ブシロードが2020年10月25日に配信を開始したスマートフォン用アプリ『D4DJ Groovy Mix』(以下、『グルミク』)。DJをテーマにしたメディアミックスプロジェクト『D4DJ』のアプリということもあり、ターンテーブルをスクラッチすることで流れてくるノーツの動きが変化したり、スライダーを動かしてエフェクトをかけられるなど、個性的なシステムが詰まったリズムゲームとなっている。
それゆえに本作独自のシステムが、ゲーム内の説明だけではすべてを把握できていない人も多いはず! そこで本記事ではわかりづらいシステムや初心者向けの編成のコツ、キャラクター育成のコツなどを紹介。リズムゲーム部分に惹かれてプレイしている人も、キャラクターに惹かれてプレイしている人も、まずはこちらの記事をぜひチェックしてほしい。
※情報はすべて2020年11月17日時点のものとなります。
ユニット編成&メンバー育成のポイントは?
まずはユニット編成について。本作では、メインメンバー4人とサポートメンバー4人の最大で8人を1ユニットとして編成可能。ふたつの違いとして、メインメンバーはステータスがすべて反映され、ライブ中にそれぞれが持つスキルが発動するが、サポートメンバーは、ライブ中にスキルが発動せず、反映されるステータスも約25%ほどとなっている。
このメインメンバーとサポートメンバーのステータスの合計がユニットの総合力となり、ライブ中のスコアに反映されるため、メインとサブはできるだけ埋めておくようにしたい。なお、サポートメンバーは、ゲーム開始直後は設定することができない。プレイヤーのランクが5、10、15、20と5ランク上がるごとに1枠解放されていくので、コツコツプレイしてランクを上げていこう。
レベルを上げてキャラクターの総合力をアップ
キャラクターの育成についても紹介。各キャラクターはEXPチケット(銅、銀、金、プラチナの4種類)を使用することで経験値が溜まり、レベルを上げることが可能。レベルを上げることでステータスが高くなり、ライブ中に高スコアを出しやすくなる。
EXPチケットはライブを行うことで手に入る。各難易度の達成報酬にもEXPチケットが用意されているので、難易度ごとに楽曲をプレイしてチケットを集めたいところ。とくにEASY、NORMALでスコアがSランク以上を出せるようになると、金のEXPチケットが最大で10枚手に入るので、キャラクター育成を進めたいという人は、ぜひ狙っていきたい。
なお、星3以上のメンバーはレベルを最大まで上げた後、必要な素材を集めることで“限界突破”が可能となる。
限界突破を行うと、レベルの上限が上がり、さらに育成を進められるように。星3は3回、星4は4回まで限界突破できるが、星4のほうが必要な素材が多く(とくにクリスタルの必要数が多い)、限界突破を行うことがたいへんなため、持っている素材に応じて限界突破するメンバーを決めたほうがいいだろう。
また、星4のキャラクターはレベル70~80までに必要な経験値が非常に多いので、限界突破自体は最大まで行い(限界突破時にステータスが上がるため)、レベルは70で止めておくというのも手段としてはアリ。
星3限界突破必要素材
1回目
- ピースS×50
- クリスタル×1
2回目
- ピースS×250
- ピースM×50
- クリスタル×1
3回目
- コイン×25000
- ピースM×250
- クリスタル×1
星4限界突破必要素材
1回目
- ピースS×100
- クリスタル×1
2回目
- ピースS×400
- ピースM×100
- クリスタル×3
3回目
- ピースM×400
- ピースL×100
- クリスタル×5
4回目
- コイン×100000
- ピースL×400
- クリスタル×10
スキルはレベルを上げると効果時間が延びる
各キャラクターが持つスキルにもレベルが設定されており、最大でレベル5まで上げられる。
レベルを1上げるごとにスキルの効果時間が1秒間延び、レベル1の状態では5秒間だったものが最大のレベル5になると9秒間発動できるようになる。おもにスコアアップに影響するので、ぜひスキルレベルも上げたいところだ。
スキルの発動条件は?
