本当に最終手段として残しておくのがよさそうだ。
なお、10の倍数ステージでは、このモードの看板キャラクターである“すかるもんすた”が登場する。すかるもんすたは完全に無敵で倒すことができないため、逃げ回りつつそのほかの敵キャラクターを狙うことになるのだが、いかにすかるもんすたを誘導するかを考えるのが緊張感があって楽しい
冒頭でも書いたが、自分は本編をかなりやり込んでいるので、全100ステージのうち半分くらいはサクッと踏破できるつもりでいたが、ステージ18で早くも壁にぶち当たった。
触れるとミスになるトゲがそこらじゅうにあり、定位置から動かない敵“チョッコン”のいる場所まで、泡に乗って移動するのが正攻法(?)だろうか。気流の流れが視覚的に見える、最新作ならではのステージだ。
バブルンの吐いた泡は一定時間で割れてしまうため、“どのルートで進むか”、“どこで新しい泡に乗り換えるか”、“泡の上では大ジャンプ? 小ジャンプ?”など、考える要素が山ほど出てきた。まだ全体の5分の1も進んでいないのに手ごわい!
難度は高いが、ゲームオーバーになってもトレーニングで攻略を練ることはできるし、考えることが楽しいので、いわゆる苦行には感じない。また、どうしても苦手なステージは、スキルを駆使してゴリ押ししてもいいし、最大4人でのマルチプレイで助け合いながら先を目指してもいい。
解法がひとつとは限らないところも、プレイを楽しく感じる要因のひとつだろうか。今後は、焦って踏破を目指すのではなく、1日1ステージを攻略するくらいのつもりで、じっくりプレイを楽しみたいと思う。
まとめ
本作は、シリーズの原点である『バブルボブル』、ユル~く楽しめる最新作『バブルボブル 4 フレンズ』、そして手応え抜群の『すかるもんすたの逆襲』という3つの遊びが詰まっているので、ゲーム好きな方なら誰にでもオススメできる1本だ。この記事を読んで、少しでも興味を持った方は、ぜひプレイして、「これぞゲーム!」な楽しさを実感してほしい。