さきほど、メインメンバーしかライブ中にスキルが発動しないと書いたが、その発動の条件にも悩んでいる人もいるのではないだろうか。たとえば、どういった順番で発動するのか? また同じメンバーのスキルが2回発動しているような気がする……など。
スキルの発動に関しては、非常に単純でライブ中に赤い線が流れてきて、これがノーツをタップする位置にくれば発動する(ライブ設定で表示/非表示が可能)。
このときにいっしょに流れてくるノーツをタップしなくても自動で発動するので、スキルの発動に失敗するということはないのでこういったリズムゲームが苦手な人でも安心な仕様となっている。
肝心の発動する順番だが、メインメンバーのスキルが発動する順番は完全にランダム。ただし、ユニット編成でいちばん左に設定したメンバー(編成画面でDJとついているメンバー)のみ、メインメンバー4人全員のスキルが発動した後、5番目に再度スキルが発動する。そのため2回発動させたいスキルを持つメンバーをDJに設定しておくといいだろう。
ここまではユニット編成やメンバーの強化によるスコアの出しかたなどを紹介してきたが、これ以外にもメンバーのステータスを強化することが可能。それがクラブハウスのカスタマイズだ。
クラブのカスタマイズでステータスアップ!
ここでは、ライブ中に表示される機材などを自由に変更できるのだが、一部の機材には特定のメンバーのステータスを強化する効果を持っているものがある。全部で11種類の箇所にそれぞれ機材が設置でき、いまのところ10ヵ所にメンバーのステータスを強化する機材が用意されている。すべて設置すれば30%もの大幅な強化が可能だ。
ただし、機材とユニットがワンセットになっている点には注意してほしい。機材ごとに、機材名の後にユニットの略称がカッコで表示されており、そのユニットのメンバーのみが効果を受けられる形となる。自身の編成に応じて設置する機材を変える必要があるわけだ。
理想としては、同じユニットのメンバーを編成し、なおかつクラブハウスでそのユニットのパラメーターをアップする機材を設置するのがよいだろう。
ちなみに、ディスクにはユニットだけではなく、個別のメンバーひとりだけを強化できるものがある。こちらは“スペシャル交換所”にて“音の真珠”と交換が可能。その効果量は、該当キャラクター単体のみとなるが最大で12%もパラメーターをアップできるので、こちらも見逃せない。
ライブをプレイ中に気になる要素を総まとめ!
本作には、好きな楽曲をプレイできるフリーライブ、好きな曲を4曲連続でプレイするメドレーライブ、ほかのプレイヤーといっしょにプレイするマルチライブがある。
フリーライブやメドレーライブはノーツのタップに失敗し、テンションが0になると失敗となり、ライブが中断されてしまう。マルチライブではテンションが0になってもライブが中断されることはないが、かわりに、テンションが0になってからは獲得できるスコアが大幅に減少するといった特徴がある。
とは言うものの、各ライブともプレイするには時間で回復するボルテージが必要となるので、あまりリズムゲームが得意ではない方はボルテージを消費せず練習したいと思うのではないだろうか? そのために用意されているのがリハーサルという機能だ。
リハーサルで楽曲の練習やフルコン、スコア埋めなどを行おう
リハーサルは、ボルテージを消費することなくプレイできる機能で、ボルテージがなくなっても無限に遊び続けられる。さらに、ライブを最後までプレイすることで少ないながらも、メンバーの育成に必要なアイテムがもらえるのもうれしいところ。
また、本作ではライブ中にミスをせずにコンボをつなげた回数やその楽曲をプレイした回数に応じて達成報酬がもらえるのだが、リハーサルでプレイしていても、達成報酬がもらえるため、練習しながら報酬がもらえるお得なシステムとなっている。
マルチライブ独自のシステム“GROOVY TIME”
マルチライブ独自のシステムが“GROOVY TIME”。ゲーム中、マルチライブをしていると画面いっぱいに表示されるので、名前に見覚えがある人は多いだろうが、発動条件やその効果については、ゲーム内であまり説明されていないので、ここにまとめておく。
“GROOVY TIME”発動条件
- 特定のタイミングで表示されるゲージを制限時間内に最大まで溜める
- ゲージはノーツをPerfectでタップ、またはAuto設定の場合に溜められる
- ゲージは参加しているユーザーごとに設定されている
- 全員が最大までゲージを溜められれば、自動で発動する
この条件を満たすことで“GROOVY TIME”は発動する。つまり全員が協力しないと発動できないマルチライブならではの仕様となっている。
“GROOVY TIME”が発動すると一定時間、獲得できるスコアが約2倍になるという効果があるので、マルチライブでは積極的に発動させたい。逆に発動させられないと、スコアが大幅にダウンしてしまうため、できれば確実に発動させたい要素だ。
発動できるかどうかは、“GROOVY TIME”の発動前にもある程度わかり、画面に表示されるカットインで判断できる。
メンバーのカットインが出る=そのメンバーをDJに設定しているユーザーがゲージを最大まで溜めた、ということになるのでマルチライブに参加している人数のカットインが出ていれば“GROOVY TIME”の発動条件が整ったということになるので、参考にしてほしい。
さまざまなモードで自分にあったプレイを楽しめる!
本作にはリズムゲーム初心者から熟練者まで、さまざまなプレイヤーが楽しめるように4種類のモードが用意されている。マニュアルモード、ベーシックモード、DJモード、オーディエンスモードという、本作のモードについてここからは紹介していく。
- オーディエンスモード:すべてオートでプレイ
- DJモード:タップ操作だけオートでプレイ
- ベーシックモード:ディスク操作だけオートでプレイ
- マニュアルモード:すべてマニュアル操作でプレイ
一部の操作をオートにすることで、自分なりに難易度を調整できる。そのため、自分の実力に合わせてモードを変更することで、ライブ失敗の可能性が減り、快適にプレイしやすくなるだろう。
また、このモード以外に特定のノーツだけオートにするといったカスタマイズもできるため、まずは自分にあった設定でプレイしてみるのをオススメする。
細かな設定が可能なライブ設定
モードの設定だけでなく、レーンの長さのほか、流れてくるノーツの速さや大きさを変えることで、同じ難易度の楽曲でも結果はまるで異なるようになるので、こちらを調節してみるのもオススメ。(※バックスピン明度とオートプレイ明度の違いを紹介する写真以外は、写真を見やすくするためにオートプレイ明度のみ100%にしているが、それ以外はすべてデフォルトとなっている)
レーン設定
レーンの長さ
長さ0%(最小)
レーンの長さ
長さ50%
レーンの長さ
長さ100%(最大&デフォルト)
レーンの広さ
広さ80%(最小)
レーンの広さ
広さ100%(デフォルト)
レーンの広さ
広さ150%(最大)
判定ラインの高さ
高さ-10(最小)
判定ラインの高さ
高さ0(デフォルト)
判定ラインの高さ
高さ10(最大)
レーンの濃さ
濃さ0%(最小)
レーンの濃さ
濃さ50%(デフォルト)
レーンの濃さ
濃さ100%(最大)
ラインの濃さ
濃さ0%(最小)
ラインの濃さ
濃さ90%(デフォルト)
ラインの濃さ
濃さ100%(最大)
ノーツ設定
ノーツの速さ
速さ1.0(最遅)
ノーツの速さ
速さ6.0(デフォルト)
ノーツの速さ
速さ11.5(最速)
ノーツの大きさ
大きさ50%(最小)
ノーツの大きさ
大きさ150%(デフォルト)
ノーツの大きさ
大きさ200%(最大)
長押しラインの濃さ
濃さ0%(最小)
長押しラインの濃さ
濃さ100%(最大&デフォルト)
バックスピン明度
明度0%(最小)
バックスピン明度
明度50%(デフォルト)
バックスピン明度
明度100%(最大)
オートプレイ明度
明度0%(最小)
オートプレイ明度
明度50%(デフォルト)
オートプレイ明度
明度100%(最大)
DJ道の難関ポイント「CAPTAIN NEO~BOSS SCENE1」EXPARTの動画をチェック
最後に“DJ道”の“段級位認定”で難関ポイントとなる「CAPTAIN NEO~BOSS SCENE1」のEXPARTを、オーディエンスモードでプレイした映像を公開。同曲のクリアーを目指して、こちらの映像で正しいタイミングをチェックしてほしい。
【D4DJ】『CAPTAIN NEO~BOSS SCENE1』の譜面をチェック!【グルミク攻略】
ここまで、基本的なことでゲーム内の説明だけではわかりにくかったことをまとめて紹介してきた。
筆者もそうだったが、始めたばかりはDJの動きを取り入れた本作独自のシステムなどに戸惑うことも多く、把握するのにはそれなりに時間がかかった。しかし、筆者と同じように戸惑っている方やいまから始める方が本記事を読んで少しでも『グルミク』の疑問を解消してくれたら幸いだ。